双風亭日乗

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2008年10月11日 (土)

広告費に萎縮するメディアの実態

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ときどき記事を書かせていただいているので、編集部の方が毎週「週刊金曜日」を送ってくれるのですが、しっかり読むのは北村編集長の「編集長後記」くらいで、たいていの記事は流し読みしていました(編集部の方、申し訳ありません)。

しかし、いま売っている同誌2008年10月10日号の巻頭記事は、あまりにおもしろく、最後まで読み切ってしまいました。記事のタイトルは「パナソニックの正体」。筆者は、ジャーナリストの安田浩一さん。

月刊誌「宝島」(宝島社)に掲載を予定していた寺澤有さんの記事(警視官による民間企業への天下りの実態)が、発売日の直前にボツとなった。天下りの対象となる民間企業にはパナソニックが含まれており、そのパナソニック広報部から同誌編集部には、同誌の発売前に「担当編集者は誰か?」という電話が入っていた……。

また、こんな事例も書かれています。「AERA」2002年10月21日号(朝日新聞出版)が記事中で松下電器の経営方針を批判した際、松下の中村社長(当時)が激怒し、同社が「朝日新聞」記者の出入りを禁止したり、「朝日」の媒体への広告の出稿を全面的に中止した。ところが、その一週間後に「朝日」の取締役が松下に対して土下座文書といえるような「詫び状」を送っていた……。

さらに、文中には現役の「朝日」の記者が自社に対する批判的なコメントを述べているなど、広告費に萎縮するメディアの実態がとてもよくわかる内容の記事です。連載で掲載されるようなので、今後の展開が楽しみです。

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