双風亭日乗

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2008年1月23日 (水)

不気味なシャッター音

東京・浅草では、朝方から雪が降り続いています。
冬になってからも、エアコンの温度を「省エネ温度」の20度にしているのですが、さすがにここ数日は寒いっすね。2度くらい、あげてみようかな。

さて、日々、テレビのワイドショーやニュースで記者会見の模様が映されますが、そのときに聞こえる一眼レフカメラのシャッター音が、やけに気になるんですよ。はじめは「カシャッ……カシャッ」と、その音が聞こえます。そして、取材対象者が謝ったり泣いたりすると、「カシャッ、カシャ、カシャッ、カシャ、カシャッ、カシャッ、カシャッ」。対象者の声がかき消されてしまうくらいのシャッター音が聞こえる。

これは前から私が思っていたことなんですが、みなさんも感じていることかもしれませんね。あの音がとても不気味なんですよ。

そりゃあ、人は他人の不幸やゴシップや悲劇が大好きです。人の不幸を見て、自分は安心したりもしますよ。みんなが好きだから、それをマスコミが追っかけたくなるのもわかります。報道の使命というよりも、視聴率や講読率など、カネに直結しますからね。

しかし、その嵐のようなシャッター音が意味するのは、こういうことですよね。つまり、同じ現場で同じ対象をマスコミ各社が取材・撮影して、同じ現場で同じ対象をマスコミ各社が金太郎飴のように報じる。対象が望んでいない場合でも、流れ作業のようにカメラを向けて撮影する。

とくに、対象が泣いたとき、ここぞとばかりにシャッター音が集中するのが超不気味です。取材する側は、視聴者や読者が求めるものを取材していると思っているのでしょうが、ヒジョーにせつなくなりますね。もちろん対象が取材されることを望んでいるなら、シャッター音が集中したほうがいいのかもしれません。でも、そうじゃない場合もけっこう見受けられますよ、確実に。

あの集中したシャッター音を聞くたびに、「これって、一歩まちがえると、ファシズムじゃないの?」と思ったりします。不気味ですね。くわえて、多くのマスコミが同じネタばかりに集中して取材することに、大いなる疑問を抱きます。こんなことを続けていたら、テレビも新聞も雑誌も「どこを切っても金太郎」になってしまい、飽きちゃいます。

そうそう、子どもが殺されたり死んでしまった親に対して、「いまの気分は……」とか言いながら、ずうずうしくマイクを向けるレポーターや記者の姿。当人は嫌がっているのに。彼らのマイクも、上記のシャッター音と同じように気味が悪いっす。

おっと、「怒りオヤジ」(テレビ東京、毎週木曜深夜に放映)みたいになってきたんで、今日はこのへんで。

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