双風亭日乗

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2008年10月 9日 (木)

禁煙か、分煙か、欧米か(笑)

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私は、中学一年のときからタバコを吸っています。現在にいたるまで、吸わなかった期間はほとんどありません。ただし、長期で吸わなかった期間がいっときあります。それは、カンボジアでA型肝炎にかかり、隣国タイのバンコクの病院で1月半ほど入院したときです。最近は、マイルドセブン・エキストラライトを1日1箱くらい吸います。そのほか、バーにいったときには、葉巻を吸うこともあります。今後も吸い続けるつもりですが、タバコ代が私の収入で買えるようなものでなくなったら、悲しいことですが、さすがにやめざるをえないかもしれません。

私は、高校一年のときから酒を飲んでいます。はじめて飲んだ酒は、サントリー・ホワイトのお湯割り。ぜんぜんおいしくなかったですね(笑)。社会人になってから、職場の付き合いで酒を飲むことはあっても、自宅で飲むようなことは、ほとんどありませんでした。とにかく、付き合いでも何でも、基本的にお酒をたくさん飲むことはありません。浅草に来てからは、近くのバーにいったりしますが、一杯か二杯飲んでおしまい。バーにいくのは、かっこよくて愉快なマスターと話すことと、店の雰囲気を味わいにいくのがおもな目的です。今後も酒はちびちび飲むつもりですが、酒の値段が私の収入で買えるようなものでなくなったら、すぐにやめます。

私は、たしか社会人になってから、コーヒーを飲みはじめました。だから、18歳のときから、ですね。それ以来、ずっと飲み続けています。平均して、1日に5杯くらいは飲みます。最近は、南千住の「バッハ」という喫茶店で豆を買い、すぐに冷凍し、飲む分だけミルで挽き、コーノ式ドリッパー(ペーパーフィルターが円錐形のやつです)で抽出して飲んでいます。すこしお金があるときには、中沢の生クリームをコーヒーに入れますが、金欠のときはストレートで飲みます。今後もコーヒーは飲み続けます。そして今後、コーヒー代がバカ高くなったとしても、お金の都合がつくかぎり、私はコーヒーを飲み続けると思います。

タバコも酒もコーヒーも嗜好品です。ちなみに、嗜好品とは「栄養をとるためでなく、その人の好みによって味わい楽しむ飲食物」(大辞泉)のことを言います。どれも個人の趣味や好みによって、たしなむものです。この三つの嗜好品に差があるとすれば、タバコの副流煙が他人の健康を害する可能性がある、という点でしょうか。

ならば、タバコを吸う人は、他人に迷惑がかからないように吸えばいい。あとは、ほかの嗜好品と同様に、飲みたければ飲めばいいし、吸いたければ吸えばいい。それだけの話なんじゃないのかなあ。タバコを吸う本人が、タバコを吸うことによって負う健康リスクは、それこそ自己責任ですよ。自分で考えればいい。

嗜好品のうち、他人の健康を害する可能性があるのがタバコだけだから、「全面禁煙だ」「分煙だ」と上から目線で、タバコも喫煙者も批判されたり糾弾されたりしています。神奈川県のように、「分煙を進めたうえ、将来は禁煙」みたいなことを知事が言い出す自治体まであらわれました。そこまでいくと、たしかに「禁煙ファシズムかよ」とも言いたくなります。

些末な健康被害まで考え出したら、個人的に楽しんだり、たしなんだりするもののなかで、タバコだけに問題があるとは思えません。月並みですが、自動車の排気ガスだってあきらかに健康を害します。私は酒があまり好きではないから、夜の地下鉄で酒臭い酔っぱらいが近くにいると、マジで気持ちが悪くなります。ポイントは、ここからです。

だからといって、私は「自動車に乗ることを全面的に禁止しろ」とは思わないし、「禁酒法をつくって、酔っぱらいはこの世から追放だ」とも思いません。それは、車を運転するのが好きな人にとってのドライブは、心のやすらぎをもたらす行為であり、その人にとっての運転中の時間がたいせつなものだと思うからです。酒を飲むのが好きな人にとっての飲酒は、ストレス解消になったり、仲間とのコミュニケーションを保ったりするための、たいせつな行為だと思うからです。

趣味や嗜好は、けっきょく「おたがいさま」なんだと、私は思うのです。冒頭でタバコ・酒・コーヒーを取りあげましたが、それらはどれも、「あちらを立てて、こちらを引っこますような」ものではない、と思ったりします。アラを探しはじめたら、キリがない。キリがないから対立が激化し、最終的には「甲乙はっきりさせましょう」みたいな話になりがちです。甲の人は、自分に有利なデータや意見を集めて正当性を主張し、乙の人も同じことをする。で、どっちかがネタぎれになるか、「論破」されたら決着がつき、それ以降は甲か乙のどちらかのみが生き残る。

法律とか制度とかを、それこそ民主主義的な段取りで、上記のように決めるのなら話はわかります。しかし、趣味や嗜好の問題を「甲乙はっきり」みたいな感じで決めるのはどうかと思います。神奈川県知事がニュースでコメントしていたし、禁煙派の人がよく使うロジックに、禁煙は「世界的潮流」とか「国際的潮流」というものがあります。世界的とかいっても、おもに欧米なんだと思いますが、別に世界がどうのというんじゃなくて、日本はどうよって考えればいいんじゃないんですかねぇ。

欧米の真似をする必要はないのだから、日本は日本なりのタバコへの対処をすればいいと思います。最近、禁煙に関するネタをニュースで見かけ、かつ「世界的」やら「国際的」という言葉を聞くたびに、タカアンドトシのノリで「禁煙か? 分煙か? 欧米化?」などと考えつつ、私はほほえんでしまうんですよ。

喫煙者の私から嫌煙家の方々に言いたいことは、「まあ、そんなにムキにならないでください」ということです。ほほえんで話そうじゃありませんか。もちろん、そう言うからには、喫煙者としての私は他人の迷惑にはならぬよう、目一杯の配慮をします。そのうえで、今後もタバコをじゃんじゃん吸うわけですが。

そういえば、一昨日の夜にやっていたNHKの番組たまごで、タバコをテーマに蟹瀬さん(分煙派)と黒金さん(愛煙家)がディベートしていましたね。黒金さんがぼろぼろになり、最後は情に訴えていたのが印象的です。「そんなにボコらなくてもいいじゃん、蟹瀬さん」と思ったんですよね。おたがいさまなんですから。

なお、多忙につき、このエントリーもコメントは解放しません。あしからず。

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