双風亭日乗

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2009年3月16日 (月)

レンタル猫 3

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「レンタル猫 2」でいただいたコメントに答えます。まずは、ほりーさんのコメントについて。

本当に飼いたい人が、ブリーダーさんと信頼関係のもと譲り受けるように出来ないものでしょうか。どうすれば規制させられるのでしょう?法律の知識が無いので教えてもらいたいです。規制だけで不幸な猫が無くなりはしないでしょうが、まず、ここから減らさない事には、保護して避妊手術をしていても、いたちごっこです。

人と人とが、信頼関係のもとで、猫をゆずり、ゆずり受けられるような仕組みができれば、それが一番いいことだと思います。さらに、猫をゆずり受けるときに、自分がほんとうに死ぬまで猫を飼えるのかどうか、十分に検討する姿勢が必要だと思います。自分が何匹までなら猫を飼えるのか、ということを含めて。

法で規制するのであっても、あまい規制であれば、猫の市場での流通は止まらないと思います。そうなると、猫の売買を「禁止」するしかない。しかし、法で規制されなければ、まともな猫のやりとりができないというのは情けないし、法で規制しても、抜け道はいくらでもあるような気がします。考えてみてください。日本は、検察が独自に「国策捜査」をしてしまう国なんですから(笑)。


「一人と一匹たち」というドキキュメント番組を見て、本当に考えさせられました。泣いていても始まらない。地域猫の取り組みも実現出来なかった自分ですが、何か出来る事は有りませんか?

NHK教育テレビで3月1日に放送された「一人と一匹たち」を、私も見ました。社会からはみ出た(排除された)ホームレスのおっちゃんと、飼い主から排除された猫や犬が一緒に暮らす姿を見て、なんともいえない気持ちになりました。そして、番組を見ながら、自分は何もできないと思いつつも、「どげんかせんといかん」順番を考えました。

まず、どうしておっちゃんのような人たちが、川辺で孤独に暮らしているのだろう、と考える。つぎに、おっちゃんたちは、自分らの生活費もろくに持っていないのに、なんで猫や犬を飼うんだろう、と考える。そのあと、どうして猫や犬を平気で川辺に捨てる人がいるのだろう、と考える。

あの番組を見て、猫や犬のことがかわいそうだと真っ先に思っても別にいいのですが、猫や犬がどうのという前に、そこに人間がいるでしょう、と私などは思ってしまいます。人間の暮らしを議論することをショートカットして、犬猫のことを議論するのは、ちょっと違うんじゃないか、と思います。ほりーさんが、あの番組をどうご覧になったのかはわかりませんが。

「何か出来る事は有りませんか」とのことですが、ご自身が猫を飼うときには人からもらうようにしたり、飼えない数の猫は飼わないようにしたり、お知り合いに「猫はゆずったり、ゆずり受けたりするほうがいいよね」と薦めたりするだけでも、法で規制するなどというよりも、大きな意味があると思います。それを積み重ねていくことこそ、いま猫好きがやるべきことなのではないか、と思ったりもします。

つづいて、NPOドルフガルテン協会さんのコメントについて。

結論からいって、ペットショップでの個体の売買は必要なくなるようなシステムが理想だと思います。

この点については、私も同じ考えです。そういうシステムが構築されるべく、自分のできることはやっていこうと思っています。

資本主義だからって何やってもいいというのは、悪までも法治国家における字面上の理解又は詭弁であって、やはりそれ以前に人間として、何が大切なのかを無視してはいけないと思います。
特に、これまでの価値感というのが根底から覆されてる今の時代だからなおさらのこと、これまでないがしろにされていた問題を深く考えて改善すべきだと思います。

私がいいたかったのは、「資本主義だから何でもやってもいい」ということではなく、資本主義社会下でいったん何かが商品になってしまうと、マルクスがいうように「商品→貨幣→商品」という循環から抜け出せなくなる、ということです。この循環にはまると、いくら「人間として、何が大切なのか」と思っていても、その思いがその循環には反映されなくなるから、気をつけたほうがいい、と考えております。(こんなことを書いていますが、別に私はマルクス主義が好きなわけではありません。使える思考は機能的に使おうという方針なだけです。あしからず)

あと、NPOドルフガルテン協会さんは「法治国家」という言葉を使われていますが、前述のとおり私は、日本のことをちゃんとした法治国家だと、あまり思っていません。

さらに、「これまでの価値観」とは何なのか、そして「これまでないがしろにされていた問題」が何なのかをご教示いただかないと、何を改善したらいいのかよくわかりません。ご教示いただければ幸いです。

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