2007年10月22日 (月)
これが俗流若者論だ!
若くはない、もしくは若者でない話し手が、「最近の若者は……」という紋切り型の若者批判を展開する。後藤和智さん(『ニートって言うな』[光文社新書]の執筆者のひとり)は、これを「俗流若者論」と名付けました。
産経新聞で配信された以下の記事における広島県知事の発言は、まさにソレです。みなさん、俗流若者論のサンプルとして、よーく覚えておきましょう(笑)。
「盛り場うろつくのどうか」 米兵集団暴行で広島県知事
10月21日20時16分配信 産経新聞
山口県岩国市の米海兵隊岩国基地所属の海兵隊員4人が広島市内で10代後半の日本人女性に集団で乱暴したとされる事件を受けて、広島県の藤田雄山知事が「盛り場でうろうろしている未成年もどうかと思う」などと発言していたことが21日、分かった。
県によると、藤田知事は20日に広島市内で開かれた「日本女性会議2007ひろしま」でのあいさつで、「朝の3時ごろまで盛り場でうろうろしている未成年もどうかと思うが、米兵による暴行事件が起きた。誠に遺憾で強く抗議したい」と述べた。
藤田知事は「本意は犯罪に遭わないためのリスク管理について、一般論として言及しようとした。事件が事実であれば、その原因は当然加害者側にある」と説明している。
日乗 | コメント (0)
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