2008年7月15日 (火)
キムタクの演説は、すごかった!
キムタク主演の「CHANGE」(フジテレビ系)は、昨日が最終回でした。毎回、「そうだったら、いいのになー」という気分で観ていて、最終回については「このまま内閣総辞職となって終わるんだろうなあ」と思ってました。
だがしかし……。あまり期待しないで進行を見守っていたところ、最近のテレビではありえないような映像が流されました。キムタク演じる朝倉総理が、総理としての最後の演説を国民に対してするのですが、その演説の長さが約22分半。それもワンカットですよ。
一般的には、同じ映像を30秒ほど流しただけであきられ、ザッピングされ、別チャンネルに視聴者の関心が移る、という話を番組の作り手から聞いたことがあります。だから、このことを意識してテレビを見てると、ひとつのカットの時間がやたら短いことに気づきます。同じ場面や人物を撮るにしても、角度を変えたりするんです。
まあ、ドラマや映画の場合は、ワンカットが長いこともあります。とはいえ、さすがにワンカットで22分という場面が含まれたテレビ番組を、私は観たことがありません。ふつうは、さんざんいろんなカットを使って番組が進み、15分に1回くらいはCMが入るでしょ。あの演説を観て、すごいことやるなあと思いましたね。
キムタクが朝倉総理ですし、けっこういいこと言っていたし、作り手にはザッピングされないという自信があったのかもしれません。それでも、何度も書きますが、テレビでワンカットで22分というのはすごい。あの22分間の視聴率が気になりますね~。
あと、番組の内容では、内閣総辞職ではなくて解散総選挙となったのも予想外でした。
いずれにしても、小学校で習ってもおとなになると忘れているような、総理大臣を中心とする内閣の仕組みがなんとなくわかったし、普段はあまり気にしない党派間の関係や国会議員のしがらみを描くなど、このドラマが日本の国政を知るための、ある程度の啓発にはなっていたような気がします。
しばらくしたら、「CHANGE、その後」というのをつくってほしいっす。解散総選挙のあと、朝倉さんがどうなったのかが気になるじゃありませんか。
日乗 | コメント (7)
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コメント
どこがすごいんですか?長すぎて飽きたよ~!
綺麗ごとばっかだし。残念~~
投稿: bn | 2008/07/15 5:42:53
すごかったのは演説の内容ではありません。テレビの作り手が、演説を22分のワンカットで放送したことがすごい、ということをこの記事で書きました。
投稿: lelele | 2008/07/15 7:06:49
「理想論だ」「綺麗事だ」というなら、未来は無いと思う。斜に構えてでしか物や人を見れなくなった人達が描かれたドラマだったのに、それを見た視聴者が「有り得ない」と一言で片付けるのは、残念に思う。作り手のメッセージはもっと深い。
投稿: 山城 | 2008/07/15 10:31:29
長文失礼します。
あの演説、22分もあったんですね。かなり長いなとは思っていたんですが、夢中で聞いていたのでそこまで長さを感じませんでした。
私はあのセリフを言い切ったキムタクさんがすごいと思いました。あれだけ長いセリフの中で、ちゃんと涙も流していたし。
私は政治に無関心で、今までほとんど投票に行っていませんでしたが、昨日の演説を聴いて、自分も政治に参加しないといけないんだと痛感させられましたので、これからはきちんと投票に行きたいと思います。
それから、山城さんがおっしゃる通り、作り手さんの深いメッセージを読み取れない人が増えているような気がします。
私が読み取れているかというとそうでないかもしれません。
しかし、人が何かメッセージを伝えようとしていることに対して、飽きたと感じる人がいるのは寂しいことだと思います。
投稿: LL | 2008/07/15 11:54:36
さすがにカンペですよね。
投稿: NK] | 2008/07/15 14:01:56
7/15のbnの方が残念だと思うけど┓(´ー`)┏
投稿: なな | 2008/07/16 0:11:00
あの長セリフはカンペでもなんでもなく、木村さんが全て覚えて
話したそうで、終わったあとは、スタッフみんなが感動して涙したそうです。木村さんは本当にすばらしい俳優さんだと思いました。せっかくこんないいドラマを誠心誠意、作ってくれたのに、ひねくれた見かた、考え方をする人もいて、悲しくなります。
投稿: ちょこっとおじゃまします。 | 2008/07/18 22:30:28