双風亭日乗

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2007年6月29日 (金)

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新聞1面の下部に「サンヤツ」という書籍・雑誌の広告欄があります。「サン」は本文の3段分でこれがタテのサイズ、「ヤツ」は新聞の横幅を八つに切ったヨコのサイズを意味します。

この広告の掲載料は、新聞の規模や掲載する曜日、また広告のうまり具合によって違います。さらに、新聞社と直接やりとりするか、どの広告代理店をとおすか、によっても違ったりします。

以前、拙ブログで書いたかもしれませんが、私がK社にいたときの相場では、朝日が100万円、読売が30~50万円、毎日が10~30万円といった感じでしょうか。ときどき、広告代理店の人が来て、「社長、今度の日曜の読売、20万ですよ!」という感じで、掲載を誘われたりしました。5年くらい前の話です。

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2007年6月29日 (金)

好評連載中の仲正昌樹「思想の死相」。
今回は、「ベンヤミンの思想を読む」の第4回です。
ぜひご一読くださいませ。

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2007年6月27日 (水)

Akagipicture
「31歳、フリーター、希望は戦争」の赤木智弘さんが、TBSラジオ「Life」のパーソナリティで社会学者の鈴木謙介さんを批判しています。

「いまここ」の問題解決を主張するフリーター・赤木さんと、それを「俯瞰的な立場」で見守りつつ評価する社会学者・鈴木さん。

いろんな意味で、世の中に出回る(とくに書籍というかたちで)のは後者の立場の議論ばかりなので、前者の立場の議論をかたちにして世に送り出すことにも、意味はあるような気がしております。

赤木さん、ちゃんと原稿書いてね(笑)

深夜のシマネコ(赤木さんのブログ)

鶏口となるも牛後となるなかれ

http://www.journalism.jp/t-akagi/2007/06/post_222.html

ブログがぜんぜん更新できなくて、すみません。
編集作業に入ってしまうと、どうしてもブログ更新に割く時間が取れません。
今年の後半は企画が目白押しなので、更新が滞ることもあろうかと思いますが、週に数回は更新しようと思っています。

たまにはのぞいてみてください!

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2007年6月23日 (土)

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だいぶ前ですが、スプーンのある部分とある部分をつまみ、ある方向に力を入れると、簡単に曲がる、とテレビでやっていました。和田アキ子が出演していた番組かな。で、そのとおりにやってみたら、ほんとうに、一瞬のうちに、ほとんど力を入れなくても、簡単にスプーンは曲がりました。

スプーンといえば……。七〇年代から八〇年代にかけて、超能力者がスプーンを曲げる映像がテレビの各局で流され、超能力ブームが巻き起こりました。そのときに活躍した超能力者の「いま」を追いかけ、ドキュメンタリーとして放映し(1998年)、書籍として刊行した(2001年)のが森達也さんです。

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2007年6月21日 (木)

好評連載中の仲正昌樹「思想の死相」。
今回は、「ベンヤミンの思想を読む」の第3回です。
ぜひご一読くださいませ。

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2007年6月20日 (水)

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ご近所の往来堂書店に入ると、いきなり「なぜ」というポップが目に入りました。そして、ポップの近くに平積みされた本は、すべて新書。そうです、タイトルに「なぜ」がつく新書のフェアだったんですね。

たとえば、アマゾンで「新書 なぜ」で検索してみます。すると……、『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』(光文社新書)をトップに、なんと235件もの書名がリストアップされます。では、新書の「なぜ」は、なぜなのでしょうか?

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2007年6月19日 (火)

ただいま、仲正さんの新刊をつくっております。
連載中の「思想の死相」です。

原稿の整理や営業などで、更新が遅れてすみません。
カバーのデザインが決まりましたので、公開いたします。


さて、出版論をやっている東大の授業でしばしば話題になるのが、テキストデータのweb公開とその書籍化の問題。つまり、本にすべきテキストデータをwebで先行公開してしまったら、書籍化の際に売れなくなってしまうのではないか、ということですね。

斎藤さんと茂木さんの往復書簡を公開しはじめたときにも、webで公開せずに、いきなり本にすれば話題性もあるしインパクトもあるので売れるのでは、とどこかのブログに書かれておりました。もっともな考え方だと思います。

私は、ふたつの意味で、書籍化する予定のテキストを公開しています。ひとつめは、連載のパワーを利用させていただくことにより、より多くの人に弊社webページを訪ねていただくことです。会社の認知度を高める目的です。ふたつめは、話題性のある問題については、書籍化するからといって、話題に関連するテキストを出し渋るよりも、その話題が盛り上がっているときにテキストを公開するほうが、テキストの書き手にとっても、それを編集する者にとっても、満足のいく結果が得られる可能性がある、ということです。

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2007年6月16日 (土)

好評連載中の仲正昌樹「思想の死相」。
今回は、「ベンヤミンの思想を読む」の第2回です。
ぜひご一読くださいませ。

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2007年6月12日 (火)

Saku
まず、出版業界紙「新文化」のwebページに掲載された、以下の記事をお読みください。

東邦出版が6月23日に発売する『ぼく・・・。』(桜庭和志著)の全文を、6月8日から22日まで、章別にPDFファイル形式で無料公開。発売前の2週間を有効利用する新たな書籍PR戦略として取り組む。ヤフーは「ユーザーと出版業界を繋ぐ新たなムーブメントを作りたい」と説明。(出版業界紙「新文化」のwebページ「Shinbunka online」2007年6月11日)

つまり、本の発売前に期間限定で、全文をネットで公開するということですね。
このやり方は、ありだと思います。プレゼンテーションとして。

いま連載中の「思想の死相」は、全文を公開したあとで書籍化する予定でした。弊社ウェブページのリニューアルが遅れ、連載中の刊行になってしまいますが。

弊社の場合、事前に公開するだけでなく、刊行後もネットで全文を公開するつもりで、アマゾンの「なか見!検索」やGoogleの「ブック検索」に参加しています。いまは、すこし様子を見ている段階なので、「全文」ではありませんが。

いずれにしても、桜庭さんの本、発売前に全文を公開したことが、どう売上に結びついているのか、ぜひ知りたいところです。

こちらで『ぼく…。』の全文が読めます→ http://books.yahoo.co.jp/special/sakiyomi/sakuraba/

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2007年6月11日 (月)

Ronza
「グッとくる左翼」という特集や、赤木智弘さんの「丸山眞男をひっぱたきたい」への「知識人」による応答が掲載された「論座4月号」(朝日新聞社)は、完売になったと人づてに聞きました。人びとの活字離れがいわれて久しい今日この頃に、論壇系月刊誌が完売することは、ある種の珍事だといえましょう。

いずれにしても、この珍事を引きおこした「論座」は、最近、おもしろくなっていると個人的には思います。月刊誌の定期購読はしていませんが、このところ「論座」はほぼ毎号、買っています。

7月号の特集は「格差、保守、そして戦争。」でした。小林よしのりさんへのインタビューがあり、その小林さんの思想をきっちり分析している中島岳志さんの論考(「思想と物語を失った保守と右翼」)があるのは、とても親切。『中村屋のボーズ』(白水社)の著者でもある中島さん、若手で切れ味のよい論者として、今後もますます活躍するのでは。

雨宮処凛さんの自伝的な論文(「ロストジェネレーションと『戦争論』」)も興味深い内容でした。萱野稔人さんは、赤木さんの立ち位置を理解したうえで、妥当なお話をしています。ほんとうは、もっときっちり「書いて」もらいたかったなあ。

驚いたのは高原基彰さんの論考です。「赤木論文に見られるのは『自分にも既得権をよこせ、さもなくば「戦争」だ』という、恫喝的な不寛容性である」という、4月号に見られたサヨク系オッサンたちと同じようなコメントを、高原さんが記すとは思っていませんでした。

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2007年6月 8日 (金)

「はしか」が全国で猛威をふるっていますね。
私が講義をやっている東京都文京区の大学では、休校にはなっていませんが、校門の前に注意を喚起する手紙が張り出されていたりしました。

後期から授業をやる予定の大学は、しばらく休校になっていました。
はしかがこれほど身近な問題になったのは、はじめてのことです。

最近、読売新聞は以下のように報じています。

はしか休校、小中高校・大学など延べ78校に

首都圏を中心に10代、20代に感染が広がっているはしかについて、厚生労働省は4日、今年4月以降、全国で休校した小中高校、大学などが延べ78校に上ったと発表した。
学年閉鎖なども含めると、計延べ103校になる。
厚労省は、今年4月1日~5月26日までに、はしかの発生で休校や学年閉鎖などを行った全国の学校(高等専門学校などを含む)を調査した結果、休校した学校はいずれも延べ数で、大学が29校、高校が22校、高等専門学校が9校の順で多かった。半数を超える42校が東京都内の学校だった。
また、学年閉鎖が17校、学級閉鎖が8校だった。
(2007年6月4日19時48分 読売新聞)


いうまでもなく、「はしか」は感染症です。感染する経路は多彩です。くしゃみや咳などを通して感染する空気感染や飛沫感染。ウイルスが付着した水や土などを通して感染する接触感染。つまり、ワクチンを接種していないと、ちょっとしたきっかけで感染する可能性の高い病気なんですね。

日本で感染症が流行ると、このようにニュースになりますが、私が住んでいたカンボジアでは、感染症が身近にありすぎて、集団感染してもニュースにはなりませんでした。腸チフスやパラチフスをはじめ、マラリア、肝炎、デング熱、狂犬病、コレラ、赤痢、エイズ、破傷風、結核などなど、まさに感染症のオンパレード。

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2007年6月 8日 (金)

好評連載中の仲正昌樹さんによる「思想の死相」。
今回から『複製技術時代の芸術』や『パサージュ論』で有名な思想家、ヴァルター・ベンヤミンを取り上げます。
ぜひご一読ください!

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2007年6月 7日 (木)

いまや人材派遣会社として有名なグッドウィルという会社。
バブル期にディスコ「ジュリアナ」を経営していた人がやっているといったことや、社名に「善意」を名乗る傲慢さといったことは、この際、どうでもいい。問題は「コムスン」です。

グッドウィル系列の訪問介護業「コムスン」が、介護保険料を不正請求していた問題が、日々報道されていますね。報道された内容のなかで、不思議に感じることがありました。それは、厚生労働省から強力な行政処分をくらったコムスンの全事業を、グッドウィルが子会社の日本シルバーサービスとやらに「譲渡」することにより、行政処分をくらったコムスンの全事業がそのまま継続されることです。

ということは、親会社はグッドウィルで変わらず、したがって不正を容認(推進?)していた経営陣も変わらず、末端で働く人びとも変わらないんですよね。各地の自治体から行政処分をくらう前に、事業所を廃止してしまうというようなことも、平気でやっているんですよね。

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2007年6月 4日 (月)

同日記に紹介された直後から、連載ページのアクセス数が急増。
すでに「双風亭日乗」(今日まで418日ほどつけています)の、これまでの最高アクセス数を超えています。
すごいの一言です。

http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2007/06/post_c7a5.html

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2007年6月 1日 (金)

好評連載中の仲正昌樹さんの「思想の死相」。
今回は、「アドルノの思想を読む」の最終回で、「『啓蒙する理性』によって顕在化する文明の野蛮性」。

次回から「ベンヤミンの思想を読む」となります。

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2007年6月 1日 (金)

「連載 脳は心を記述できるのか」について

以下の斎藤環さんの手紙は、本来、茂木健一郎さんと「脳は心を記述できるのか」というテーマで往復書簡をおこなうという前提で書かれたものです。残念ながら、いまだに茂木さんからの復信は来ておらず、この連載企画は第1回で頓挫しております。

いずれにしても、マスコミが茂木フィーバーとなっている現状で、ここまできっちりと茂木さんに懐疑的な意見を表明した斎藤さんに敬意を表しつつ、この第1回分の手紙については掲載しつづけることにいたしました。

では、以下は斎藤さんから茂木さんへの手紙です。

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2007年6月 1日 (金)

斎藤環さんと茂木健一郎さんの往復書簡。

本日、斎藤さんから茂木さんに宛てた第一信「『価値のクオリア』は存在するか?」をアップしました。
左のサイドバーにあるバナーをクリックすると、お読みいただけます。

第一信は、茂木さんの「クオリア」概念に対する、斎藤さんの疑問が提起されています。ぜひご一読くださいませ。

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