2009年8月12日 (水)
新刊の装丁
新刊を出す前には、カバーとオビ、そして表紙を、実際に使用する紙で試し刷りをして、色の具合やテキストの内容を確認します。いわゆる「色校」というやつですね。
確認が終わると、本のサイズに切り出して、だいたい同じくらいの厚みがある本に装着してみます(写真参照)。すると、手に取った感じや書店の棚に並んだときの印象を、なんとなく把握することができるのです。
業界の人なら、「いまごろ色校をとっていて、20日の配本に間に合うのかよ」と思うかもしれません。でも、最近は、スケジュールをちゃんと組んでおけば、けっこう短期間で印刷・製本が可能になっています。
まったくの余談ですが、酒井法子問題。ワイドショーの司会やコメンテーターが、息子について語るとき、「もう10歳だから、何でもわかっていますよね。かわいそうです」などといっているのを聞いて、開いた口がふさがりません。
息子の小学校の同級生やら近所の人やらに、メディアスクラムを組んで取材し、ますます息子を困らせているのは、当のあんたたちではありませんか。他人事みたいに「かわいそう」などといわないで、正直に「君のおかげで、視聴率を稼がせてもらっています。もうすこしのあいだ、我慢してね」といったうえで、息子に多額な謝礼金でも払ったほうがいいのでは。
もちろん、メディアスクラムなどやめて、そっとしておくのが一番いいのは、いうまでもありません。
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