双風亭日乗

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2009年7月28日 (火)

差別や排除と向きあうオバマ

20090725201410
土曜日は隅田川花火大会。会場の近くにいくと超混雑しているので、隅田公園から見物しました。写真のとおり、木と木のあいだから見えた花火は、半欠けだったのですが(笑)

さて、このブログで何度も書いていますが、何かしらを印にしたうえでの差別や排除は、なくならないという前提で考えたほうがいいと思います。

たしかに、差別や排除がなくなったらいいと思うけれど、なくすのが困難なものをなくそうとすれば、かならず無理をしなければならなくなります。そして、その無理がさらなる差別や排除を生んだりします。

そもそも、差別や排除のほとんどは無根拠のものが多く、さまざまなかたちの「刷り込み」によって生まれています。だから、ほんとうは差別や排除をする側が、どのように刷り込まれているのかを自覚すれば、その無根拠さに気づきくと思います。

しかし、現実はなかなかそうなりません。個人レベルでは、いちいち差別や排除をする理由を考えるのはめんどうだし、国家や組織レベルでは、その差別や排除が政策に利用できたりするからです。

基本的には、差別や排除をする側に問題があるのだし、される側が不当な差別や排除について訴え続けることは、必要なことだと思います。ただし、それをいくらやっていても、両者の溝がうまる可能性は低いでしょう。

このように、差別や排除をなくすのは困難なわけですが、差別や排除する側とされる側が歩み寄ることはできる。対話をすれば、差別や排除の無根拠さや刷り込み加減について、おたがいに理解できる可能性がある。

知らぬ間に、アメリカで、以下のような出来事が起きていました。宮台さんのブログ経由で知りましたが、オバマ大統領の対処は、賞讃に値するものだと思います。出来事の詳細は以下です。

自宅の扉の鍵を忘れた黒人の大学教員が、扉の前で鍵をガチャガチャやっていた。
それを白人警官が見つけ、大学教員は逮捕された。
オバマ大統領は、この白人警官の振る舞いについて「stupid」と発言。
この大統領の発言について、国中がけんけんごうごう。
そして、そのあとで大統領がとった対処が……。

オバマ大統領のとった対処は、坂之上洋子さんのブログ「犬も歩けば 渋谷にあたる」に詳細が書かれているので、そちらをご覧になってください。リンクは以下です。

オバマの問題解決能力
オバマの問題解決能力 追記

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