双風亭日乗

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2005年5月19日 (木)

トークセッションのご案内



 21日の土曜日に、弊社が関わるトークセッションを開催します。ちょっと硬派な内容ですが、講師のおふたりはともに気さくな方で、硬いテーマを柔らかく話してくれることは確実です。


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JUNK 連続トークセッション


『冷戦文化論』(丸川哲史著、双風舎刊)出版記念


丸川哲史 × 米谷匡史


トークセッション『冷戦再考』


2005年5月21日(土) 18:30~


ジュンク堂書店池袋本店にて。


入場料1000円(ドリンク付き)


ご予約:03-5956-6111


http://www.junkudo.co.jp/newevent/evtalk.html


 旧ソ連と東欧の崩壊により、東西の冷戦は終わったと一般的には考えられています。とりわけ日本においては、冷戦にコミットしていたという実感がとぼしく、傍観者として他人事のごとく冷戦を眺めていたというのが実情であったように思います。一方で、東アジア諸国から見た日本は、冷戦に参加し、加担し、主宰していた国として認識されています。


 『冷戦文化論』の著者である丸川哲史さんは、こうしたギャップがそれぞれの国における歴史認識の違いから生じていると考えました。そして丸川は、冷戦にコミットしていた事実を日本人に気づかせる手段として、冷戦期の文化を再検討することを選びました。


 北朝鮮問題や中国と台湾の対立、歴史認識をめぐる日韓の温度差や大規模な反日運動など、東アジア情勢はいま揺れています。不安定な要素を抱えながらも、多くの韓国人や中国人が日本に長期滞在し、多くの日本人が観光レベルで韓国や中国、台湾を訪れています。


 揺れる東アジアの現状を理解するためには、冷戦の再検討が欠かせません。


 いまだからこそ、冷戦を問題にしなければならないことの意味を、若手研究者の丸川哲史さんと米谷匡史さんに徹底討論していただきます。


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