双風亭日乗

« 警察とマスコミの腐敗 | トップページ | 週刊誌の終焉 !? »

2009年4月16日 (木)

またまた警察とマスコミの腐敗

Impei
欠かさず読んでるブログのひとつが、ライター・編集者の南陀楼綾繁さんによる「ナンダロウアヤシゲな日々」。同ブログでは、しばしば本が紹介されます。短い文章なのですが、「おっ、読んでみようかな」と思わせるような本の紹介の仕方が絶妙です。

たとえば、以下の文章を読んだ私は、「これは読まねばならぬ!」と思い、今野敏さんの『隠蔽捜査』シリーズを3冊、買っちゃいましたから(笑)。

今野敏『疑心 隠蔽捜査3』(新潮社)を、ゲラゲラ笑いながら読む。前作『果断』で、息子からアニメの素晴らしさを説かれて、『風の谷のナウシカ』に感動する竜崎に大笑いしたのだが、今回はもっとスゴい。米大統領の訪日の警備の責任者に任命された警察署長の竜崎は、秘書として配備された女性キャリアに恋焦がれてしまい、まともに仕事ができなくなるのだ! 彼女と話す部下に嫉妬する警察署長。恋の悩みを解決するために、禅の公案を読む警察署長。テロ計画を防ぐ竜崎たちの活躍を描くのが本筋のハズなのに、いつの間にか恋愛問題の方が前面に出ている。今野敏は意図的にコレをやっているのか、無意識だとすれば天才的だ(担当編集者は絶対この面白さに気づいてるはずだが)。しばらく、このヒトから眼が離せない。

(「ナンダロウアヤシゲな日々」、2009年3月25日)

で、とりあえず同シリーズ第一作の『隠蔽捜査』(新潮文庫)を読んでみて、驚きました。その直前に、昨日紹介した寺澤有著『報道されない警察とマスコミの腐敗』(インシデンツ)を読了していたのですが、『隠蔽捜査』であつかわれるテーマも、警察の腐敗やマスコミとの癒着だったからです。

警官による殺人事件をもみ消そうとする警察官僚。隠蔽に疲れ果てて自殺しようとする警視庁の刑事部長。警察官僚を接待で手なずけようとするマスコミ。さらに、少年法の賛否などについても物語のなかで取り上げられており、作品世界にグイグイと引き込まれていきました。

今野敏さんの本は、はじめて読みましたが、『果断――隠蔽捜査2』も『疑心――隠蔽捜査3』(いずれも新潮社)も、内容に期待が持てそうです。これから、主人公の警察署長がアニメに刺激をうけ、恋愛に目覚めるんですから、今日明日は眠れそうにありません!

日乗 | コメント (0) | トラックバック (0) |

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/211225/44680664

この記事へのトラックバック一覧です:
またまた警察とマスコミの腐敗:

コメント

コメント書く