双風亭日乗

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2008年4月 6日 (日)

ネット規制といじめ

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今朝、フジテレビの報道番組に出演していた自民党の高市早苗衆議院議員が、「青少年の健全な育成のためのインターネットの利用による青少年有害情報の閲覧の防止等に関する法律案骨子(案)」の宣伝をしていました。

いわゆる「ネット規制法案」というやつですね。

一方、民主党も「違法・有害サイト対策プロジェクトチーム」なるものを立ちあげ、同PT事務局長の高井美穂衆議院議員を中心に、「子どもが安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律案」を今国会で提出するとか。

これら「ネット規制法案」に関しては、自民党と民主党が共同歩調をとっており、このままの流れでいくと、今国会で成立してしまう可能性が高いようです。民主党の法案や自民党の法案へのリンク、そしてこれらの法案の問題点については、以下のブログで詳細に指摘されているので参照してください。

ネット規制を競う自民・民主・総務省 → 池田信夫blog

私は、ごく最近まで、このように「ネット規制法案」の成立が、自民・民主の合意のうえで進められていることを、よく知りませんでした。たしかに、ネットの機能を利用した「学校裏サイト」や「なりすまし」などで、いじめが横行しているという現実は深刻です。そして、その現実は、どうにかしたほうがいいとは思います。

とはいえ、規制法案で「行政処分」や「罰則」をもうけ、情報をコントロールする側の企業(インターネット・サービス・プロバイダなど)に圧力をかければ、それが解決するという問題でもないと思います。一時的にネットを悪玉に仕立て上げたからといって、いじめがなくなるわけではないのですから。

手前味噌になりますが、それこそ高市議員や高井議員には、内藤朝雄さんの『いじめの社会理論』(柏書房)や『いじめと現代社会』(弊社刊)を読んでいただきたい。いじめについて、なによりも先にこうじるべき対策は、いじめをなくすのはむずかしいという前提にたち、いじめがすくなくなるような啓発をすすめていくことと、いじめの被害者の逃げ道を確保することでしょう。

ネットを規制するなどといった、小手先をいじくりまわすような法案は、「ある程度」は有効なのかもしれませんが、それはいじめ問題の根本的な解決法にはならないと思います。最終的には、規制によって、ネットが警察の利権に取り込まれてしまうような雰囲気もありますし。

冒頭で紹介したフジテレビの番組には、何人かの高校生が出演していたのですが、そのひとりが「ネットを規制するより先に、いじめが減るような教育をすすめたほうがいい」という、この問題の核心を突く発言をしていました。いじめの現場にいる子どもたちは、いくらネットを規制してもいじめが減らないことを、よくわかっているのでしょう。

まあ、世論の多くも、ネットを規制することについては賛成しているようですから、高市議員も高井議員も、そういう空気を敏感に察知したうえでの法案づくりを進めているのかもしれません。

いずれにしても、議員さんらが人気とりの一環で議論している(と思われる)ネット規制法案の先には、「行政処分」や「罰則」を規定したうえでの行政や警察によるネット管理体制がある、ということには注意が必要だと思います。一方、行政や警察、とりわけ警察が介入しないかたちでの、あくまでも業界またはユーザーが自主的な規制をすることについて、私は「あり」だと考えます。むずかしいとは思いますが……。

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投稿: 元・光GENJIの佐藤アツヒロと未成年グラビアアイドルのプリクラ画像が流 出 | 2008/04/07 13:56:34

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