双風亭日乗

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2010年4月30日 (金)

いやいや、何年ぶりか忘れてしまったくらい久しぶりに、プールで泳ぎましたよ。深い意味はないのですが、なんか泳いでみたくなったんですね。

泳ぐのは好きなので、肩こりに効くという噂を聞いて、いつかは泳いでみようと思っていました。でも、意外にきっかけがないものです。

たかだか500mくらい泳いだだけでしたが、心地よい疲れのあと、ワインを数杯飲んで、ぐっすり眠れました。気のせいか、肩も楽になったような……。

これを機に、ときどき泳いでみようと思います。昨日は平泳ぎだけでしたが、いろいろ組み合わせるといいみたいですね。

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2010年4月29日 (木)

「たばこ主要銘柄、410円に値上げ 10月1日から」(朝日新聞、2010年4月28日)

たばこ税の増税にともなう措置とのことですが、納得いきませんね。いつもいっているバーやスナック、そして居酒屋には悪いけれど、酒税はなぜあげないのでしょう。排気ガスをばらまく原因になっているガソリンの税金は、なぜあげないのでしょう。

世間では、たばこを鬼っ子にしたうえで、徹底的にいじめることによって溜飲を下げる、みたいな風潮があります。しかし、喫煙者からしてみれば、酒を飲むのも車を運転するのも、たばこを吸うのと似たり寄ったりの「愚行」です。同じ「愚行」なら、踊らにゃ損、損……、って思うんですよね。

不思議なのは、なぜ金持ちからしっかりと税金を取るような増税が実行されないのか、ということです。高級食材からはじまって、高級車、クルーザーやヨット、高級酒、高級アクセサリー、高級な服、飛行機の高級なシートなどに、まずは高額な税金をかけるべきだとは思いませんか。

いま、国税査察官を主人公にしたNHKのドラマ「チェイス」が放映されています。税金逃れをたくらむ大金持ちと、それを指南するコンサルタント、そして彼らを追求する国税査察官の姿が描かれています。金持ちが潤沢な資金で優秀な頭脳を雇って、いかに税金を払わないようにしているのか。そういった実状の片鱗がうかがわれるドラマです。

カネをたくさん儲けたら、税金もたくさん支払うのはいたしかたないこと。親が多くの遺産を残したら、多くの税金を支払うのもしょうがないこと(相続税については、100%にしてもいいんじゃありませんかね)。たばこ税の増税などという姑息な措置をする前に、金持ちから税金をしっかり取れるような措置をこうじてほしいものです……、というのは喫煙者の戯れ言なんですかねぇ(笑)

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2010年4月28日 (水)

昨日も今日も、浅草は雨。薄ら寒い日がつづいています。昨晩は、ママさんが誕生日をむかえたスナックのカラオケで「モー娘。」と「hide」を歌ったら、超浮いてしまい、おかしかったです(笑)

さて、藤原新也さんが、「市民団体」の申し立てにより民主党の小沢さんが関わる資金管理団体の土地取引事件を「審査」していた「検察審査会」なるものが、全員一致で小沢さんを「起訴相当」としたことについて、ブログで言及しています。

Shinya talk 「一般市民の声が神の声となる危うさの中に」

まったく同じキモチワルサとアヤウサを、私も感じます。「この『市民団体』って何よ」と、ニュースを見ながら思っていましたし。

追記…藤原さんのブログに、以下のような上記エントリーを補足する文章が掲載されました。参考まで。

「一国の進路が個人の思惑によって左右される民主主義の怖さ。」

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2010年4月27日 (火)

「西松、2回目の戦後補償 新潟で強制労働の中国人に」(共同通信、2010年4月26日付)

このニュースを読んで、まず感じたことは、「おそすぎねぇ……」ってこと。

敗戦から65年も経過してたら、当時、強制連行で働いていた中国人や朝鮮人は、ほとんど生きていないでしょう。いまさら和解するのなら、なぜ当事者が生きているうちに解決できなかったのか、という突っこみは、企業に対して入れつづけるべきだと思います。

強制連行の話を出すと、しばしば自虐だなんだと騒ぐ輩がいます。けれど、強制連行が、国家と企業がぐるになっておこなった悪いことであることは、いまや自明のこと。ならば、悪いことをしたら謝り、償うのは当たり前のことでしょう。このことに、党派や思想など関係ありません。

ただし、国家や企業の人でも、強制連行に主体的に関わった人と、関わりたくないけど関わらざるをえなかった人、さらに強制連行に関わった組織にいるものの、自身はまったく関わっていない人がいることは、知っておくべきかもしれません。

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2010年4月26日 (月)

一昨日、何年ぶりかで、高校まで世話になった横須賀の養護施設にいきました。約30年前に卒園しているのですから、知っている人はいないだろうとあきらめていました。ところが……。

私が入所した1976年に指導員をやっていたSさんが、なんといまだに指導員として働いていらっしゃいました。途中、何年かのブランクはあるとのことですが、指導員生活30余年とのこと。

昔話に花を咲かせたあと、施設の現状に関するお話を聞きました。まず、施設経営については、長時間労働でありながら給料が安いため、長期で働く保母さんや指導員が少ないこと。また、国・県・市のそれぞれから下りる予算が、すこしずつカットされていること。

園児については、私がいたころよりも断然、自由な状況になっていることがわかりました。たとえば、外出は原則自由(私らのころは不可)。バイトをして電話代を稼げば、高校生は携帯の所持が可能(30年前は携帯がなかったけど)。あと、親に虐待されて入所する子どもの数が激増しているとのことでした。

そして、Sさんがいっていたことで、さらに気になったことがふたつあります。ひとつは、園児の学力が全般的に低下しており、その原因は「あきらめ感」にあるのではないか、ということ。施設を出ても、どうせロクな仕事につけない。虐待するような親がいると、社会に出てから一緒に暮らしてもいいことがない……。

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2010年4月23日 (金)

東京は寒いっすね~。4月だというのに。

さて、昨晩は、アースデー・コンサート@武道館。ある筋から招待券をいただき、いってまいりました。おもな出演者は、東京スカパラダイスオーケストラと山崎まさよし、そしてAKB48。すべて直接聴くのは初めてでした。

コンサートをとおして、知っている曲はたった2曲だけでしたが、とても楽しめました。聴いたことがあろうと、なかろうと、いいものはいいということですね。

山崎まさよしは、ギター&ボーカルとベース、ドラムという三人バンドで登場したんです。で、山崎さん、ギターがめっちゃうまい。三人でやると、けっこう演奏がスカスカになっちゃうことが多いんですが、まったく問題なかったっす。

ところで、知っている曲の1曲目は、山崎さんの「ファット・ママ」。「おお、チャーがギターを弾いているのかよ」と思わせるようなリフからはじまって、びっくりしました。知ってる曲の2曲目は、「雨上がりの夜空に」(RCサクセションの唄ですね)。「春も嵐も」という曲のなかに、はさみこまれていたんですよ。いつもライブでやっているのかな。これまたびっくり。

そして、なにより驚いたのは、AKB48のパフォーマンス。楽曲は作りこまれているものが多かったし(歌詞だけは、ちょっとね……)、踊りもよく練習しているみたいだし。なんだか、南京玉すだれを人間で見ているような、不思議な気分になりました。

MCもしっかりしていて、見たことも聴いたこともないのに「AKB48って、なんだかなぁ……」と思っていたことを反省。そこにいる観客は、誰であっても楽しませる、というエンターテイナーの使命を、ちゃんとまっとうしていました。

そんで、九段下にいったので、ラーメン「斑鳩」に寄ってきました。「特製塩本鰹らー麺」を食べたのですが、スープを飲み干してしまうくらい、うまかった。

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2010年4月22日 (木)

こんにちは。

拙ブログのエントリーに対するコメントは、大歓迎です。しかし、ふたつの理由から、認証制にしております。第一は、スパム防止。第二は、エントリーに対する批判や批評、または文句のコメントをする場合は、基本的に名前を名乗った方のみにしているからです。

とりわけ、第二の理由については、重視しています。いくらネットが誰にでも開かれている空間だからといって、それに乗じて匿名で人を批判したり文句をいったりするのはズルいと思うからです。さらに、匿名で批判したり文句がいいたいのなら、それが前提となっている場(たとえば「2ちゃんねる」とか)でやればいいと思うからです。

人の意見や文章に対して文句があるなら、堂々と名を名乗り、その文句の責任をきちんととるべきでしょう。名乗ることができないのなら、文句があっても、心の中にとどめておいたらいかがでしょうか。もちろん、これは拙ブログのルールであって、ウェブ空間のすべてがそうあるべきだとは思っていませんが。

ただし、文句をいうときに、名乗れない場合もあることは、いうまでもありません。内部告発などは、そのよい例かもしれませんね。このブログについては、内部告発とは関わりがないので、コメントをする際に名乗れない理由など、まったくないと思います。

もう、このブログで同じことを何度いったかわかりません。でも、日々のエントリーごとに読みにいらっしゃる方も多いことから、コメントのルールがあるということを周知することがむずかしいこともわかっています。ですから、ときおり、こうして確認するしかないのかなあ、と思っています。

本日、「……。」さんという方から5つのエントリーに対するコメントをいただいております。熱心に読んでいただき、ご批判をいただいているわけですが、以上のようなルールになっておりますので、名乗っていただけますか? 本日中に名乗っていただければ、すべてのコメントを認証します。名乗っていただけなければ、削除します。

ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

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2010年4月21日 (水)

Toy2


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2010年4月20日 (火)

自分が好きなアーティストが批判されるとムカつく。
自分が気に入っている店をけなされると腹が立つ。
大好きなツイッターの使い方を勘違いさせるようなドラマ「素直になれなくて」が放映されたから、文句をいいたくなった。

「メンズサイゾー」で「大コケ!! 『ツイッタードラマ』の脚本家に非難轟々」という記事を読みました。ようは、「素直になれなくて」というドラマの脚本家が、自分の思い入れを元にしたツイッターの使い方をドラマで展開し、その使い方は偏っているというたくさんの文句がツイッターに書かれた、という話です。

ネット上のコミュニケーションツールなんて、自由にいろんな使い方をすればいいものでしょう。「このように使わねばならない」なんて決まりは、基本的にはありません。プライバシーの侵害や名誉毀損、誹謗中傷などは、マナーとして避けるのは当然でしょうけれど。

で、ドラマのなかで自分が気に入らない使い方をされていたから、ツイッターが大好きな人たちがギャーギャー騒いでいるだけのことを、いちいち記事で取りあげる姿勢が、私にはよくわかりません。ドラマを見たツイッター利用者の一部が、冒頭で書いたような「ムカつき」や「腹立ち」を覚えて、書きたいことを書いていただけのことじゃありませんか。

別にドラマや脚本家をとりたてて擁護しようとは思いませんが、「ツイッターはこう使わねばならない」「こんな使い方はゆるせない」「こういう使い方だけじゃない」と、ひたすら自分の正しさを押しつける人たちの物言いのほうが、ドラマの内容よりも私には違和感があります。たかがツイッターの話じゃありませんか。

ドラマ自体は、誰も幸せにならないことを予期させるような内容で、しばらくは見続けてみようと思っています。

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2010年4月19日 (月)

Toycamera1

            私の部屋から吉原方面をiPhoneのToyCameraで撮影。


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2010年4月18日 (日)

一昨日のエントリーである「ツイッターとディズニーランド」に対していただいたコメントに答えます。

まず、「それ以前に」さん(文句をいうときこそ、堂々と名乗っていただきたいものです)のコメントに対するお答え。いただいたコメントは以下です。

普通の人 と 普通じゃないひとのちがいってなんなんですか
著名人もおんなじように ご飯食べて 眠って トイレに行って所詮おんなじ人間なんじゃないんですか
その表現に疑問を感じます

同エントリーでは、鴻上さんの表現にのっとって、「普通の人」と書いてみました。はじめに、「著名人」とはどんな人なのかを確認しておきましょう。大辞泉によれば、著名人とは「世間に名が知られている人。有名人」のことです。

そうなると、鴻上さんがいうところの「普通の人」とは、世間に名が知られていない人、または有名でない人、ということになりますね。「普通」という言葉を使ったから、ひっかかったのかもしれませんが、ようは一般の人ということでしょう。

「それ以前に」さんの疑問への回答は、以上で十分だと思います。しかし、ちょっと気になることをおっしゃっているので、逆にこちらからお聞きしたいことがあります。

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2010年4月17日 (土)

おととい、銀座のシネパトスで『密約』って映画を観たんですよ。せっかくだから、その帰りに太麺スパゲティを食べに「ジャポネ」まで歩いたんですね。そしたら、これですよ。
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あっ、ちょっと見にくいかもしれないので、拡大してみます。











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花の銀座でここまでやってくれると、ギャグの領域に入ってもおかしくはありません。そもそも、坂本龍馬っていう人が、世間でいわれているほどすごい人なのか、という疑問が私にはあります。もちあげすぎじゃね、って感じ。

天国の龍馬さんは、「幸福実現党応援団長」に任命され、かつ自分の肖像が宗教政党のギャグ広告に使われて、どんな気分なのでしょうね(笑)


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2010年4月16日 (金)

鴻上尚史さんが「週刊SPA!」の連載「ドンキホーテのピアス」でおもしろいことをいっています。タイトルは、「『私は何者か?』 情報と選択肢の多さが幻想と誤解を生む」(同誌、4月20日号、34ページ)。ツイッターについての考察です。

鴻上さんが指摘するツイッターの問題点について、重要な部分だけを取りあげてみましょう。まず、「著名人の知り合い、友人であるかのような〝幻想〟を持つ」こと。ご存じのとおり、フォローしたりされたりすることが自由なので、ごく簡単に著名人のツイートをフォローして読むことができます。

そして、著名人の側は、最大でも140字なので、知らない人からのツイートに対して簡単に答えてしまうことがある。この点については、とくに問題だと私は思いません。しかし、自分が著名人の知り合いや友人であるというような勘違いが起こすと、やっかいなことになるかもしれません。

ようするに、いくら「そういう〝幻想〟や〝誤解〟が生まれても、返事に喜んでいる本人は著名人でもなんでもなく、厳しい言い方をすれば、ただの普通の人」である、という現実がつねに付きまとっている。普通の人の側がそれを自覚していればいいんですけれど。

結論として、鴻上さんは、ツイッターとは「じつによくできた、じつに残酷な発明なんじゃないか」と指摘します。以下は、鴻上さんの指摘を受けたうえでの私の考察です。

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2010年4月15日 (木)

なんだか、春だっていうのに寒いですね。ちいさいころは、「春の予感、そんな気分♪」(「春の予感」、唄は南沙織、1978年)なんて口ずさみながら、新しい季節を楽しんでいたものです。

ところで、酒を抜く日を「休肝日」なんていいますが、昨日はパソコンに触らなかった(抜いた?)ので「休パソコン日」となりました。超久々ですね、まったく触らなかったのは。意図してそうなったわけではないのですが。

ひとり出版社といっても、まともな事務所なんてありません。10畳のワンルームを本棚でふたつに分けて、半分は仕事場、もう半分を寝床にしているんですよ。「子ども銀行」ならぬ「子ども出版社」みたいな感じです(笑)

いいようにとらえれば、そんなかたちでも出版社なんてできるんだ、ということです。悪いようにとらえると、8年ちかくやっているのに、その程度の規模なのか、ということもいえましょう。拡大路線をとっていないので、このままでいいとは思っています。

で、仕事場と寝床が徒歩1秒。パソコンの電源は、常時入っています。そうなると、「ニュースを読もう」「ブログを更新しよう」などと思いつき、なんだかんだいってパソコンに触ってしまいます。

とりわけ、ブログについては、3月初旬からはムキになって(笑)日々更新してきました(理由はこちら)。更新しないと落ち着かないようにもなっていました。だから、久々に更新をさぼり、落ち着かないような、すがすがしいような……。

「休パソコン日」が可能になった背景には、iPhoneの導入もあるかと思います。ウェブの閲覧やメールのやりとりなど、当初はパソコンでやっていて、携帯ではやりにくかったことが、iPhoneだとできてしまう。テキスト入力も携帯より楽なので、メモも取りやすい。

ようは、ガジェット(というか、iPhoneは携帯電話でもあるわけですが)がひとつ増えただけで、仕事のスタイルやライフスタイルが変わる(変えられる)可能性があるのかも、って思ったりしました。ちょっとおおげさかもしれませんけど。

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2010年4月13日 (火)

iPhoneのメール設定問題は、解決しました。ネットのおかげです。いまや、なんらかのトラブルが発生した場合、そのエラーコードやトラブル状況の概要をググるだけで、たいていの解決法は見つかりますね。ほんと、助かります。

で、今朝はなぜか、朝からYouTubeで「恋愛レボリューション21」、「LOVEマシーン」(以上、モーニング娘。)、「White Love」、「Body & Soul」(以上、SPEED)を聴いたんですよ。深い意味はないんですけれど。これらの曲がちまたで流れていたころに、私は日本にいませんでした。だから、帰国してから出会ったいい感じの曲は、アーティストとか関係なく、ついつい繰りかえし聴いちゃいます。

「White Love」は、曲はいいんだけど、歌詞がどうも……。聴くたびに引っかかるんですよ。「次の約束があるから生きていけるよ」っていうところが。そんなことを相手にいわれたら、ひきますよ、私だったら(笑)

約束の「束」は、拘束の「束」。なんてったって、「束」という漢字の意味は、「動きがとれないように引き締める」(大辞泉)ですよ!

約束がなさすぎて、無縁化するのもどうかと思うけれど、「次の約束がないから生きていけない」っていうのも、どうなんでしょうね。まあ、「生きていけない」というのは相手の気をひくための餌みたいなもので、ほんとうは生きていけるんでしょうけど。

仕事の約束は、ちゃんと守る必要があると思います。けれど、男女の、それも恋愛において、やたらと約束をするのはどうなのでしょう。しばり合いすぎて身動きがとれなくなったら、嫌じゃありませんか。

私は半年前に、あるたいせつな約束をぶっちぎられて、「約束などしても、人の思いなんて変わりやすいから、当てにならないんだな」とつくづく思いました。以降、できない約束はしないことと、相手が約束しても過度には当てにしない、ということを心がけるようになりました(笑)

実際のところは、ケースバイケースなんでしょうけれどね。もちろん仕事は別ですよ、仕事は。念のため。

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2010年4月12日 (月)

外出先でメールやブログ、ツイッター、そして検索などおこなうために、iPhoneを入手しました。あと、音楽を聴いたり、ゲームをやったりと、息抜きのツールとしても楽しそうなので。通話には使いません。よって、ドコモの携帯は、通話オンリーの低料金プランに変更しました。

しかし……、メール設定で困っています。ショートメールの設定はできたものの、ソフトバンクのメールとiPhoneのメールが設定できません。いろいろやっているんですが。gmailとniftyのメールは、すべてiPhoneに転送しようと思っていましたが、それもできていません。

まあ、こういうことはカンボジアでもしょっちゅうあったし、日本の場合はサポートセンターなんかもあるので、どうにかなるとは思うのですが。

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2010年4月11日 (日)

本屋さんのストレートな声が伝わってくるブログのひとつとして、私は「150坪×2 書店員Blog」をブックマークして読んでいます。

4月10日の「専門」というエントリーでは、情報誌の売上落ち込みに触れつつ、雑誌が生き残るためには、専門に特化するのがよさそうだ、と分析しています。現場からこういう声が出ているということを、雑誌の版元(出版社)だけでなく、書籍の出版社も真摯に受けとめる必要があろうかと思います。

それでなくても、今後はデータで配信する電子書籍が一般化するわけですから、書店で販売する紙の書籍の作り方や売り方について、個々の版元が未来図を描いて取り組むべきでしょう。そうしないと、あっという間に取り残されてしまうような気がします。

ようは、全般的な傾向でいうと、雑誌であれ書籍であれ、できるだけ専門に特化したものを出していくことが、とりわけ中小出版社が生き残るための方策である。これは、出版業界において、かなり共有されている考え方だと思います。

しかしながら、わが身を振り返ってみると、これまで出してきた本も、これから出そうとしている本も、専門に特化しているかといえば、けっしてそうではありません。その理由は、こういうことです。

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2010年4月10日 (土)

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            浅草、雷門前の工事現場にて。
            「ご迷惑をおかけします……」のキャラも、いろいろあるんですね(笑)

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2010年4月 9日 (金)

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2010年4月 8日 (木)

いまになってNHKスペシャル「無縁社会」(2010年1月31日放送)を観ました。よく取材しているし、余計なナレーションが入ってない。私が最近観たドキュメンタリー番組のなかでは、図抜けて質の高い仕上がりだと思いました。

重い内容でした。死亡しても引き取り手がないまま、自治体によって火葬・埋葬された人の数が3万2000人(2008年のデータ)。うち、身元がまったくわからなかった人が1000人いて、その人たちは「行旅死亡人」と呼ばれたうえで、「官報」に掲載されるそうです。

地域社会の崩壊。労働・雇用環境の悪化。家族関係の希薄さ。さらに、そもそも家族関係をつくるための「結婚」をしない/できない人が多いこと。これらが、上記のような「無縁死」の急増につながっているのではないか。番組は、そう問いかけていました。

個人的な話でいうと、家族がまったくいなくなった10歳の時点で、自分は無縁だという感覚を私は持っていました。とはいえ、施設では社会に助けられ、その後も在籍した会社や元妻、元妻の親戚、地域の人々などと縁を持ちながら、暮らしてきたのも事実です。

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2010年4月 7日 (水)

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隅田公園は、お花見の客でにぎわってました!
楽しそうに呑んでいる人たちを見ていると、なんとなく自分も楽しくなってくるもんですね。
あの人と しっぽりなごみ 花見酒。
夢のまた夢、ですかね(笑)

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2010年4月 6日 (火)

以下では、政治のかけひきがどうこうとか、そういうことは抜きにして、昨日のニュースの一コマを、日本語の問題として検討してみようと思います。

民主党の小沢幹事長が参院選で、民主党の静岡選挙区の候補者として二人を擁立することを決めた。それに対して、民主党静岡県総支部連合会(静岡県連)は、反対の意向を示した。その意向をうけて、連合静岡の吉岡秀規会長が、小沢さんが辞めれば二人を擁立していい、といった。

3月31日の会見で、吉岡さんが語気を荒げて小沢おろしを語っていたことは、「よくいうなぁ」と思いながらテレビで見ていたので、よく覚えています。

で、この吉岡さんが4月5日になって、「他の組織への越権行為であり不適切な発言だ。不本意極まりなく、小沢氏、民主党におわび申し上げたい」と陳謝しました。この「不本意」という言葉には、違和感をいだかざるをえませんでした。

テレビっていうのは、こわいものです。残った記録には、発言のみならず、表情などの振る舞い全般が映りこんでしまいます。3月31日に吉岡さんがおこなった会見での発言は、どう考えても「本意」だったといえるでしょう。

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2010年4月 5日 (月)

斎藤環さんと茂木健一郎さんの往復書簡ですが、さきほど茂木さんからの第4信「因果性と自由」を公開しました。

本ウェブページ左上の「脳は心を記述できるのか」のバナーをクリックすると、お読みになれます。

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2010年4月 4日 (日)

たいへんおまんたせいたしました。

斎藤さんと茂木さんの往復書簡「脳は心を記述できるか」の第4信、茂木さんからの手紙は、明日の10時に特設ページにて公開いたします。タイトルは「因果性と自由」。ぜひご一読ください!

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2010年4月 4日 (日)

8年前にカンボジアから帰国して、まっさきに「遅れているし、ずるいな」と思ったのが、日本の携帯電話事情でした。なにが遅れているのかというと、第一にSIMロックが解除されないこと。第二に通話システムと周波数の問題で、日本の携帯電話(以下、携帯)が海外で使えないこと。

ちなみに、SIMカード(Subscriber Identity Module Card)というのは、「GSMやW-CDMAなどの方式の携帯電話で使われている電話番号を特定するための固有のID番号が記録されたICカード」のこと(ウィキペディアより)。GSMとかは、世界で使われている携帯の通信方式のことです(あとでくわしく触れます)。

1993年あたりに携帯が出回りはじめたカンボジアでさえ、SIMロックなんて解除して電話機を売ってました。つまり、最初に携帯を買うときには、通信会社との契約とセットで買いますが、以降に携帯を買う場合は、その通信会社の製品を買わなくてもいいんです。

日本の現状は、ドコモの携帯を買うと通信会社もドコモになる。そして、ドコモで買った携帯についているSIMカードをAUで出している携帯にさしても使えません。つまり、日本の私たちは、携帯Aがほしい場合、携帯Aを独占販売している通信会社Xからしか、それを手にいれることができません。

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2010年4月 3日 (土)

斎藤さんと茂木さんの往復書簡に関するお知らせです。

茂木さんから届いた第4信ですが、4月5日の午前10時に弊社ウェブページの特設コーナー「脳は心を記述できるのか」に掲載する予定です。

乞うご期待!

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2010年4月 3日 (土)

私は、ひとりで飲み屋にいくことが多いんですよ。で、聴きたくなくてもほかのお客さんの会話が耳に入ってくることも多い。

そんな飲み屋の会話で最近、よく耳にする言葉が「人間力」。誰が言いだしたのか知りませんが、この言葉、けっこう使われているんだなあ、という実感があります。

言葉って、なんとなく使われ続けていると、実態があるように感じてしまう部分があります。しかし、よく考えてみると、その意味があいまいであり、どうにでも解釈できてしまう言葉だったりする。

その典型が、「人間力」という言葉だと思います。たとえば、飲み屋の会話のなかでは、こんなふうに使われていたりします。

「あの人は、もっと人間力をつけたほうがいいんだよ」
「人間力が重要なんですよね」
「人間力がないと、なかなか成績があがらないんですよ」
「僕は、人間力を磨かなきゃいけないと思っています!」

ん~、よくわからない。ウィキペディアで検索すると、この言葉を行政が積極的に使っていることがわかります。一方で、その定義があいまいであることも認めている。

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2010年4月 2日 (金)

まず、昨日のエントリーは、エイプリル・フールにちなんだ「冗談」であることをお断りしておきます(笑)

さて、斎藤環さんと茂木健一郎さんの往復書簡ですが、さきほど茂木さんからの第4信が届きました。この往復書簡において、重要なポイントとなってきた「書簡の期限」については、斎藤さんからの第3信を掲載したのが3月4日でしたから、「その一カ月後」という書簡の期限を今回は茂木さんに守っていただきました。

ウェブ上での公開は、4月4日を予定しております。ご期待ください!

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2010年4月 1日 (木)

弊社では、かねてから雑誌の創刊を計画してきました。年度の初めということで、このたび刊行の運びとなったことをご報告いたします。誌名は、たまたま弊社が台東区吉原のソープ街に近いことにちなんで、つけてみました。

雑誌名: 『出版ジャーナル SOAP』

巻頭グラビア
 今月の書店クイーン――戸手茂綺麗さん(ジャンク堂書店浅草店アルバイト)

特集1 「iPADがなんぼのもんじゃい!」

 「本は滅びず」 日和 見太郎(未来の出版を考える会代表)
 「脳科学から解き明かす読書と記憶の関係――恐怖のウェブ脳」
  脳多林蔵(脳科学者)
 「紙媒体がなくなるのは仕方がない、でも」 本葉打目男(日本出版新聞記者)

特集2 「都市伝説でいこう!」

 「都市伝説が出版界を救う!?」 松健三馬(都市伝説ジャーナリスト)
 「私はツチノコとネッシーを見た」 胡散草野介(「月刊ピックルズ」特派記者)
 「売れ残った犬猫の墓場はここだ」 絶対正義(犬猫のみ愛護協会会長)

連載コラム
 「あるバーテンダーのジゴロ録(1)――はい、いろんなお客さんがいらっしゃいます」
  林タカユキ(「SOS」チーフバーテンダー)
 「明日、保証協会にいきます――浅草・飲食、不景気日記」
  小原三郎(天ぷら「揚げない」経営、浅草・飲食店の将来を考える会会長)
 「失恋はつらいよ(1)――ぶったまげたあの夏の日」 谷川 茂(双風舎代表)

定価 39円(税込)

ご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。

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