双風亭日乗

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2007年4月30日 (月)

金曜日に、東陽町の運転免許試験場にいって、免許の失効手続きをやりました。

じつは、7カ月前に一度、手続きをやりに同試験場をたずねたのですが、住民票が本籍記載のものでないために、手続きが完了しませんでした。


で、金曜日に窓口をたずねると、係の人にこういわれました。

「免許が失効して半年以上たっているので、自動二輪は取り消しになり、普通免許は仮免許ね」

じつは、その数日前にネットで失効手続きについて調べたのですが、小さい文字で「仮免許が取得できます」と書かれた部分を見落としていました。だから、窓口でそういわれるまで、その日のうちに失効した免許を更新できるのだと勘違いしていたのです。20070430014552

けっこうショックでしたね。


20数年、当たり前のように普通と自動二輪の運転免許を所持していたのが、いきなり取り消し&仮免ですからね。

身から出たサビだとはいえ、一瞬、虚無感におそわれました。

免許の更新は、期日どおりにやっておくべきですね。しみじみ、そう思います。


どうしてこんなに油断してしまったのかというと、カンボジアで暮らしていたときには、失効していても3年以内であって、かつパスポートに海外滞在を証明する出国印と入国印が押してあれば、更新手続きが可能だったからなんです。だから「すこしくらいルーズにしてても、だいじょうぶだろう」と甘く見ていた。

ところが、制度はそんなに甘くはありませんでした。


さて、どうしましょう?

仮免許ですから、免許を取得するためには学科試験と実地試験を受験し、ともに6カ月以内に合格しなければなりません。

すでに、ここ数年は車の運転をしていないので、このまま失効してしまってもよいかなという気持ちが半分。いやいや、仮免許があるんだから、ためしにふたつの試験を「一発試験」でうけてみようかという気持ちが半分。

悩むところです。

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2007年4月30日 (月)

20070429114924 先週はまだ3分咲きだったつつじが、昨日いってみたら、だいぶ色づいていました。

連休に入って、谷中・根津・千駄木は人、人、人……。

どこにいっても、人がたくさん歩いています。


そういえば、不忍ブックストリートの一箱古本市が近所で開催されていました。

売場を4カ所くらいまわってみましたが、どこも人が立ち寄っていて、いい感じでした。

面識はないのですが、南陀楼綾繁さんが自転車で巡回しているのを発見!

来年は参加してみようかなあ、と思っています。

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2007年4月28日 (土)

20070315124405123_2 内藤さんが、国会議員を相手にいじめの講演をされたとのこと。

民主党の女性議員のみなさんが、『いじめと現代社会』を手に取っています。

うれしいですね。

読んでいるのが民主党の議員だからというわけではなく、この本が内藤さんの活躍により、国会議員「にも」届いていることがうれしいのです。

詳しくはこちらを→ http://d.hatena.ne.jp/suuuuhi/20070425

写真はこちらからの転載です→ http://www.kikuta-makiko.net/diary/files/6694a7acc32e8378c20cb267329b05c4-161.html

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2007年4月26日 (木)




いま見ているCBSドキュメンタリー(TBS系)によると、ナチスや強制収容所の実態が書かれたドイツの公文書(なんと5000万件)が、ようやく一般公開されたとのこと。知りませんでした。不覚。



単純に比較することはできませんが、ナチスの虐殺システムは、カンボジアのポルポト時代をそれ考えるための重大な参照項であることは確かです。落ち着いたら情報を集めてみようと思いました。



それにしても……。


「ナチス 公文書 公開」でググって出てきたあるブログに、こうして情報が開示されることによって「ナチスのホロコーストの規模が通説より遙かに小さいことが明らかになるだろう」という記述があり、あきれました。


この公文書開示の価値は、ホロコーストの規模が大きい小さいといった些末な部分にあるわけじゃないでしょう。為政者が推し進めた合理的な人殺しのシステムによって、実際に人が殺されたという歴史的事実を検証し、同じ愚行を繰り返さないために参照すべき第一級の史料だというところに、価値があるんじゃないのかなあ。


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2007年4月26日 (木)




あの事故から、もう2年が経ったんですね。



昨日の午前中にテレビをつけたら、遺族の代表者(弟を失った下浦さん)の言葉がNHKで放映されていました。下浦さんの横顔と言葉を、かなり長い時間でしたが、カメラは追い続けていました。


まず、普段は見慣れない超長まわしの映像に驚くとともに、他局がほとんど放映していないこの地味な映像を流しつづけるNHKを、すこし見直しました。



テレビで流す映像は、あまり同じシーンが長く続くと視聴者が飽きてしまうので、普通だと長くても10秒くらいが限度です。事件事故の現場の映像などは特例ですが。昨日のは慰霊式ですからね。あれだけ長まわしをするのは、なかなかの英断だと思いました。



はじめは書類を整理しながら見ていたのですが、いつのまにか食い入るように見ていました。インパクトのある映像でした。


下浦さんの言葉でもっとも印象に残ったのは、JR西日本への不信感がいまだに払拭されていないという遺族の気持ちを述べた部分でした。2年も経過しているのに、遺族からあのような不信感丸出しの言葉が発せられるということは、よほどのことなのではないかと思わざるをえません。



読売新聞によれば、「被害者に対する補償は、負傷者の約3分の2と示談が成立したが、遺族との交渉は進展していないとみられる」(ヨミウリオンライン、2007年4月25日)とのこと。


まあ、何が起きたとしても、通勤や通学で利用する人がいるのですから、JR西日本の利用者は簡単には減らないのでしょう。昨日の遺族の言葉を聞くと、同社がそんな実状に安住し、問題を先送りしていると思われても仕方がありません。


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2007年4月24日 (火)

1346794613 以下、おもしろかった記事です。

●酒鬼薔薇事件 封印された驚愕の真実と禁忌

●宜保愛子の真実 虚像と実像

●「タイガーバーム」のルーツを訊ねて

●‘異能者’たちの日常 清田益章の現在

●カリスマ・ロックスター hide ‘怪死’の真相

●長野「頭部杭打ち」殺人事件 ルポ

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2007年4月22日 (日)

●快 復

発熱と悪寒をともなった風邪でしたが、19日に丸一日ほど寝て、抗生物質を飲んで体内のウイルスを撃退しました。

ひとりと一匹出版社は、私自身と寅専務の体調管理が命です。私は、暴飲暴食をひかえ、しっかりと睡眠をとる。専務は、ちゃんとキャットフードを食し、ベランダでよく遊ぶ。それが一番です。


●講 義

金曜日は、T大の講義でした。パソコンから直接データを出力するスライドを、はじめて使いました。そもそも、プレゼン用のソフトを使用したのは、これがはじめて。本番では、一部の文字が見えないなど、多少のトラブルがありました。使いこなせば便利なツールなんだろうな、と思いました。これから修行します。


●新 刊

現在、仲正昌樹さんの新刊を準備中。6月中には刊行したいところです。前作は、「生き生き」がテーマでしたが、今回は「死」がテーマです。おもに現代思想で活躍した(している)10人の思想家について、「死」をキーワードに仲正さんが語ります。この本の原稿は、webページのリニューアルにともない、刊行前に順次公開する予定です。お楽しみに!


●自 殺

「ニューズウィーク日本版」2007年4月25日号の巻末グラビア「PicturePower」の記事は衝撃的でした。

インド有数の綿花地帯、マハラシュトラ州東部のビダルバ地方では、8時間に1人の割合で農民が自殺している。近年急増する自殺者数は、昨年1300人を超えた。後に残されるのは、家族の深い悲しみと絶望、そして多額の借金だ。

政府は02年、バイオテクノロジー業界大手の米モンサント社が開発した、害虫耐性のある遺伝子組み換え品種「Bt綿」を認可した。Bt種は従来のものより高価だったが、「殺虫剤を使わずに収穫量が倍増」とのふれこみに、農民たちは希望を託した。

だが期待ははずれた。綿かを食い荒らす害虫は消えない。たんがい施設が普及していないため、雨が降らなければ凶作だ。さらに貿易自由化でアメリカ産の綿花が流入し、綿の価格が下落。栽培コストが取引価格を上回った。

赤字をかかえた農民は金策に走るが、返済が滞っているために銀行融資は受けられない。行き着く先は高利貸しだ。雪だるま式にふくれ上がった借金に首が回らなくなり、最後には農薬を飲んで自らの命を絶つことに――。

インドは就業人口の6割が農民。Bt種を栽培する他の綿花地帯でも同じ悲劇が起きている。経済成長を謳歌する都市部の影で、貧しい農村が見捨てられている。

(同誌「IT繁栄インドの闇 拡がる死の綿花地帯」、74ページより)

2132656 この本文記事にくわえ、自殺した農民や残された家族、綿花価格の下落に抗議する農民などの写真が掲載されています。

こうした惨状を知っても、いま私には何もできません。でも、何もできないと開き直るのではなく、この記事を読み、写真を見たときの衝撃を、何もできないせつなさを、悲しい気持ちを、忘れないようにしたいとは思っています。

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2007年4月18日 (水)

20070416094907 ひさしぶりに風邪をひきました。


世は暗いニュースばかり。

長崎市長銃撃事件。

ヴァージニアでの無差別殺人。

いつ、どこで、何があるかわからない。

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2007年4月16日 (月)



●サンボマスター「僕と君の全ては日比谷野外音楽堂で唄え」をGet!



昨年の6月18日におこなわれたライブ映像を収録したもの。


チケットを持っていたのに、なぜかいけなかったこのライブ。


あのくやしさを胸に抱きつつ、大音量でDVDを見ていたら、「近所迷惑だよ」と家族に怒られました。



そのあと、奥田民生とサンボマスターが司会をするテレ朝の音楽番組(年に一度の放送らしい)をHDDで見ました。


番組内で奥田が、コブクロやチャットモンチーと競演するわけですが、山口がやたらと奥田をいじるのが目立ちました。奥田と山口は、いい関係なんですね。



その前の日、水道橋博士のブログを読んでいたら、エントリーの末尾に「サンボマスターの山口から電話」と書いてあり、このふたりは電話で何を話しているんだろうと、すこし気になりました(完全に余計なお世話ですが)。





●T大の講義初日



先週の金曜が初日でした。


名作「延安の娘」の池谷薫さん(ドキュメンタリー作家)や共同通信の常務理事らにまぎれて、味噌っカスのような気分で講義をさせていただくわけですが、初日は多くの学生が来てくれました。まあ、ガイダンスだから、そのうちどれだけの学生が履修してくれるのかはわからないわけですが。


次回からは、私の未熟な経験にもとづき、出版業のあまり明るくなさそうな未来と、それでも実際に働いてみると微かに見ることができる希望について、じっくり話そうと思っています。



●弊社webサイトのリニューアル



あまり機能していない現在の弊社webサイトと、このブログを統合し、ニフティーのココログにwebページを開設します。


昨日、コーディングが終了し、あとは日記や書籍一覧のテキストデータと画像を移植すれば公開できます。連載の準備などもあるので、おそらく公開まで10日から2週間くらいはかかると思います。



リニューアルに際して、目玉となる連載企画をふたつほど用意しました。


ひとつは、すでに告知した斎藤環さんと茂木健一郎さんの往復書簡。


もうひとつは、詳細が確定したらお知らせします。お楽しみに!



新しいwebページは、複数のブログを統合し、トップページから各ブログにリンクする構造です。


これはたいへん便利なのです。


「トップ」「書籍一覧」「連載」「会社案内」などが、それぞれひとつのブログになっているのですが、ブログだから、開設時にリンクの仕組みとデザインさえ決めてしまえば、あとはすべて自分で更新できます。


弊社の場合は、あるwebデザイナーに依頼して、HTMLで独自のwebページを構築してもらったのですが、そうすると構築した方に管理してもらう必要が生じてしまい、データのやりとりなどがけっこうたいへんでした。それで、ついつい更新を怠るようになってしまったり……。



以上のようなことですから、たぶんリニューアルしてからは、更新作業が遅れるようなことは、なくなっていくと思います。大企業のwebサイトも、どんどんブログ形式になっているようですが、自分でやってみるとその理由がよくわかります。使い勝手がいいですから、まじで。



この「双風亭日乗」も引っ越すわけですが、しばらくのあいだは本家の日記を転載いたします。


今後とも、なにとぞよろしくお願いいたします。



そういえば、いつのまにかページビューが40万を超えておりました。


拙ブログを愛読していただいているみなさんに、心より感謝もうしあげます。


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2007年4月15日 (日)




関西の営業代行でお世話になっている「るな工房」の山本さんが中心となって、Web評論誌『コーラ』が創刊されました。ぜひご一読を。



 ■■■Web評論誌『コーラ』創刊号の内容紹介■■■


 本誌は〈思想・文化情況の現在形〉を批判的に射抜くという視座に加えて、


〈存在の自由〉〈存在の倫理〉を交差させたいと思います。そして複数の声が


 交響しあう言語‐身体空間の〈場〉、生成的で流動的な〈場なき場〉の出現


 に賭けます。賭金は、あなた自身です。


 ★サイトはこちらです(すぐクリック!)。


  http://sakura.canvas.ne.jp/spr/lunakb/index.html


 ★Web等での本誌のご紹介も、よろしくお願い申し上げます。


 ●創刊の辞●


 方向感覚を研ぎ澄ましながら――論争的/論創的に


 「コーラ」編集委員会/山本繁樹


 ●シリーズ〈倫理の現在形〉第1回●


 「嫌倫家」末木文美氏への違和感


 ――『仏教vs.倫理』をめぐって


 広坂朋信


 ●連載●


 哥とクオリア/ペルソナと哥


 第1章 「クオリアとペルソナ」仮名序


 中原紀生


 「新・映画館の日々」第1回


 愛の再発明 あるいは愛される機械


 鈴木 薫


 発行日:2007年04月15日


 発行元:「コーラ」編集委員会/窓月書房


 http://sakura.canvas.ne.jp/spr/lunakb/index.html



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2007年4月15日 (日)




Thinkpad s30のバッテリーのリフレッシュがようやく完了し、ピックアップのために自転車で秋葉原のソフマップにいってきました。



久々のアキバでしたが、メインストリートは歩行者天国で、自転車では走りにくいくらい人がたくさん歩いていました。ソフマップのなかも人が多く、なんとなく「世の中、すこしは景気がいいのかも」と思ったりしました。私自身はからっきしですが。



メイド服を着た女の子やどっかの店の女店員が道ばたで写真撮影に応じていたり、ギャルゲーから飛び出してきたような娘がストリートライブをやっていたり。


街に活気がありました。


帰りに裏通りを走ったのですが、表通りにまけないくらい人がいっぱい歩いていました。



帰宅して、バッテリーをs30につなぎ、問題なく使えることを確認。


これでs30復帰作戦は終了。明日から、ばりばり使いましょう!


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2007年4月12日 (木)

20070411034329 雨宮処凛著『生きさせろ!』(太田出版)を読みました。

私たちは、暴走する資本主義に対し、もはや黙って追従することはできないという雨宮さんの気持ちが、ずっしりと伝わってきました。


構成は、シンプルです。雨宮さん自身がプレカリアート(「不安定さを強いられた人々」)という言葉と出会ったエピソードからはじまり、それが契機となって理不尽な労働環境で働く当事者の話を聞いてまわり、最後に専門家や運動の最前線にいる人から話を聞く、というものです。

花沢健吾さんのイラスト、いいっすね~。本田透著『電波男』(三才ブックス)のイラストもよかったけど、同書のも最高です!


当事者の話とそれに対する雨宮さんの感想を記したルポルタージュの部分までは、一気に読めました。専門家らの話に入ると、ちょっと読むスピードがダウンしてしまいました。まあ、すでに得ている情報が多かったのが理由かもしれませんが。

ワーキングプアや生存権の問題にはじめて触れる人には、専門家らの話があったほうがいいのかもしれません。私としては、力強いルポルタージュの部分だけでも十分に読みごたえがあったし、もうすこしルポが多くてもよいかと思ったりしました。


さて、同書で雨宮さんがあげた「生きさせろ!」という声。同書を読了して、私はまっさきに、「この声は、どこに届けばいいんだろう」と思いました。

当事者なのか。資本家なのか。為政者なのか。傍観者なのか。


とにかく、当事者には届いてほしいですね。

生存権があったり、労働基準法があったりして、自分らはある程度、法によって守られている存在なんだということに気づかず、みずからがおかれたワーキングプア的な状況をあきらめて受け入れてしまっている人が、おそらくたくさんいるんでしょう。

同書が、そういう人たちに気づいてもらうための契機となり、声をあげてもらうための契機となってほしい。飯場に集まる日雇い労働者やホームレスの人たち、そしてマンガ喫茶で暮らす人たちのなかで、みずからがおかれた環境に理不尽さを感じていたり、きっかけがあれば生活を変えたいと思っている人に、雨宮さんの声が届いたらいいですね。


でも、そういう人たちの手に、本というモノ自体が届きにくいという問題があります。本の存在を知らなかったり、知っていても買うお金がなかったり。大金持ちでこの問題に関心のある人が、大量にこの本を買って、飯場やマンガ喫茶でばらまいたりしたらいいのかもしれませんが(これが本来の意味でのボランティアだと私は思います)、そんな可能性は低いですよね。

そうなると、そこまでは生存がおびやかされていないが、その予備軍となりそうな不安を抱える人で、本を買えるような層の人たちが同書を買い、読み、声をあげる。そして、すでに生存をおびやかされている人たちの声をすくいあげたり、仲間として共闘したりするのが現実的なんでしょうか。


どうせ資本家や為政者は雨宮さんの声をスルーするでしょう。また、傍観者としての評論家や研究者、その他の一般読者だって、同書を読んで「重要な問題だ」とか「かわいそう」、「どうにかしなきゃ」と思ったり言ったりしながらも、具体的なアクションは起こさないんでしょう。これは悪気があって書いているのではありません。こういったらお終いかもしれませんが、生死に関わるような問題に直面する人たちのことを、安定した生活をしている人にわかれといってもわからないし、日々、いっぱいいっぱいで忙しく生活している人に反応を求めても、応答する余力が残っていないのではないでしょうか。


ならば、当事者が声をあげるしかないし、多くの当事者が大きな声をあげ、アクションを起こすしかないのではないか、と私は思っています。そして、生存権を脅かされる予備軍グループの一員として、私もできることはやろうと思っています。


雨宮さんの問題意識は、月刊誌『論座』(朝日新聞社)に「丸山眞男をひっぱたきたい」というエッセイを書いた赤木智弘さんのそれと相通じる部分があります。そして、そういう問題意識を、ある一定の年齢層(まだよくわかりませんが、ざっくりといえば20歳代から30歳代の「若者」)の多くが共有しているのは、おそらく確実なことだと思っています。

生存権をおびやかす状況を変えようというムーブメントの担い手は、まさにそのへんの年齢層の人たちになるでしょう。さらにいえば、そのムーブメントは、みずからがおかれた理不尽な状況を「あきらめなくっていいんだ!」と、当事者が気づくことからはじまるような気がするのです。本を読む、人から聞く、テレビを見る、新聞を読む……。気づきのきっかけは何でもいいんです。私はたまたま出版を生業にしています。だから、それを活かしたかたちで、気づきのきっかけとしての何か(やっぱ本なのかなぁ)をつくれればと思っています。


この手の問題を語ると、どうしてもイデオロギッシュになってしまいがちだし、啓蒙的になってしまいがちになります。しかし、もはやそんなことに四の五のいっている場合ではないんですね。そんな些末なことは気にせず、声をあげ、アクションを起こし、ムーブメントをつくることが重要なんだとつくづく思います。

生きさせろ! 難民化する若者たち

生きさせろ! 難民化する若者たち

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2007年4月11日 (水)

20070411034215 昨日、有楽町のガード下でおっちゃんが「ビッグイシュー日本版」を売っていたので、ひさびさに買ってみました。

同誌を手にとってびっくり!

表紙でいきなり、西原さんが「イシュー こうてや」といっているではありませんか。(右の写真参照)

さらに、定価200円のうち110円がおっちゃんたちの収入になるということを改めて知り、またびっくり。


本号の特集は「わからない? だからおもしろい」です。

西原さんのインタビュー記事も掲載されています。

ぜひご一読を。

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2007年4月 9日 (月)




藤井誠二さんの 実弟・藤井健仁さんが個展を開催します。



藤井健仁展


Takehito Fujii NEW PERSONIFICATION Vol.3


人形の融点・dolls at the Melting point


期  間: 2007.5.8~5.31


開廊時間: 11:00am-6:30pm


場  所: 六本木のストライプハウスギャラリー


〒106-0032 東京都港区六本木5-10-33-3F


TEL:03-3405-8108


会期中無休、入場無料


f:id:lelele:20070409042449j:image



宮台真司さんや荒木経惟さんもファン(もちろん私も!)である健仁さんの作品展に、ぜひぜひ足を運んでみてください!



健仁さんのwebページはこちら→ http://www2.starcat.ne.jp/~fujiibph/



※蛇足…そういえば、4月3日に丸善丸の内店で、藤井誠二さんと宮崎哲弥さんのトークセッションがありました。私はずうずうしくも、開演前の控え室に居座り、おふたりといろいろ話したわけですが、宮崎さんに「双風舎は、たまには売れるビジネス本を出した方がいいよ!」と助言をいただいてしまったのでした(笑)。つまり、良質なビジネス書で稼いで、もっと経営を安定させたうえで、人文書を出した方がよいという、たいへんごもっともな指摘でした。


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2007年4月 9日 (月)




先日、こんなファックスが届きました(写真参照)。



保存版!!出版社 社長様 必見です。


廃棄本、断裁本 捨てるならボランティアに役立てませんか!!


長期在庫、返品本、廃棄予定の本などございましたら、お見積もり後、買取いたします



ボランティア団体 本を贈る会 からのお願いです。


御社様に廃棄予定の本、(文庫、DVD付きブック、漫画等その他書籍全般)


などは御座いませんでしょうか、無料で回収、そして買取りに王子させていただきます。



私共は本を病院、児童擁護(原文ママ)施設、介護施設などの特定施設に無料贈呈する、ボランティアです。


病院や各種施設には本のコーナーが必ずあるのはご存じの事と思いますが、これらの本は入所者が置いていった本などもありますが、ほとんどは我々の様な民間ボランティアが贈呈しています。



本が足りません、ジャンルを問わずお気軽にお問い合わせ下さい。


(中略)


本をお譲り戴きました出版社より廃棄、断裁予定の書籍が現金化できる事、その書籍が社会貢献される事に当会への感謝の声がいくつも寄せられております。是非ご検討下さい


現在、120社の出版社様のご協力をいただいております。


お問い合わせ先(省略)


電話(省略)


メール(省略)



このファックスを読んで、この「本を贈る会」に本を提供する出版社はあるのでしょうか。さすがにないでしょう。うさんくさすぎるではありませんか、この文面。ツッコミどころ満載ですし。



●買い取る本の財源はいかに?


「注、」として「買取り本の価格は当ボランティアの趣旨に賛同いただいている協賛企業様(34社)からの寄付金にてお支払いするものです」とファックスには書かれています。


ふむふむ。出版社からの寄付金が、買い取る本の財源なんですか。ならば、せめて代表となる数社の社名くらいあげてほしいものです。そうしないと「ほんとかよ?」って思わざるをえません。



●寄贈することに対する「感謝の声」はいずこに?


買い取られた本が「社会貢献される事に当会への感謝の声がいくつも寄せられています」とファックスには書いてあります。いったいどこの誰がこの会に感謝しているのでしょうか。社会貢献とまで書いているんですから、個別具体的な団体名などを含めたかたちで、本を寄贈された側の声を紹介するのは当然だと思いますが。これも「ほんとかよ?」と思わざるをえません。



●買い取った本は、ほんとうに転売されないのか?


ファックス内の「注、」には、「バーゲンブックとして当会が販売、及び市場に流通させることはありません」と書いてあります。これをひるがえせば、バーゲンブックとして「同会が」消費者に直接販売することはないことと、新古書として「同会が」直接市場に流通させないということになります。つまり、同会がブックオフなどの業者に売り、その業者が同会から買った本を消費者に販売することはない、とは書かれていません。これでは「ほんとにブックオフに売らないの?」と思わざるをえません。



私はカンボジアで、「援助」や「貢献」を建前にして支援者から集めたお金を、個人的に使ったり、「援助」「貢献」以外の目的で使っているケースを、何度も目にしました。「それでもいいや」と思って支援してくれている器のでかい人にとっては、それでもいいかもしれません。でも、フツーの場合は、お金を集めるための建前以外で集めたお金が使われていたら、支援者は怒るのが当然でしょう。



本件の場合、本が買い取られることによって、支援者としての本を提供する出版社が一旦、「いい気分」になってしまうのがミソです。「いい気分」になれば、買われた本がどうなろうと知ったことはない、となりがちでしょう。本を買ってもらった出版社も「いい気分」になるし、本を買った人たちが転売すれば「いい気分」になれるんだからいいじゃん、と考えるかもしれません。



私は、在庫の山を買ってもらっても、本を買った人たちが転売しても、けっして「いい気分」にはなれませんね。すくなくとも、買われた本がほんとうに福祉施設や介護施設などに寄贈されているのなら、「すこしいい気分」になるかもしれません。しかし、そんなことをしてくれるのなら、別に買い取ってくれなくてもいいです。無料で差し上げます。



それに、買い取るにせよ、寄贈するにせよ、発行年月日が最近の本を弊社が同会に提供したら、新刊で出したときに定価で買ってくれた読者に対し、あまりにも申し訳ないじゃありませんか。たとえば、新刊として市場に流通させていたが、売れなくて大量の在庫を抱えたとします。それを三カ月後に同会へ寄贈または販売した。その本がブックオフなどで、大量かつ安価で出回る……。倫理とかは、あまり口にしたくありませんが、この状況はやはりマズいでしょう、読者に対して。



というわけで、私はこのファックスを読んで、即座に「うさんくさいボランティア」だなあと感じました。


ボランティアというマジック・ワードを入れると、たしかに文書内容の格調がすこしあがったような錯覚にとらわれたりするかもしれません。でも、ボランティアと銘打つのならば、最低限の情報として、支援する側(本を提供する出版社や趣旨に賛同している出版社)と支援される側(団体名、施設名、病院名など)の所在を明確にする必要があります。



そもそも私がボランティアと名の付くもの全般に、ある種のうさんくささを感じていることは、このブログで何度も書いたとおりです。


このファックスには電話番号が書いてあります。もしかしたら突撃レポーターのノリで、同会に連絡してみるかもしれません(笑)


担当者の方は、上記の疑問に対して、いったいなんて答えるんだろう?


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2007年4月 6日 (金)




後編がアップされました。



ココセレブSpecialインタビュー


三波豊和さん


読者との交流の場


ブログは僕にとっての劇場です


http://celeb.cocolog-nifty.com/interview/2007/04/post_f8a1.html



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2007年4月 6日 (金)




本日発売の号の「読み方注意」にコラムを書きました。


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2007年4月 6日 (金)




カンボジアに滞在中の98年あたりから、私はずっとIBM(現レノボ。ボノボみたいでまぎらわしい)のThinkpadというパソコンを使っていました。ランドクルーザーに積み込んで悪路を走り抜けても壊れず、乾いた赤土の砂塵にも負けず、日中は40度になる気温にもへこたれませんでした。


使ってみてつくづく思いますが、Thinkpadは頑強なマシンです。



帰国が決まってからは、主にデスクトップのパソコンを使用するようになりました。とはいえ、携帯性とデザインが気になり、発売直後に買ったのがThinkpad s30でした。6年くらい前のことです。以降、Thinkpadを購入していません。


その後、s30のハードディスクの回転時に、考えられないような雑音が響くようになり、持ち歩くことがなくなるとともに、使用率も減っていきました。ここ4年くらい、ほとんど使っていなかったのです。



しかし、今年度は大学の授業をいくつかやらねばならず、ノートパソコンが必要だと思い、s30復旧作戦を開始しました。作戦といっても、ハードディスクを換装するだけなのですが……。


換装は、カンボジア滞在時に一度やったことがありました。当時は優秀なクローンソフトなどなかったので、けっこうビビリながら、時間をかけてやったのを覚えています。



今回は、HTS541080G9AT00 (80G 9.5mm)というディスクを通販で買い、それをハードディスクケースに入れてs30とつなぎ、本体のハードディスクの内容を丸ごと、クローンとして新しいものにコピーしました。クローン作成には、試用版のAcronis True Imageを使いました。3時間くらいかけてデータをコピーして、いざ新しいハードディスクを装着したs30を起動してみると……、信じられないくらい静かなs30がそこにいるのでした。



ついでにOSの高速化を徹底しておこなった結果、起動中の音は静かになるし、動きも軽快になりました!


動画とかゲームなどのメモリを喰うソフトを起動しなければ、ぜんぜん問題なく使えそうです。


無線LANも内蔵されていますし。


このマシン、超お気に入りなので、復活してほんとうに嬉しいです。


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2007年4月 3日 (火)




気鋭の精神科医・斎藤環さんと人気絶頂の脳科学者・茂木健一郎さんの往復書簡を、5月末より弊社webページ(4月下旬にリニューアル公開の予定)にて公開いたします。



月に一通で5往復となる書簡のテーマは、「脳は心を記述できるのか?」(仮)です。


5月末に掲載予定の斎藤さんの書簡からスタートとなります。



話題の焦点は、茂木さんの提示する「クオリア」という概念になるかと思います。


つまり、この往復書簡の位置づけは、「クオリア」とは何かを再確認しつつ、科学における記述の可能性と限界を、精神科医と脳科学者が探る旅、となりそうです。



もちろん書簡を加筆・修正していただき、おふたりから「往復書簡を終えて」の原稿をいただいたうえで、弊社から書籍として刊行いたします。来年の目玉企画です。


斎藤ファンや茂木ファンのみならず、脳に関心のある方々にも、ぜひ読んでいただきたい企画となっております。



前述のとおり、書簡は、リニューアルでココログに引っ越す予定の弊社webページでの公開を予定しています。今度のwebページは、いくつかのブログを統合してつくったもので、現在のものより100倍くらい見やすく、読みやすいものになる予定です。ブログもそちらに引っ越しますが、しばらくは「はてな」にも日記の内容を転載します。



久々に胸がわくわくする企画と出会えました。


みなさんもぜひ、一緒にわくわくしてください。



乞うご期待!




斎藤環(サイトウ・タマキ)


1961年岩手県生まれ。爽風会佐々木病院診療部長。筑波大学医学部研究科博士課程修了。医学博士。専攻は、思春期・青年期の精神病理、病跡学、ラカンの精神分析、「ひきこもり」問題の治療と支援、そして啓発活動。


著書に『文脈病』(青土社)、『社会的引きこもり』(PHP新書)、『戦闘美少女の精神分析』(ちくま文庫)、『博士の奇妙な思春期』(日本評論社)、『ひきこもり文化論』(紀伊國屋書店)、『生き延びるためのラカン』(バジリコ)など多数。



茂木健一郎(モギ・ケンイチロウ)


1962年東京都生まれ。ソニーコンピューターサイエンス研究所シリアリサーチャー。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学理学系大学院物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。専攻は、脳科学、認知科学。


著書に『脳とクオリア』(日経サイエンス社)、『脳内現象』(NHKブックス)、『意識とはなにか』(ちくま新書)、『クオリア入門』(ちくま学芸文庫)、『脳と仮想』(新潮社、小林秀雄賞)、『ひらめき脳』(新潮新書)など多数。



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2007年4月 2日 (月)



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谷中の桜は、ほぼ満開でした。


娘の保育園つながりの人たちと花見をしました。


私は毎年、飲むものを飲んで、食べるものを食べると、すぐに寝てしまいます。


今年も満開の桜の下で、昼寝をしてしまいました。気持ちよかった~!


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2007年4月 2日 (月)




すこし遅れてしまいましたが、私が取材・執筆を担当した三波豊和さんのインタビューが、先週木曜から以下のページで掲載されております。今週木曜には後編も掲載されるので、ぜひご一読ください。



ココセレブSpecialインタビュー


三波豊和さん


芸能生活四十余年


素の自分をさらけ出すのが私の道


http://celeb.cocolog-nifty.com/interview/2007/03/post_96ef.html



私の年代ですと、三波さんといえば「意地悪ばあさん」を思い出すわけですが、最近はNHK教育で放映された「趣味悠々」の鉄道模型の回に出演し、密かなブレイクをしているようです。ブレイクの様子は、三波さんのブログでご覧になってください。


三波豊和の「こんな話あんな話」→ http://toyokazu.cocolog-nifty.com/blog/


なお、インタビュー記事のなかで三波さんが出した「お題」にコメントやトラックバックで答えると、抽選で任天堂Wiiが当たるかも!


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