双風亭日乗

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2008年11月27日 (木)

元厚生次官宅襲撃事件で逮捕された小泉毅容疑者。「保健所に殺された犬のあだ討ちが襲撃の動機だった」と供述していますが、これは読売新聞で指摘されているとおり、大きな勘違いです。

まず、動物愛護法の所管であり、ペットの処分を規定するは環境省。厚生労働省は、狂犬病予防法を所管するのみ。保健所は、都道府県や政令市によって運営されおり、犬猫の殺処分については各保健所の判断にまかされています。

さらに、小泉容疑者は、もうひとつの大きな勘違いをしています。犬猫の殺処分をやっているのは確かに保健所ですが、犬猫がなぜ殺処分されるのかといえば、無責任な飼い主(ペットショップやブリーダーの一部を含む)が捨てるからです。

したがって、小泉容疑者があだ討ちすべきは、犬猫の命を軽視し、無責任な対応をとる飼い主であり、けっして保健所や厚生労働省ではありません。そもそも、あだ討ちと称して人を殺傷すること自体、許せない行為ですが。

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2008年11月26日 (水)

弊社は昨年10月末に、32歳のフリーターだった赤木智弘さんによる『若者を見殺しにする国』を刊行しました。赤木さんは、企業、社会、そして国が非正規雇用者を排除する仕組みとその問題点を、分厚い記述によって訴えました。

あれから1年前……。今度は、日本が「中小企業を見殺しにする国」になりつつあるようです。「若者」の次は、「中小企業」かよ。どうなっているんだい、日本国政府。

今回の見殺しは、ひじょうにわかりやすいかたちで進んでいます。中学生にもわかるんじゃないんですか。なにしろ、見殺しの原因は、首相が約束をやぶったことなんですから。

麻生太郎首相は、2008年10月30日の首相記者会見で追加経済対策を発表し、「国民のための経済対策」の一環として、以下のように明言しています。

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2008年11月24日 (月)

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今朝の「おはよう日本」(NHK)は、「携帯依存」を特集していました。司会者は、何度も「便利ではあるのですが……」といっていましたが、全体的には携帯電話に対するネガティブな印象を視聴者にアピールする内容でした。

最近、いろんな番組で顔を見る安川雅史(全国webカウンセリング協議会の理事長)という方が出演し、携帯依存について解説していました。まず、「こんなトキは携帯依存?」ということで、「片ときも手放せない」「メールが終わらない」「利き手と逆の手でメール」「圏外になるとパニック」という徴候をあげます。そして、その対策として、「家族でルールを決める」「一定期間、携帯からはなれさせる」「親が携帯についての理解を深める」などが有効だといっておりました。

自分のまわりには、携帯に依存していると思われるような子どもはいないし、見かけないので、「そうなのか~」といった感じで番組を見ていました。

そのあと、番組のVTR取材で、町を挙げて子どもに携帯電話を持たせない運動をしている石川県野々市町が紹介されました。「プロジェクトK」(「K」は携帯の意)という陳腐な名前をつけて、町ぐるみのプロジェクトを実践しているとのこと。

なんだこりゃ、と思いましたね。「携帯=悪」という同調圧力が高まると、町ぐるみでこんなことをやりだすのか、と見ていて薄気味悪くなりました。禁煙運動や動物愛護運動にも見られるような、「自分たちが絶対的に正しくて、それに同調しない人は排除する」という空気に、画面上で見る町が満ちあふれていました。

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2008年11月23日 (日)

厚労相の元事務次官夫妻らを「おれが殺した」といって出頭した小泉毅容疑者を、警視庁が銃刀法違反容疑で逮捕しました。痛ましい事件なので、早期に解決すればいいと思っています。

さて、事件の内容うんぬんとはまったく別の視点から、この事件の報道を見てみる。つまり、世間に注目される事件が、いったいどのように報道されるのか、という視点で見てみると、マスコミがあいもかわらぬあきれた報道をしていることに気づきます。

本人の供述がまともになされていない。なのに、朝っぱらから「報道2008」(フジテレビ系)では、「犯罪心理学者」や「元警視庁捜査官」、「学者」が、したり顔して勝手な予想や印象でものをいっています。こういうの、いい加減にやめたほうがいいですよね。

また、本人供述があっても、警察がほんとうのことを発表しているかわからない。ほんとうかわからない情報を、記者クラブの連中がそのままテレビや新聞で垂れ流すだけ。取材された側の迷惑などかえりみず、ずんずん取材をしたうえで、重箱の隅をつつくようなことまで垂れ流す。朝一番で容疑者のアパート前から中継をする意味は、いったい何なのでしょう。滑稽ですね。

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2008年11月21日 (金)

私立高校の生徒が学費を滞納し、やむなく退学する生徒が増えているとのこと。

私は、基本的には子どもが20歳になるまで、親は勉強や生活の支援をすべきだと思うので、まず親の責任を問いたいです。しかし、親にもいろんな事情があるでしょう。事情があって学費を納められない場合は、国や都、県、市などが親代わりとなって学費を払って上げるとか、就職してから返済する奨学金のようなかたちで貸し付けるべきでしょう。

無保険の子どもが全国で3万3000人もいるとのことですが、これもまったくおなじ意味で、国や都、県、市などがどうにかすべきです。とりわけ、アルバイトもできないような年齢の子どもの場合、親が保険料を滞納していようが何だろうが、無条件で国や都、県、市などが子どもの医療費を負担するのは、当然なのではありませんか。

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2008年11月20日 (木)

本日付の読売新聞によると、日本でのエイズ新規感染者の数が過去最多とのこと。

日本のエイズ感染者数に関する情報は、「人口と比較した感染者数が、海外とくらべて少なすぎる」とか「厚労省がほんとうの数字を隠している」という陰謀論が、しばしばささやかれたりします。たしかに、厚労省が感染者数を隠蔽しているのなら、それは大きな問題だとは思いますが、そんなことよりも大きな問題があるでしょう。

ちなみにエイズ(AIDS)というのは後天性免疫不全症候群のこと。ヒト免疫不全ウイルス(HIV)に感染した人は、潜伏期を経て、免疫不全により肺炎や皮膚炎、脳炎などを引き起こして死亡します。昔は不治の病といわてれましたが、いまは薬剤の進化により発症を抑えることができるようになったようです。

エイズに関する問題点は貧困や薬物、性交渉、そして薬害など多岐にわたることから、ここでは論点を若年者の性行為にしぼって議論を進めましょう。日本の場合、「大きな問題」はそこにあるような気がするからです。

アフリカや東南アジアなど、エイズがまんえんしている国では、エイズが原因で人がばたばた死んでいきます。目の前で人が死ぬのを見れば、病気の深刻さや人の死について、いやおうなく考えることになりましょう。そういう国々では、世界保健機構(WHO)などの国際機関、またNGOなどの主導により、予防や治療、そして啓発などが行われています。

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2008年11月18日 (火)

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昨日、NHKスペシャルで『微笑と虐待』という番組が放送されました。2003年にイラクのアブグレイブ刑務所で起きた虐待事件について、内部告発した元憲兵や虐待をおこなった元上等兵、そして刑務所の最高責任者であった元准将らの証言を元に、その真相を探ったものです。久々にみごたえのあるドキュメンタリーを観ました。

さて、私がこの番組を観ながら思ったのは、カンボジアのポルポト時代にも似たような話があったなあ、ということです。善意にもとづく理想や大義名分があって、それが実現できそうにない状況に追い込まれる。すると、元の大義名分を守るため、苦しまぎれに別の大義名分を持ちだす。

現場は混乱し、何でもありの状況になる。普段は隠れている人の暴力性や残虐性がおもてに出やすくなり、非日常的な状態が日常となる。その結果、虐待や殺人があたりまえになり、誰もそれに疑問を持たなくなってくる。後日、その虐待や殺人が発覚したときには、末端の関係者のみが裁かれ、上級幹部らは裁かれない。

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2008年11月14日 (金)

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新宿に用事があったので、ブックファースト新宿店を訪ねてみました。場所は、新宿駅西口にある東京モード学園コクーンタワーの地下です。明大での講義の帰りに京王線の新線新宿駅から地上に出て、タワーを目印に歩いてみました。

不思議なかたちのタワーを近くで見ると、月並みですが「すげー」と思いました。1Fから入ると、どこから書店に入るのかよくわかりませんでしたが、うろうろしていたら階段を見つけ、くだってみるとブックファースト新宿店がありました。

店内は7つのゾーンに分かれています。はじめていった場合には、どんな本がどこにあるのか、よくわからないかもしれません。また、ゾーンとゾーンの移動でいったん店外へ出るなど、自分がいまどこにいるのか迷ってしまう場面もありました。

まあ、書店というのは、かよっているうちに慣れてきますから、だんだん迷うこともなくなっていくことでしょう。品揃えもけっこういいし、「マイスターとも呼べる個性あふれるスタッフ達」(by プレスリリース)が案内してくれるようなので、今後の展開に期待したいところです。

ところで、同店のDゾーンには「趣味実用」の棚があります。そのなかの「ペット」のコーナーにいくと、さらに「犬」や「猫」の棚があります。その棚を目指したのは、小林照幸著『ドリームボックス』(毎日新聞社)があるかないか、確認したかったからです。

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2008年11月13日 (木)

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昨日、『ポチの告白』(高橋玄監督)の試写を観ました。とてもおもしろく、みごたえのある映画です。来年1月24日から新宿ケイズシネマにて公開されるので、このブログの読者にはぜひ観ていただきたいと思っています。この映画のスーパーバイザーは、私の友人で、警察問題ジャーナリストの寺澤有さんです。

では、何がおもしろく、みごたえがあるのか。その第一は、警察の「人を管理する仕組み」も「カネを集める仕組み」も、その構造は暴力団と同じであることが、映画の全編をとおして表現されている点です。この映画には多くの警察官が登場するのですが、そのすべてが「悪い奴」なんですよ(笑)。

第二は、記者クラブへの痛烈な批判です。警察署で広報担当が配るプレスリリースを、新聞各社の記者たちがわれ先にと奪い取ります。その様子は、まるで「餌に群がる犬」か「残飯にたかる銀蝿」のようでした。「社会の木鐸」を名乗りながら、餌をもらえないと飢えてしまうので、飼い主(警察)の言いなりになる犬(記者)たち。

タイトルの「ポチ」は犬を示しています。たたき上げで組織犯罪対策課長にまで昇進した主人公が、いきなり組織的に犯した警察の罪をでっちあげられ、自滅していく。そして、自分の意思では何もできず、上司の命令のみにしたがって振る舞う警察官を、主人公は「ポチ」と名付ける。

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2008年11月11日 (火)

今日、政府見解に反する歴史認識の論文を公表して更迭された田母神俊雄氏(前航空幕僚長)を、参院外交防衛委員会が参考人として呼びました。ニュースでもその模様が報じられていたので、田母神氏が「人が開き直ると、どういう態度をとるのか」という象徴的な態度で質疑に答えていたことは、すでにご存じの方も多いのでは。

さきほど放送された「おもいっきり!! いいテレビ」(日本テレビ系)で、爆弾を発射でき、戦車を操縦でき、武器を使える立場にある人が、あのような歴史認識を持っていて、それを公言してしまうということはとんでもない、というようなことを、みのもんたさんが強い口調でいってました。

個人の思想信条をどうこういうのはどうかと思います。しかし、ある程度の地位に立つ公務員が、みずからの職務と密接に関係のあるような事柄について、安易に発言してしまうことには、抵抗を持たざるをえません。だって、田母神氏と相対的に同じくらいのポジションにいる経済官僚が、日本の経済政策について独自の認識で民間企業の懸賞論文に応募し、それが公表されたらどうでしょう。同じく、法務官僚が死刑の賛否について同様の振る舞いをしたらどうでしょう。

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2008年11月10日 (月)

先日、某有名キャスターが亡くなりました。新聞系雑誌の編集長からニュースキャスターに華やかな転身をとげ、その後もテレビで活躍されていたようです。

私は某キャスターと、カンボジアで一度、お会いしたことがあります。たしか1993年の総選挙の取材で、ほんの一瞬いらっしゃった記憶があります。そういえば、テレビでガンを告知し、生命保険会社のCMにも出演している某ジャーナリストも、選挙の時期に一瞬、カンボジアにいらっしゃいました。

カンボジア帰国した私はマスコミ関係の方から、某キャスターの優雅な生活や振る舞いについて、いろんな話を聞きました。

某キャスターは、収入や生活の面で、どんどん優雅になる一方、まるでその免罪符のように、某船旅団体の広告塔やサヨクの人が好むといわれる某雑誌の編集委員をつづけました。

某キャスターにしろ某ジャーナリストにしろ、昔は気骨のある仕事をしていた尊敬すべきジャーナリストでした。しかし、テレビに出れば出るほど、私には彼らが「ジャーナリスト」とは思えなくなりました。

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2008年11月 9日 (日)

先週末は、次の企画のための対談を2本ほどやりました。その準備やら何やらで、しばらくネットにアクセスできず、ブログの更新もできませんでした。もうしわけありません。今週もテープ起こしなど、いろいろありますが、ブログの更新もぼちぼちしていこうと思います。

「サキヨミ」(フジテレビ系)に石井慧さんが出演。石井さんがフリップに自分の「サキヨミ」を書いてましたが、50歳代で「パンチドランカーになる」というのにはウケました。石井さんの転向に対して、柔道界の大御所たちがいたちの最後っ屁みたいなことをいっていましたが、そんなことは気にせず、石井さんには総合格闘技界で活躍してもらいたいものです。

アメリカでは、オバマさんが大統領になったわけですが、勝利宣言での彼の演説は、まるでキムタク演じる朝倉総理が「CHANGE」というドラマの最終回でやった演説のように聞こえました。

困難な現状は認識している。だから、本当に実現できるかどうかわからない。けれど、為政者が人々に夢と希望をあたえるような言葉を発することは、けっこう重要なことなんだなあと思いました。じつは、「夢」やら「希望」やらという言葉を私はあまり信じていないのですが、そんな私の胸をうつ演説でした。

一方、オバマ当選について、日本の政治家が語るコメントを聞くと、アメリカと違って、日本は変わらないんだろうな~、と思わざるをえませんでした。変化されたら困るので、アメリカの変化をできるだけ「見ざる、言わざる、聞かざる」でとおしたいという気分が、コメントや表情からありありと伝わってきました。

まあ、今後のアメリカを注視していこうと思います。

数日前に、深夜の浅草の街角で、酔ったホームレスのおっちゃんAが、これまた酔って道ばたで寝ているホームレスのおっちゃんBの顔面に、おもいっきり蹴りを入れているのを見かけました。

いろいろ事情はあるのでしょうけれど、最底辺のおっちゃんAが最底辺のおっちゃんBに対して暴力をふるうことにより、最底辺のなかに、さらに最底辺をつくっているのを目の当たりにしたような気分になり、せつなくなりました。

その状況を見ているだけで、何もしないし、できない。そんな私は何なのだろう、と思ったりもしました。

では、今週もよろしくお願いいたします。

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2008年11月 4日 (火)

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浅草でカレー南蛮を食べようと思ったら「翁そば」です。超太めのそばに、あつあつのカレー。ボリュームたっぷり。値段も安い。生卵を落としたら、敵なしです。なお、そのままオーダーすると、あまりにも熱くて食べられないので、「カレー南蛮、冷やだい」と頼むのがよいかもしれません。そうすると、冷たいそばにあつあつのカレーがかかって出てきますから。

翁そば

東京都台東区浅草2-5-3
電話 03-3841-4641
定休は日曜
地下鉄銀座線・田原町または浅草から徒歩5分

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2008年11月 2日 (日)

アマゾンドットコムの『軋む社会』の読者レビューで、「松下重悳」という方が同書のことを「新聞・雑誌に掲載された記事を寄せ集めた本だ」とご指摘なさっています。たしかにそうなんですが、単に「寄せ集め」たわけではありません。著者と編集者が徹底的に構成を考え、読みやすくすべく文章に手をくわえて、同書が誕生しました。

正直いって、「寄せ集め」という言葉の尻には、本は「書き下ろしでなくてはならない」みたいな「書き下ろし至上主義」が感じられます。そして、出版社をやっている私は、そんな「書き下ろし至上主義」などなんぼのもんか、と思っています。実際、書き下ろされた本でも、つまらない本はたくさんあるし、「寄せ集め」でもすばらしい本はたくさんありますから。

「寄せ集め」と同様に、書き下ろしではないという意味で馬鹿にされたり、書き下ろしよりも一段低く見られる傾向にあるのが「対談本」です。弊社は、よく「対談本」を刊行しますが、どんなに売れる本や評判のよい本をつくってみても、とりあえず新聞書評はスルーされます。一度、大新聞の書評担当者に話を聞いたことがありますが、対談本は基本的に書評の対象とはならないんだそうです。その記者は、コラムとして弊社の「対談本」を読書欄で紹介してくれたのですが……。

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2008年11月 1日 (土)

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「少年犯罪」(その2)

少年法の詳細については、ネットで「少年法」を検索すればかなりのことがわかりますので、ここではくわしく触れません。以下で、ごく簡単な説明だけしておきますね。

少年法は、成人(「心身が発達して一人前になった人」 by 大辞泉)と見なされる年齢(民法では満20歳)に達しない「少年」が犯罪を犯した場合、成人と同じ刑事処分をくだすのではなく、家庭裁判所が更正処置をくだすことを規定した法律です。

また、死刑や懲役、禁錮などにあたる凶悪犯罪を犯した「少年」については、家庭裁判所の判断のもとに、検察に身柄を引き渡し(逆送致)て刑事処分をくだすことが規定されています。しかし、たとえば「少年」が死刑相当の犯罪を犯した場合、実刑が無期懲役になるなど、「少年」の実刑は成人にくだるそれよりも一等が減じられるといった配慮も規定されています。

そして、この法律のなかで、昨年の改正により「重罰化」したといわるポイントが、何歳の「少年」を刑事処分の対象とするか、ということだと思います。つまり、何歳以上の「少年」を、少年院への送致が可能にするのかが問題になったんですね。そして、昨年の少年法改正により、その対象年齢が「14歳以上」から「おおむね12歳以上」(「おおむね」の意味は、11歳以上でも送致可能ということ)になった。こうしてあきらかに「重罰化」はされているわけですが、この「重罰化」をどう評価するのか。それが問題なのだと思います。

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