双風亭日乗

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2007年11月30日 (金)

いやいや、赤木さんとその著書『若者を見殺しにする国』が多くの雑誌に取りあげられています。

まずは、すでにお知らせした「週刊SPA!」12月7日号「エッジな人々」に赤木さんが登場。もちろん本も紹介されています。これは4ページにわたる記事です。

つづいて「週刊朝日」12月7日号(いま売っている号)。p110に高橋源一郎さんによる書評が掲載されました。1ページ丸ごとです。

さらに「SIGHT」冬号(ロッキング・オン)の「日本一怖い!! ブック・オブ・ザ・イヤー2007」に、これも高橋源一郎さんの選書として取りあげられています。p126からp128です。こちらは高橋さんと斎藤美奈子さんの対談形式で3ページ。

くわえて、これから掲載されるものですが、「週刊文春」12月13日発売号「著者は語る」に、赤木さんとその著書が登場します。これも1ページ丸ごとです。

弊社の本がこれだけ書評に取りあげられるのは、はじめてのことです。出版社のオヤジとしては、やっぱり嬉しいものですね。

赤木さんのおかげです。ありがとう!

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2007年11月30日 (金)

Boro
1979年に発売された萩原健一の「大阪で生まれた女」。
いわずと知れた名曲ですが、この曲の作詞・作曲はシンガーソングライターのBOROです。BORO自身も、この曲を同年にリリースしています。

話が飛びますが、あるイケメン作家と数日前に、恒例のカラオケ歌合戦をやりました。私は、彼が歌うBOROの「ネグレスコ・ホテル」が大好きで、この日も歌ってもらいました。

それで火がついてしまいました。どうしてもBOROの声が聴きたくなり、即日、アマゾンでベスト盤を購入。「やっぱりいいねえ~」なんて思いながら、アルバムを聴いていたわけですよ。

ベストですから、「大阪で生まれた女」も当然ふくまれています。そして、ラス前の「ネグレスコ~」が終わり、ラストの「大阪で~」がはじまりました。すると……。

(あれ? アレンジも歌詞も、俺の知ってるやつと違うじゃん?)

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2007年11月30日 (金)

明日になりました。
反戦と抵抗の祭のブースで本を販売いたします。
ぜひ、いらっしゃってください。

以下、イベントの詳細です。

反戦と抵抗の祭<フェスタ>2007――生きのびる
http://blog.livedoor.jp/r_festa/

12月1日(土)(開場 12:30)13:00-21:00 千駄ヶ谷区民会館
JR原宿駅から徒歩10分 神宮前 1-1-10(資料カンパ500円)

04年から続けられている反戦と抵抗の祭。今年は農業から原発、労働問題などたくさんのテーマが登場します。話しを聞きたい方、話したい方、話とかいいから楽しみたい方も(?)、歓迎ですのでどしどしいらしてください。

第1部

(1) 反グローバリズム 13:00-13:45
反G8 [報告] 成田圭祐(Irregular Rhythm Asylum、NO! G8 Action)×木下茅(NO! G8 Action)
農と食
[報告] 相川陽一(社会学・農業見習い)と若手農業者×抵抗食の会(仮)
[司会] ペペ長谷川(不安定雇用層)

(2) 死刑 14:00-14:30
死刑廃止─わたしの立場
[話し手] 永井迅(統一獄中者組合)

(3) 原発 14:40-14:55
[報告] アツミマサズミ(平和の白いリボン行動東京グループ)

(4) 反戦 15:05-15:50
[報告] 外間三枝子(沖縄一坪反戦地主会・関東ブロック)×大西一平(立川自衛隊監視テント村)
[司会]茂木遊(戦争に反対する中野共同行動)

第2部

デモ 16:15-17:40
能書きタラタラこくのにうんざりしてるんだったらオモテに出ればいいじゃない。
【進路】 千駄ヶ谷区民会館前→明治通り→青山通り→表参道→原宿駅前→千駄ヶ谷区民会館前
【バンド】 The Happening, Voco Protesta, aiena, 赤い疑惑 他(予定・順不同)
【DJ】 meenie(エスコーラ・ヂ・サラヴァ・オベヤ),mixnoise,∞+∞+∞= 他(予定・順不同)

第1部 (5)

労働 18:00-18:45
[報告] 日雇い派遣現場で働く仲間+関根秀一郎(派遣ユニオン)
[司会] 梶屋大輔(グッドウィルユニオン委員長)

第3部

プレカリ討論 19:00-20:30
「戦争は貧者を求める。貧者は戦争を求めるか」
[提起] 赤木智弘(フリーター、双風舎『若者を見殺しにする国』)×海妻径子(岩手大教員、作品社『近代日本の父性論とジェンダー・ポリティクス』)×植本展弘(賃金労働者、『アナキズム』誌編集委員)
[司会] 雨宮処凛(作家)、山口素明(フリーター全般労働組合)

主催:反戦と抵抗の祭〈フェスタ〉2007実行委員会
連絡: 東京都新宿区新宿1-30-12-302 新宿事務所気付
TEL: 070-5587-3802
E-mail: war_resisters_fes@yahoo.co.jp

【お知らせ】当日は各種取材が入ります。顔を撮影されたくない方は適宜ご対応ください。

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2007年11月27日 (火)

本日発売の週刊SPA!に赤木さんが登場。なんと4ページにわたる特集記事です。

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2007年11月26日 (月)

文化系トークラジオ Lifeを聴きました。
今日のゲストは、『ウェブ炎上』(ちくま新書)の著者で、『バックラッシュ!』(弊社刊)のコーディネーターでもある荻上チキさんでした。

チャーリーこと鈴木謙介さんがとても元気。水を得た魚のようで、好感が持てました。ゲストのチキさんも上手におしゃべりしてました。

ところで、この「Life」という番組についての私の感想は、南陀楼綾繁さん(ライター、編集者)が的確に書き記していますので、以下に引用します。

帰りの電車で、昨夜から読んでいた、鈴木謙介・仲俣暁生ほか『文科系トークラジオLife』(本の雑誌社)を読了。TBSで深夜にやっているラジオ番組を一冊にまとめたもの。最初から最後まで、ずっと違和感が消えず。パーソナリティーは1964年~76年生まれなので、ある程度共有している経験はあるが、この人たちが話していることを聴くと、同じ時代に生きていた(生きている)ことが、どうも信じられないのだ。
http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20071114

私は1964年生まれなので、ネタが共有できるギリギリの世代なのかもしれませんが、聴いていると「浮世離れしてるなあ」と思うことがあります。つまり、誰がこれを聴いているんだろうなあ、かなりピンポイントなんじゃないのかなあ、と思ったり。また、トークの展開も、諧謔(かいぎゃく)や韜晦(とうかい)が流行ったいつぞやの時代を繰り返しているように思えたり。ほんと、勝手なことをいって申し訳ないのですが……。

まったく関係ないのですが、先日、赤木智弘さんと話していたら、「戸川純、いいっすよ」なんて話が出てびっくり。youtubeやニコニコ動画で「レーダーマン」という曲がアップされ、多くの人がそれを見聞きしていて、またびっくり。「レーダーマン」って、カラオケでの私の持ち歌なんですが、知っている人がすくなすぎて、歌うと浮いてしまうのが常でした。

この歌が、カラオケで堂々と歌える時代がおとずれるなんて、思ってもいませんでした。戸川純って歌がすごくうまいし、バックバンドのヤプーズの演奏も一流だったし。まさに温故知新といった感じで、ちょっと嬉しいです。

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2007年11月21日 (水)

数日前、テレビ東京の夜のニュース番組で、日本を含めた何カ国の「電車内と駅構内のアナウンス」を比較する特集を組んでいました。なかなか興味深いネタだったので、すこし考えてみましょう。以下、比較の結果を要点のみ書いてみますね。

日本の電車。駅構内も車内も、マナーを促すアナウンスが多い。
中国の電車。駅構内と車内のアナウンスは、日本とほとんど同じ。
韓国の電車。駅構内と車内でのアナウンスは、必要最小限のみ。ただし、車内でモノを販売(違法)している人の声が騒がしい。
アメリカの電車。韓国と同じで、アナウンスは必要最低限。
ヨーロッパの電車の多くでは、駅構内や車内のアナウンスはアメリカと同じ。

そもそも、駅構内のアナウンスは、電車の出入りの際に注意を促したり、電車の行き先を告げればことが足りますよね。そして、車内のアナウンスは、行き先や到着駅、次の駅などを案内すればいい話です。ですから、アメリカやヨーロッパの「必要最低限」が、駅構内と車内でのアナウンスの基本だと考えてもいいと思います。

そうなると、なぜ日本や中国では、過剰とも思えるほどに、駅構内や車内でアナウンスがおこなわれるのかという点が、この特集のポイントだといえましょう。あらためて調べなくても耳に残る、「整列乗車に……」「携帯電話のご使用は……」「手荷物は……」というやつですね。たしかに、日本の場合ですと、アナウンスの内容はマナーに関するものがほとんどです。

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2007年11月12日 (月)

赤木さんの本に対するコメントを、宮台真司さんからいただきました。
以下、全文を掲載いたします。

赤木智弘著『若者を見殺しにする国』へのコメント
by 宮台真司


1990年代以降の東京郊外、あるいは首都圏の端っこ。
そんな地域に漂う空気とその匂いが伝わってきます。

匂いを伝える小説、ならば従来ありましたが、論説は珍しい。
実は赤木氏の論説が「匂いを伝える」こと自体が「問題」を象徴しています。

そう、彼が主題とする若年非正規雇用問題について、匂いに鈍感な論説が多すぎるという「問題」。
匂いに鈍感なままどんなに正論を連ねても、人々は動機づけられず、物事の手当ては見当外れになる。

僕も85年から96年までの十年余り、売買春フィールドワークで北海道から沖縄まで回わりました。
バブル崩壊の翌92年頃、地方が急速に空洞化し始めたこと、背後に対米追従外交があることに気付きます。

対米追従を支えるのは、対米ケツナメを右だと考える馬鹿右翼と、護憲平和を左だと考える馬鹿左翼。
右はアジアを敵に回して自立に必要な重武装化のチャンスをつぶし、左は米国軍事力への依存を平和と呼ぶ。

冷戦が終わったのに、対米追従の永続を前提とした権益と利権の鍔迫合いをする政界・官界・財界。
平成不況と対米追従ネオリベ策のダブルパンチで、集権的再配分が滞り、地方が著しく空洞化します。

本来なら――欧州がそうであるように――「閉ざされた談合主義」から「開かれた談合主義」へのシフトが必要なのに、
騙された国民は「談合主義(再配分主義)」一般がイケナイのだと思い込み、対米追従ネオリベ策に喝采しました。

取材を通じて、空洞化した地方都市で売買春する主婦や女子高生が漂わせていた匂いはどんどん強くなるばかり。
なのに、匂いに鈍感な「左右の識者」が規範や道徳を唱えていましたが、こうした糞野郎は増えるばかり。

「匂いに鈍感な糞野郎」が正論を唱える中、本書の正誤を逐条的に議論しても仕方ないでしょう。
この本で「匂いに鈍感な糞野郎」の存在が実名を挙げて暴露されていること、それが最も重要だと思います。

『若者を見殺しにする国』。
僕はこうした「匂いを伝える論説」を心から愛し、匂いに鈍感な馬鹿右翼と馬鹿左翼を心から憎みます。

(2007年11月12日)

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2007年11月11日 (日)

Tori2
今日の午前0時からはじまるとのことで、いってきました。浅草・鷲神社の酉の市。
鷲神社は、我が家から歩いて3分のところにあります。

この時間、いつもなら誰も歩いていない歩道に人があふれています。「ベビーカステラ」「お好み焼き」「もつ煮込み」などなど、多くの屋台が出店し、どこも賑わっています。

鷲神社に到着すると、境内には熊手を売る店がずらっと並び、いたるところで三本締め。
小雨がぱらついてきたので、人で溢れる境内をなんとか抜けだし、いま帰宅しました。

Tori1
しかし、こんな時間に信じられないくらい多くの人で賑わっているんですが、電車もバスもないわけですよ。みんな車で来てるのかな。近所の人が多いのかな?

いずれにしても、祭りっていいですね。こういうのを風物詩というのでしょうか。明日は用事があるけれど、今年は二の酉まであるので、23日もいってみようと思います。

以下、参考まで。

酉の市@ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%85%89%E3%81%AE%E5%B8%82

浅草・酉の市 公式ウェブページ
http://www.torinoichi.jp/

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2007年11月 9日 (金)

web上での反響をいくつかご紹介します。

池田信夫blog(池田信夫さんのブログ)

若者を見殺しにする国
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/6daa5dedc82287a32f3dbad99e1df878

EU労働政策雑記帳(濱口桂一郎さんのブログ)

赤木智弘氏の新著
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/post_c3f3.html
赤木智弘氏の新著その2~リベサヨからソーシャルへ
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/post_2af2.html

雨宮処凛がゆく(雨宮処凛さんのブログ@マガジン9条)

若者を見殺しにする国、の巻
http://www.magazine9.jp/karin/071107/071107.php

女子リベ(安原宏美さんのブログ)

赤木智弘さん、出版おめでとう
http://ameblo.jp/hiromiyasuhara/entry-10054223104.html

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2007年11月 8日 (木)

新刊『若者を見殺しにする国』のスタートダッシュは好調です。
読者のみなさまのおかげです。ありがとうございます。
初版分はすでにすべて出荷し、品切れ重版待ちの状態となりました。
重版は、来週水曜にできます。

今後のパブリシティーも順調に決まっております。
月末から来月はじめにかけて、ある月刊誌の別冊と、週刊誌2冊に赤木さんと本が紹介されます。
週刊誌はいずれも、単なる書評ではなくて、インタビューを含むものです。
パブリシティーは、随時お知らせします。

さて、今回はイベントのご案内です。
社会学者の宮台真司さんとノンフィクション作家の藤井誠二さん、そして赤木智弘さんのトークセッションです。
テーマは「若者から見た右翼と左翼」。

紀伊國屋サザンシアターという大きめの会場でやりますので、ぜひぜひご参加いただければ幸いです。
トーク当日は、ちょうど週刊誌による紹介などで赤木さんの知名度がアップしているタイミングなので、早めの予約をオススメいたします。

以下、トークの詳細をお知らせいたします。

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2007年11月 2日 (金)

Kino

紀伊國屋書店新宿本店3Fにてフェア「論客『赤木智弘』の登場」がはじまりました。
期間は、11月1日から30日まで。
『若者を見殺しにする国』は、このようなかたちで陳列されております。
誠に有り難き幸せ。

Kino2

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