双風亭日乗

« おもしろい対談 | トップページ | 仲正×北田トークセッション »

2005年11月 5日 (土)

新刊2冊の重版が決定しました!



 いろいろありましたが、『限界の思考』を2000部ほど、来週金曜の出来予定で重版することにしました。広告・宣伝をほとんどしていないのに、ひとり出版社が刊行する人文書が、それも「対談本」が、このように版を重ねられるのは、著者のおふたりの力、読者人の方がたのあたたかい支援、そして書店人の方がたによる積極的な販売促進活動によります。宣伝力のない弊社の本が読者の目にとまるのは、書店の棚に平積みにしていただいているからであり、また口コミやブログで個人単位の宣伝をしていただいているからです。さらに、いつもながら取次のJRCには、絶大なるサポートをしていただいております。この場をかりて、みなさんに深く感謝いたします。


 一方、『デリダの遺言』も500部の重版が決まりました。来週金曜の出来予定です。仲正さんの底力を示すがごとく、予想以上に実売数・受注数が伸びております。


 今月10日には、東浩紀さん編『波状言論S改』が青土社から刊行されますが、この本の執筆者には宮台さんも北田さんも含まれます。定期購読していた「波状言論」を読むかぎりでは、内容が重なっている部分はあるものの、同書は『限界の思考』のライバルというよりも、相互補完的な位置づけの本になるような気がしております。


 したがって、ぜひともうまく連携しつつ、年末商戦に挑んでいければと考えています(青土社はどう思っているかわかりませんが……)。ひさびさに人文書が盛り上がりそうな雰囲気なので、「販促、販促!」です。宮台さんが雑誌「現代思想」の悪口を書いているからといって、それが双風舎の姿勢であるとは限りません。本がたくさん売れて、人文書業界が盛り上がって、著者の思考が読者に伝わって、読者が刺激をうけて、書店がもうかって、版元ももうかって、従業員の給料(弊社の場合、私の給料)が支払えれば、それでいいじゃありませんか(まあ、それでよくないのが「党派性」なわけですが、そんなものはドブに捨てたほうがいいかも)。


 とにかく、本は出た(出る)ことですし、東さんも積極的にイベントをやるようですし、弊社も年内にいくつかのイベントを仕込んでいますので、『波状言論S改』と『限界の思考』、そして『デリダの遺言』を核にしつつ(もちろん、他の刺激的な本が出れば、それらも含めて)、書店人や読書人を巻き込んだかたちで、人文書業界にちょっとした「祭り」を起こしたいものです。


 最後になりましたが、新刊2点が順調に売れていることへの感謝の意を込めて、『限界の思考』に掲載予定であった附録「三酔人社会学問答――千駄木の酒場にて――」を、近々、弊社のwebページにアップする予定です。ただいま筆者による最終校正中です。乞うご期待!。


| コメント (0) | トラックバック (0) |

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です:
新刊2冊の重版が決定しました!:

コメント