双風亭日乗

« 作業の進み具合 | トップページ | 『重罰化は悪いことなのか』のカバー »

2008年9月29日 (月)

世襲政治家

小泉元首相の政界引退にともない、次の選挙で次男が横須賀・三浦地区から立候補すると、嵐のように報道されています。また、世襲かよ……。

誰かがテレビでいってたけれど、職人の世襲と政治家の世襲は、能力や技術、そして技能などが親から子に引き継がれるのかどうかという意味で、決定的に違います。前者にはそれがあって、後者にはそれがない。

では、政治家の世襲では、親から子に何が引き継がれるのかといえば、それは票田です。親が開拓した有権者の票を、子がそのまま引き継ぐ。つまり、能力があろうとなかろうと、技能があろうとなかろうと、やる気があろうとなかろうと、親の票田を引き継げば、子は当選できる可能性が高い。

しかし、政治家の世襲がマスコミでさんざん批判されていながらも、国会議員のなかでは世襲議員が一向に減っていません。そうなると、政治家としての能力や技能があるのかないのかわからなくて、マスコミから批判されている世襲議員を、いったい誰が当選させているのか、という素朴な疑問がわいてきます。

もちろん、子を当選させているのは、親が票田としていた地域の有権者なんですが、その有権者たちは「世襲はだめ」といわれているのに、なぜ子に投票するのでしょうか。利権とかコネなど、投票すると有利なことでもあるんですかねぇ。この理由を知っている方がいたら、ご教示いただきたいところです。

自分の政治家としての資質が、ほんとうに世に認められているのかどうかを、その子が確認したいのなら、親の票田を引き継がず、ほかの選挙区から立候補すればいいと思います。なぜそれをしないで、楽ちんな親の票田に頼ってしまうのか。これもよくわかりません。

とにかく、小泉元首相に投票していた有権者が、そのまま息子にも投票すると見込まれている時点で、横須賀・三浦地区の有権者はバカにされていると思わないのかなぁ。思わないから、投票するんでしょうけれど。まあ、人生いろいろ、選挙もいろいろってことですか。

日乗 | コメント (0) | トラックバック (0) |

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です:
世襲政治家:

コメント