2008年7月12日 (土)
二岡・山本のラブホ問題
耐震偽造問題では注目していた「きっこのブログ」。一応、いまもブックマークはしていますが、ほとんど読むことがなくなりました。
たまたま、木曜日の「5時に夢中!」(東京MXテレビ)で「巨人の二岡と山本モナには男女関係があったか?」みたいなアンケートをやっていて、木曜コメンテーターの中瀬ゆかりさんや岩井志麻子さんがコメントしていたので、この件がすこし気になっていたんですよね。
で、同ブログのタイトルが「夜の三振王、二岡智宏」だったので、ひさしぶりに読んでみると、これがひどい。
冒頭で「男と女が2人で『ラブホ』に入るってのは、99%は『セックス』するのが目的だ」と言い切り、以下、その理由について持論を振りまわします。そして、最終的にはふたりがセックスしたと決めつけるわけです。
まあ、誰が考えても、そりゃそうなんですけれど、二岡さんや山本さんの話を直接、きっこさんが聞いたわけでもないし、自分で事実関係を取材したわけでもないのに、よくそこまで言い切れるなあ、と思いました。
ふたりがラブホに入って、セックスしないで出てくる可能性は、ないわけではないと私は思うので、マスコミの報道を鵜呑みにし、物事を決めつけてるきっこさんの姿勢には、薄ら寒さを感じます。決めつけたほうが楽だし、ブログ読者にもウケるんでしょうけれど。
つまり、たとえふたりがラブホでセックスしていたことが、あとで明らかになったとしても、確定的な情報が不足している時点で、きっこさんが勝手な持論を展開していたことに、変わりはありません。
私が「きっこのブログ」を読んでいて、何を感じるかって?
ファッショ的な空気を感じるんですよ。独裁的っていうんですか。決めつけたら一直線というんですか。坂東眞砂子さんの「子猫殺し」が話題になったときも、それを感じました。
私が思うに、決めつけたら一直線という路線は、耐震偽造問題のような社会悪を糾弾するときには、読者にプラスの影響を与えるかもしれません。一方、その路線で個人を糾弾してしまうと、どうしても徹底排除の方向に向かっていくことになり、それを読んだ読者が一緒になって個人を糾弾する可能性があります。それがファッショ的な空気ということです。
もちろん問題や立場によっては、個人を糾弾する必要もあるのかもしれません。しかし、坂東さんにしろ、二岡さんや山本さんにしろ、そんなに徹底排除する必要があるのかなあ、と私は思ってしまうんです。
「そんなに薄ら寒いブログなら、読まなきゃいいじゃん」って?
そのとおりです。とはいえ、「きっこの日記」はネット上では影響力を持つ(と思われる)ブログですから、やはりチェックはしておきたいんですよ。
「お前のブログで対抗する意見を書いたって、読者数がぜんぜん違うでしょう」って?
それも、そのとおり。多くの人に読んでいただけるよう、今後も精進させていただく所存です。
以上の話題で私がもっとも気になることは、「日本の成年男女が、不倫することが非常識やら不道徳だと思われるほど、不倫をしていないのか?」ということです。ワイドショーのコメンテーターが、したり顔して「日本では、不倫は不道徳の象徴ですからねぇ……」なんていっていると、「ほんとかよ」と思ってしまいます。
不倫は、「道徳にはずれること。特に、男女関係で、人の道に背くこと」(大辞泉)とありますが、ほんとうに不倫が道徳にはずれることなのかどうか、私にはよくわかりません。「道徳」とは何かもあいまいだし、「人の道」とは何かもあいまいなんですから。
日乗 | コメント (3)
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受信: 2008/07/17 16:47:58
コメント
飲むならきっと違う場所
何にもないわけある?
入る前のキスは何?
隠し切れない言い訳
でもどっちも欲情してたんだね
いいんじゃない
投稿: ・・・ | 2008/07/14 21:45:50
↑
今回の記事の内容を何も理解出来てないなら黙ってなよ
投稿: | 2008/07/14 23:17:39
>ファッショ的な空気
おっしゃるとおりだと思います。
でも、ああいう断定的で過激なことを書いた方が読者数が伸びるのですよね、残念ながら。
読者が少なくともこういう風にそれに乗らずに意見を書いている人がいるだけでも重要だと思いますので、これからも頑張ってください。
投稿: はる | 2008/07/15 8:23:08