2008年4月28日 (月)
テレビがピンチ
以下の記事が「痛いニュース」に取り上げられるなど、テレビ局の大不況についてネットで話題になっています。
フジは制作費5%カット テレビ局の大不況
視聴者がテレビから離れていく→スポンサーがつかない→制作費が減る→番組の質が落ちる。この循環は、いまにはじまったことではありません。しかし、最近はその傾向が顕著だということですね。
それでも私はテレビ好きなので、けっこう見ているほうなんですが、家にいた場合にゴールデンタイムの時間帯で見る番組は、野球とNHKのニュースくらいです。録画も含めれば、「篤姫」も入るけど。
番組をザッピングするなかで、芸能人を大量動員してつくられたクイズや雑学の羅列を目にすると、昔は金を持っていた実業家が「いたちの最後っぺ」よろしく、昔の威勢を誇示するために宴会をやっているように思えたりします。
で、その宴会がおもしろければいいけれど、まったくおもしろくありません。「クイックジャパン vol.76」に「テレビ・オブ・ザ・イヤー2007 専攻座談会」と称して放送作家9人が番組について語っています。これを読んでいて笑っちゃうのは、クイズや雑学などが増えているのを「視聴者が見やすい」とか「視聴者はテレビ見ながら『へぇ』って言いたい」「やっぱり、今のテレビは見る時、付き合って損しなかったって要素が大きいよね」などと、クイズや雑学番組をつくっている側の人たちがいっていることです。
つまり、クイズや雑学の番組が増えていることを、番組の質の低下ととらえた場合、その質の低下を視聴者が求めているからと、番組制作サイドが理由づけしてしまっているんです。「クイズと雑学ばっかやってるから、スポンサーがつかない」「制作費が減っているから番組の質が落ちてる」など、放送作家としていうべきことは、もっとあるでしょう。
放送作家が放送局から、どれだけギャラをもらっているのか知りませんが、やっぱりテレビの悪口はいえないのかなあ。テレビ局のプロパーの人たちだって、やたらと高い給料をすこし下げて、番組づくりにまわすことができそうですが、それをやらずに自分らの利権は保持したまま、下請けに払うお金を下げたり、番組の質を下げたりして対処しているように見えます。
こんなことをいうと、いい塾にかよって、懸命に勉強して、むずかしい試験に受かったから、高い給料をもらうのは当然だ、なんていわれちゃうんですかねぇ。最近、本田さんの本をつくっていて、仕事ってそういうもんじゃないと思ったりするんですけど。
出版でも似たような問題をかかえているところがあると思います。岩波書店とか。あきらかに出す本の質が下がってると思うのは、私だけでしょうか。
日乗 | コメント (0)
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