2008年3月 4日 (火)
ドキュメント「腹痛」

日曜の朝。起きてみると、腹部の右に痛みが走りました。そのうち痛みがやむだろうと思って待ちましたが、いっこうにやまず。痛みが増す一方なので、休日診療をやっている近所のクリニックへ。
まず、右腹部を触診。押したときよりも引いたときのほうが痛い。また、つま先立ちの状態からストンとかかとを床に落とすと、腹部に痛みが走る。こうして、虫垂炎の疑いがあるということになり、手術の設備がある病院に転院することになりました。
クリニックのお医者さんが病院に電話をかけますが、休日であることにくわえ、手術の可能性があるというやっかいな病人を受け入れてくれるところは、なかなか見つかりませんでした。
そうこうしているうちに血の気が引いて、冷や汗が出てきました。血圧をはかると、上が60。かなり低くなっていました。さすがに、意識が遠のいていくのがわかりましたね。お医者さんは、私をベッドに運び、足を高くして休ませてくれました。これで、何とか血の気がもどってきました。
6件目の問い合わせにして、ようやく転院先が決まりました。錦糸町の墨東病院です。歩けない状態だったので、救急車に乗って同病院のER(総合救急診療科)に。自分が病人となって救急車に乗るのは、これがはじめてでした。あとから知ったのですが、同病院のERは、東京都が救急診療に力を入れる「東京ER」のひとつでした(ほかのふたつは、広尾病院と府中病院)。
救急隊員の方は、とても親切で一生懸命に仕事をしていました。でも、救急車の乗り心地があんなに悪いとは思いませんでした。私の腹痛のタイプは、振動すると痛いわけですが、とにかく上下の揺れが激しかったので、走ってる最中はずっと腹が痛かったです。あと、搬送先の病院の担当者から電話で直接、受け入れの承認をもらわないと救急車は出発できないのですが、病院の担当医の電話が10分くらい話し中で、なかなか出発できなかったのがなんともいえませんでした。
病院に着いてからは、スムーズに事が運びました。しばらく待つと外科医の問診があり、その場で採血&点滴。その後、いくつかの書類に記入してから、レントゲン&CTスキャン。結局、虫垂炎よりも大腸憩室炎の疑いが濃いとのこと。とりあえず入院することになり、ER病棟の10人部屋に入りました。
この日は朝から爽健美茶を一杯飲んだだけで、何も食べていませんでした。そのあとも、何も食べられず、栄養点滴と抗生剤の点滴で翌朝まで過ごしました。水も飲んじゃいけなかったんですよ。昨晩は、喉がかわいたなぁ。
抗生剤が効いたのか、月曜の未明からお腹の痛みがなくなってきました。朝一番の採血が終わると担当医がやって来て、「はやく家に帰りたいですか?」と聞かれたので、「原稿の締め切りがあるので、早く帰りたいです」と答えます。すると、「まだ虫垂炎の疑いも捨てきれないので、もう一日、入院したほうがいいかもしれません」とのこと。
昼前にふたたび担当医が来て、血液検査の結果から「抗生剤で炎症をちらしてみましょう。退院していいですよ」とのこと。お会計ですが、初診料1560円、入院料14322円、検査料5049円、画像診断料10272円、投薬料327円、注射料1656円。10円未満が四捨五入されて、合計33190円。やっぱり入院費が高いですね。国民保険で三割負担なのに、この金額ですから、一週間ほど入院したら入院料だけで10万円なんですね~。ほとんど医者にかからないので、たまにかかってみると、医療費が財布に重くのしかかります。
いずれにしても、東京ERの対応は迅速かつ正確で、ひじょうによかったです。医師も看護師も、その表情は疲れ切っていましたけれど。これだけのクオリティを確保するのは、医師にもスタッフにも、たいへんな努力が必要なのでしょう。よくやってます。
あと、さすがにテレビドラマのネタになるだけあって、ERの病室にはドラマがありました。腸閉塞で運ばれてきたサラリーマン(マジで痛そうでした)、心不全で運ばれてきた寝たきりのおじいさん(付き添いのおばあさんに対し、息子が「おまえは役に立たないんだから、なにもすんな」といってました)、会社帰りに酒を飲んでいたら、体中の血の半分にあたる量の血を吐いてしまったおじさん、などなど。
浅草に戻ったときにはお腹がすいていたので、立ち食いのきつねうどんを喰って帰宅。しばらくは自宅で安静にする必要があるようです。
ドキュメント「腹痛」、おしまい。
日乗 | コメント (4)
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コメント
お化けも幽霊も突然死でさえも私は怖くありませんが、ただ病気だけは恐ろしい。というか、痛いのだけは大嫌いです。
「I can die for health」と書かれたTシャツを着て、ジムに通っています。完璧に健康ノイローゼです。
この記事を読むだけでお腹が痛くなりました。しかし、切ったり貼ったりでなくて、本当によかったこと。お大事に。
投稿: 堀内進之介 | 2008/03/04 22:06:18
堀内さん、コメントをありがとうございます。また、いつも重要事項の連絡を中継ぎしてもらい、感謝しています。
いやいや、ほんとにびっくりしました。おかげさまで小康状態となり、いまは自宅で静養しています。
投稿: lelele | 2008/03/04 23:07:36
snzxrbmei uhocqa qkhfminwd osxhcy hsydrqbwe netd nsydrv
投稿: aktpeioq wshyu | 2008/03/27 10:07:37
今頃コメントなどお化けが出そうですが。日乗さんも憩室炎にかかっていたのですね。私も8年前同病で2週間点滴だけで入院して死ぬかと思いました。マラソンの高橋さんも同病で、再起不能かと思っていましたが結構元気に再起する人がいるのですね。私はかなり長い間散歩もままならない状態でした。早く退院できてラッキーですよ。お金は掛かったでしょうけど。穏やかで素敵なサイト?というんですか運営されていて敬意を払っています。どうぞくれぐれもお体大事にしてください。今頃気づいたのですが茂木先生の返信楽しみにしているのですが、もう1年くらい待っているのですね。
投稿: アーサー | 2008/07/20 12:30:55