2007年12月 2日 (日)
反戦と抵抗の祭に参加しました

反戦と抵抗の祭〈フェスタ〉2007 ── 生きのびる。
参加してきました。
昼過ぎにスタンバイをして、13時から第1部がはじまりました。
そして、第3部が終了したのが21時30分。
しめて6時間半ほどブースに座り、『若者を見殺しにする国』を販売しました。
売れ行きは好調で、30冊ほど持っていって、23冊売れました!
購入してくれたみなさん、ありがとうございます。
このような集会に参加するのは、超久々でした。
公安警察と制服警官がたくさんいましたね。制服警官は交通整理をするのでいるんだと思いますが、私服の公安警察が「いかにも」という感じでカメラとメモ帳を所持しつつ、会場周辺に何十人もいるのには、「他にやることないのかなあ?」と疑問を持ちました。
登壇した方々も、来場者のみなさんも、自分たちが左翼だと自覚しているようでしたが、その内部から活動の限界が指摘されていたのが興味深かったです。たとえば、デモをやっても、自分らの言語がまわりの人に伝わっていないのではないか、とか。反対するのはいいが、オルタナティブ(代案)が提示できていないのではないか、とか。
私は、デモには参加しないで、遠くから見ていました。ある参加者の方から、「毎年参加しているが、デモに参加すると気持ちがいい」という話を聞きました。たしかに、大勢の人がなんとなく共通の目的を達成するために、大音響を流しながら練り歩くという行為は、精神的にも身体的にも「気持ちがいい」ものなのかもしれません。
しかし、その練り歩く人びとが、見ている人たちに何かを伝えることができているのかといえば、それは疑問です。すくなくとも私には、集団で行動することが「気持ちいい」と思っている人たちの自己満足に見えてしまいました。シュプレヒコールもユーモアも音楽も、中途半端に見えました。これは、左翼を批判するための感想ではなくて、デモ行進そのものに対する感想ですので、あしからず。
第3部の討論で、デモに参加した人から「デモで歩いてみたが、家でテレビを見ているほうがいい」という意見が出ました。赤木さんも、自分はテレビ派なのでデモには参加しないといっていました。私もいまはテレビ派です。
左翼の人たちは、このテレビ派をデモに参加させるような工夫をしたほうがいいのでは、と思いました。デモで歩くときに、仲間うちだけが「気持ちいい」と思うのではなく、左翼の外側にいる人たちが「テレビを見ているよりもおもしろいじゃん」と思って一緒に歩きたくなるような工夫。
主催者のひとりである雨宮処凛さんの活躍は、目を見張るものがありました。でも、まわりの左翼の人たちが、それを活かしきれていないように思えました。「もったいない」です。
あと、会場で出会った人たちは、とてもいい人が多かったんですよ。でも、そのいい人が、ちょっと自分の主義主張に合わないことをいわれると、あっという間に「ムキーッ」となってしまう場面を、何度か目にしました。日和見はどうかと思うけど、ある程度の柔軟さはあったほうがいいんじゃないのかなあ、と思いました。登壇者や発言者のなかで、柔軟な方が何人かいらっしゃったので、すこし安心したのですが。
6時間以上、いろんな人の話を聞いていて思ったのは、左翼の人たちって落語を聞くことがあるのかなあ、ということです。たいへんチャチな感想ですが。レジュメを書くにしろ、演説をするにしろ、報告をするにしろ、他人に自分の話を違和感なく聞いてもらう(読んでもらう)ための術として、確実に落語は役に立つと思うのです。
演説にしろ報告にしろ、洒落やユーモアがなさすぎて、聞いてて飽きてしまうわけですよ。デモのユーモアも中途半端ですし。そのへんを再考すれば、人はもっと話を聞いてくれるだろうし、デモの参加者も増えると思うんですよ。
とにかく、いろいろ勉強になった一夜でした。
あれだけの長時間のイベントを仕切るのは、ほんとうにたいへんなことだったと思います。
主催者のみなさん、おつかれさまでした。
日乗 | コメント (0)
| トラックバック (3) |
トラックバック
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/211225/17256494
この記事へのトラックバック一覧です:
反戦と抵抗の祭に参加しました:
» 『若者を見殺しにする国』(双風舎・赤木智弘) トラックバック ロブ@大月 on the blog
この本は、我々の世代の分析としては希有な本である。年齢も、名前も(ともひろ)、生まれ(北関東)も一緒。書かれている内容は、よくわかる。否、この感覚は、35歳から29歳くらいまでしか実感としてわからないかもしれない。希望は戦争。まさに、僕がオウム事件の時以来思っていた言葉。僕もフリーライターだの、ノンフィクション作家だの名乗っているが、結局は、フリーターと変わりはない。それなのに、結婚していて、子どもが二人いる。しかし、赤木氏が指摘するように、現在のところ、僕と妻の親が死んだら、ウチは、一家離散か、一... 続きを読む
受信: 2007/12/04 0:04:13
» 『若者を見殺しにする国』(双風舎・赤木智弘) トラックバック ロブ@大月 on the blog
この本は、我々の世代の分析としては希有な本である。年齢も、名前も(ともひろ)、生まれ(北関東)も一緒。書かれている内容は、よくわかる。否、この感覚は、35歳から29歳くらいまでしか実感としてわからないかもしれない。希望は戦争。まさに、僕がオウム事件の時以来思っていた言葉。僕もフリーライターだの、ノンフィクション作家だの名乗っているが、結局は、フリーターと変わりはない。それなのに、結婚していて、子どもが二人いる。しかし、赤木氏が指摘するように、現在のところ、僕と妻の親が死んだら、ウチは、一家離散か、一... 続きを読む
受信: 2007/12/04 0:06:52
» 『若者を見殺しにする国』(双風舎・赤木智弘) トラックバック ロブ@大月 on the blog
この本は、我々の世代の分析としては希有な本である。年齢も、名前も(ともひろ)、生まれ(北関東)も一緒。書かれている内容は、よくわかる。否、この感覚は、35歳から29歳くらいまでしか実感としてわからないかもしれない。希望は戦争。まさに、僕がオウム事件の時以来思っていた言葉。僕もフリーライターだの、ノンフィクション作家だの名乗っているが、結局は、フリーターと変わりはない。それなのに、結婚していて、子どもが二人いる。しかし、赤木氏が指摘するように、現在のところ、僕と妻の親が死んだら、ウチは、一家離散か、一... 続きを読む
受信: 2007/12/04 0:08:05



















コメント