2007年10月10日 (水)
「プリンツ21」水野晴郎特集
「プリンツ21」というおもしろい雑誌があります。年4回発行の季刊で、毎号、ひとりのアーティストを特集するという、最近では貴重なつくりの雑誌です。
このプリンツを率いているのが、「構造汚職」という言葉を造った評論家の室伏哲郎さん。室伏さんといえば、私なんぞは「朝日ジャーナル」あたりで硬派な汚職批判の記事を執筆していた方だという記憶があります。
その室伏さんは美術評論家としても高名で、とりわけ版画に関する造詣が深い。というわけで、もとは版画を紹介・普及させる目的で出した雑誌が、現在の「プリンツ21」につながっているんですね。
ここ1年間の特集は、蜷川実花さんや金子國義さん、高田純次さんなど。さらにバックナンバーを調べてみると、恋月姫さんや安野モヨコさん、浅井忠信さん、会田誠さん、美輪明宏さん、そして私が敬愛する忌野清志郎さんも登場しています。
先月末に発売された最新号の特集は、映画評論家・映画監督の水野晴郎さんです。いまや映画「シベリア超特急」シリーズで有名な水野さんの横顔を、さまざまな角度から見つめています。日本有数の警察マニアだったりするんですよ。
ぜひぜひ読んでみてください!
prints (プリンツ) 21 2007年冬号 特集・水野晴郎 [雑誌]
日乗 | コメント (0)
| トラックバック (0) |
コメント