「はしか」が全国で猛威をふるっていますね。
私が講義をやっている東京都文京区の大学では、休校にはなっていませんが、校門の前に注意を喚起する手紙が張り出されていたりしました。
後期から授業をやる予定の大学は、しばらく休校になっていました。
はしかがこれほど身近な問題になったのは、はじめてのことです。
最近、読売新聞は以下のように報じています。
はしか休校、小中高校・大学など延べ78校に
首都圏を中心に10代、20代に感染が広がっているはしかについて、厚生労働省は4日、今年4月以降、全国で休校した小中高校、大学などが延べ78校に上ったと発表した。
学年閉鎖なども含めると、計延べ103校になる。
厚労省は、今年4月1日~5月26日までに、はしかの発生で休校や学年閉鎖などを行った全国の学校(高等専門学校などを含む)を調査した結果、休校した学校はいずれも延べ数で、大学が29校、高校が22校、高等専門学校が9校の順で多かった。半数を超える42校が東京都内の学校だった。
また、学年閉鎖が17校、学級閉鎖が8校だった。
(2007年6月4日19時48分 読売新聞)
いうまでもなく、「はしか」は感染症です。感染する経路は多彩です。くしゃみや咳などを通して感染する空気感染や飛沫感染。ウイルスが付着した水や土などを通して感染する接触感染。つまり、ワクチンを接種していないと、ちょっとしたきっかけで感染する可能性の高い病気なんですね。
日本で感染症が流行ると、このようにニュースになりますが、私が住んでいたカンボジアでは、感染症が身近にありすぎて、集団感染してもニュースにはなりませんでした。腸チフスやパラチフスをはじめ、マラリア、肝炎、デング熱、狂犬病、コレラ、赤痢、エイズ、破傷風、結核などなど、まさに感染症のオンパレード。
日乗
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