2009年4月30日 (木)
千葉に友民党が誕生!?
浦沢直樹さんの『20世紀少年』(小学館)に、「ともだち」なる人物がつくる「友民党」という政党がでてきます。物語のなかでは、最終的に「ともだち」は世界のカリスマとなり、世界大統領になってしまいます。
これと比較して語るのもなんだと思うし、陰謀論くさい話になってしまうので、以下、適当に読み流してください。
千葉県知事選挙で森田健作さんが当選しました。私には、彼に投票した方の気持ちがよくわからないのですが、まあそれは選挙権を持つおとなの振る舞いですから、ここではとやかく言いません。
当選してから、火山が噴火するように、森田さんにまつわるいろんな事がバレてきました。自民党支部の問題や企業献金の違法性などなど。そして、「週刊現代」2009年5月9日号は、森田さんと宗教法人「幸福の科学」が密接に関わっていることを報じました。
森田さんは「幸福の科学」の信者であり、森田さんの選挙運動を「幸福の科学」が全面的にバックアップしたとか。
「幸福の科学」がどうこうという話は、ここではしません。ポイントは、特定の宗教法人が知事選にコミットし、おそらく多くの県民はそのことをよく知らぬまま投票してしまった可能性がある、という点です。
最近、千葉在住の知人から、千葉の主要各所に「幸福の科学」が立派な建物を建てていると聞きました。そのことと、「幸福の科学」が県知事選でみずからが支持する候補者を当選「させた」ことを合わせて考えたとき、私には真っ先に『20世紀少年』の「友民党」が頭に浮かびました。配役は、「ともだち」が大川隆法さん、「万丈目胤舟」が森田健作さんですかね(笑)
森田さんは選挙のために「幸福の科学」と近づき、「幸福の科学」は千葉での基盤を固めるために森田さんを支持した。つまり、お互いの利害が一致して、一時的に今回のような連携をとることになったのかもしれません。
とはいえ、森田さんが「ミイラ取りがミイラになる」状況になると、その先には「民友党」みたいな「幸福の科学」の政治組織が出現することも、ありえる話だなあ、なんて思いました。まあ、そうなったらネタとしてはおもしろいのですが、一方で不気味な感じもします。
いずれにせよ、千葉県の方々が森田さんを選んだのですから、東京都民の私がとやかくいう話ではないのかもしれませんが。
日乗 | 固定リンク | コメント (3) | トラックバック (0)