双風亭日乗

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2009年2月 6日 (金)

連載第4回 「子猫殺し」再考 (イベントのご案内)

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『「子猫殺し」を語る』の刊行を記念して、トークセッションをおこないます。
「子猫殺し」騒動に興味がある方だけでなく、いま猫を飼っている方や猫以外の動物を飼っている方にも、ぜひいらっしゃっていただければと思います。
以下、詳細をお知らせいたします。

転載大歓迎です。告知にご協力いただきたく存じます!

第52回 紀伊國屋サザンセミナー

佐藤優×坂東眞砂子 トークセッション
「子猫殺し」騒動とは、いったい何だったのか
――ファシズムへと敷き詰められた道の途中で――

2006年8月18日付の日本経済新聞夕刊コラム「プロムナード」に、坂東眞砂子(作家)による衝撃的なコラムが掲載された。タイトルは「子猫殺し」。このコラムをめぐり、おもにネット上では、猫好きの人々による坂東バッシングが一斉に起こった。

「生き物の生死について、真剣に考える契機になれば」という思いで発表したエッセイが糾弾の対象になった坂東は、『「子猫殺し」を語る』を刊行。同書のなかで、猫好きによる自身へのバッシングに、ファシズムの原形を感じた。

『死国』を読んでから坂東の熱烈なファンとなった佐藤優(起訴休職外務事務官、作家)は、同書の坂東との対談で「子猫殺し」論争の本質を語るとともに、猫好きだからこそ、この論争について真剣に考える必要があると述べた。そして、猫をファシズムの記号にしないためにも、「いまこそ真の猫好きが結集すべきとき」と佐藤は考えている。

論争から2年。「子猫殺し」論争とはいったい何だったのかを振り返りつつ、人と動物の関係やその生と死について徹底的に語る。

日時: 2009年3月6日(金) 18:30開場/19:00開演
会場: 新宿・紀伊國屋サザンシアター
料金: 1000円 (全席指定・税込)


電話予約・問い合わせ: 紀伊國屋サザンシアター 電話 03-5361-3321(10:00~18:00)
チケット販売所: キノチケットカウンター(紀伊國屋書店新宿本店5F,10:00~18:30)
           紀伊國屋サザンシアター(紀伊國屋書店新宿南店7F,10:00~18:30)
サイン会参加方法: 当日、会場にて講師の著作をお買い上げの先着150名様に整理券を配布。
共 催: 双風舎、紀伊國屋書店

<講師紹介>

坂東眞砂子 (ばんどう まさこ)
1958年、高知県生まれ。作家。大学卒業後、ミラノに留学。帰国後、フリーライターを経て作家に。1996年、『桜雨』(集英社文庫)で島清恋愛文学賞受賞。1997年、『山妣』(新潮文庫)で直木賞受賞。2002年、 『曼荼羅道』(集英社文庫)で柴田錬三郎賞受賞。著書に『死国』(角川文庫)、『狗神』(角川文庫)、『傀儡』(集英社)など。

佐藤優 (さとう まさる)
1960年、東京都生まれ。起訴休職外務事務官、作家。同志社大学大学院神学研究科修了。1986年、外務省入省。在モスクワ日本国大使館などを経て、本省国際情報分析第一課勤務。主任分析官としてロシア外交の最前線で活躍した後、2002年に偽計業務妨害容疑で逮捕、起訴。現在上告中。2005年に『国家の罠』(新潮文庫)で毎日出版文化賞特別賞受賞。2006年に『自壊する帝国』(新潮文庫)で新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞をそれぞれ受賞。著書に『獄中記』(岩波書店)、『私のマルクス』(文藝春秋)など。

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