双風亭日乗

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2007年3月12日 (月)

アウトローの世界って、みんなはどう思っているのだろう?




「実話ナックルズGON」の増刊「本当にあったアウトローの話」が発売されました。久田編集長が退職してからも、ミリオン出版さんには「ナックルズ」を毎号、お送りいただいています。しかし、ばたばたしていたため、ここ数号は拙ブログで紹介できませんでした。申し訳ありません。



この増刊号は、おもに編集部員のヨイショ中山さんがアウトローの世界を体験取材するという、「ナックルズ」での連載が構成のメインになっています。毎号、楽しみにしている連載がまとめて読めるので、私にとっては嬉しい企画です。



あるときは歌舞伎町の裏ツアーを体験し、あるときは横浜・黄金町の風俗地帯を歩き、あるときはドラッグ密売人に成り下がったホストを取材し、あるときは極道のプライベートをのぞき見する。おもしろいではありませんか。アンダーグランドな社会でアウトローな人びとと接触するんですから、取材者である中山さんは、けっこうたいへんなんだと思います。ごくろうさまです。



いずれにしても、世間一般の人たちって、「ナックルズ」で紹介されるようなアウトローの世界に対して、どういう思いを抱いているんでしょうね。


自分と関係ないから、興味がない。あんな世界、子どもにはぜったいに見せたくないし知らせたくない。自分と関係ないけど、おもしろそう。自分と関係ないけど、どこかで自分とつながっているような感じもするので、すこし気になる、などなど。



いろんな経緯があって、極道になったり売春婦になったりする人がいる。その人たちのやっていることが非合法か合法かという点は、すこし考える必要はあろうと思います。でも、そういうアウトローな人たちの稼ぎの一部が、その人たちを取り締まる人たちにまわっていたりするし、アンダーグランドな社会が行き場のない人たちがたどりつく漂着点になっていたりしますよね。「ダメ」の一言で片付けてしまえるほど、単純な社会ではないでしょうし、単純な人びとでもないと、私は思ったりします。



小学校付近の道路に「あいさつ通り」などという名前をつけて、「みんなであいさつをしましょー!」なんて運動を推進している文京区のごとく、清く正しいことが絶対だといわんばかりの風潮には、あきれてものがいえません。そんな運動をしている地域のおっさんには、「おっさん、錦糸町のキャバレーで花びら大回転とかやったことあるでしょ!?」なんて聞いてみたくなります(笑)。



だから、アウトローやアンダーグラウンドが善だとは言いません。また、それらは一般社会からはあまりよく見えない部分の話なので、よくわからないからこそ不気味だと思い込んでしまう気分もわかります。まあ、極道の人たちが自分らのことを、一般の人びとによく知ってもらおうなどとは思っていないのかもしれません。それでも、「ナックルズ」などのおかげで、よく見えない部分がすこし見えるようになることは、けっして悪いことではないと思ったりします。



「ナックルズ」の記事をベタに信じてしまうのはどうかと思います。そのへんは、読む側のリテラシーの問題ですからね。しかし、「予約のとれない『真珠入れ』クリニックが大阪で大流行!」なんていう記事が増刊号の目次にあったりすると、リテラシーだ何だという前に、「なにそれ~!」と思ってついつい読んでしまう自分がいたりします。


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