双風亭日乗

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2008年11月21日 (金)

退学する高校生と無保険の子どもたち

私立高校の生徒が学費を滞納し、やむなく退学する生徒が増えているとのこと。

私は、基本的には子どもが20歳になるまで、親は勉強や生活の支援をすべきだと思うので、まず親の責任を問いたいです。しかし、親にもいろんな事情があるでしょう。事情があって学費を納められない場合は、国や都、県、市などが親代わりとなって学費を払って上げるとか、就職してから返済する奨学金のようなかたちで貸し付けるべきでしょう。

無保険の子どもが全国で3万3000人もいるとのことですが、これもまったくおなじ意味で、国や都、県、市などがどうにかすべきです。とりわけ、アルバイトもできないような年齢の子どもの場合、親が保険料を滞納していようが何だろうが、無条件で国や都、県、市などが子どもの医療費を負担するのは、当然なのではありませんか。

全国一律で1人12000円を配るなんて愚策を進めるカネがあるのなら、学校を辞めざるをえない子どもや無保険の子どもの支援を充実させろって話ですよね。きっと、そういう政策は地味で票にならないからということで、先送りにされたりしているのでしょう。税金を何に使うのか。その優先順位は誰が決めるのか。誰を信用すれば、税金が有効に活用されるのか。

選挙のときには、そんなことを考えながら投票したいものです。

私立高生徒の滞納深刻、1校あたり12人 全私連調査  経済的な理由から、各地の私立高校などで学費滞納が依然として続いていることが20日、全国私立学校教職員組合連合(全国私教連)の調査で分かった。高校では1校あたり約12人が学費を払えない状態に陥っているという。  調査は4月から9月末に実施し、高校は全校の約5分の1にあたる265校から回答があった。学費を3カ月以上滞納している生徒は、9月末時点で全体の1.47%にあたる約3200人いた。  昨年同期の滞納者は全対象の1.54%で、わずかに改善したようにも見えるが、同連合は「経営の厳しい学校側が徴収を強化しており、親が生活費を削って回したり、生徒があきらめて早く退学したりした結果だ。個々の事例を見れば、状況はますます厳しくなっている」と話す。  山形県のある高校2年生は、父親が失業し、春から滞納が続いた。弟の高校進学を控え「自分が働いて弟の進学費用や生活費を稼ぎたい」と退学を申し出たという。  東京都のある私立高校では、都の授業料補助を受ける生徒が今年、約4割にのぼる。昨年と比べると、数%上がっているという。校長は「できるだけ奨学金をすすめているが、それも結果的には生徒に借金を背負わせることになり、本当に良いのだろうか」と悩む。  関西のある私立高校でも、この3年間で5ポイントずつ奨学金を受ける生徒が増え、今は全体の半数にのぼる。それでも一つのコースは1年の時3クラスだったのが、中退者が30人近く出て3年では2クラスになったという。 (asahi.com 2008年11月21日10時12分)

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コメント

給付金制度はホントおかしな制度ですよね。もっと腹立たしいのは、制度に反対だからといって受け取りを拒否しても、その金はどうせ無駄なことに使われるのが目に見えていて、国が得するだけだってことで。
だから有効なお金の使い方をするには、とりあえず受け取るだけ受け取って、あしなが育英会とかに寄付する方が有効に使えるかもしれません。

投稿: yamazakura | 2008/11/21 23:37:10

yamazakuraさん、コメントありがとうございます。
給付金などをばらまく一方で、見殺しにされる人たちの姿がつぎつぎに浮かびあがってきて、ほんとうに悲しい気分になります。

投稿: lelele | 2008/11/23 8:42:17

そうなんですよね。必要な人のところに行ってないですもの。だからせめて、自分が貰ったら政府のお役人にはできないような、有効な使い方をしてやろうって思ってます。

投稿: yamazakura | 2008/11/23 15:51:46