双風亭日乗

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2010年6月29日 (火)

昨晩は、スピッツのライブでした。8割くらい、知らない歌でしたが、まったく問題なく聴けました。23年間、まったく変わらない、あの草野さんの声をライブで聴けただけでも、大きな価値があります。

ある方にチケットを押さえてもらったので、受けとるまでは「当然、立ち見」だと思っていました。ところが、受けとってみると2階の座席。ラッキーでした。

2階からは、1階のみなさんの盛りあがりぶりがよく見えるのですが、その様子はまるでバリ島の「ケチャ」っていうダンスみたいなんですよね。

さらに興味深いのは、ビジュアル系のライブにいっても、同様の「ケチャ」状態になること。まあ、観客が盛りあがると、似たように振る舞うのは当たり前のことなのかもしれません。

観客の内訳は、ビジュアル系だと95%くらい女性。今回のスピッツは90%くらいが女性。しかし、決定的に違うのが服装です。ビジュアル系だと、やはりゴスロリを中心とする黒系の服を着ている人が多い印象があります。一方、スピッツのお客さんは、カジュアルな感じの服装が多かった。

ライブにいくと、音楽を聴くだけでなく、いろいろな情報が目に飛び込んできます。楽しいですよ!

いずれにしても、スピッツが東京に来たら、また聴きにいきたいものです。

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2010年6月28日 (月)

たいへんお待たせしました。

斎藤環さんと茂木健一郎さんの往復書簡ですが、茂木さんからの第6信を特設ページで公開しました。タイトルは「人間の自由について」です。

これが最後の書簡となります。当初は、半年で終了する予定だったこの企画。結局、3年越しとなってしまいましたが、斎藤さんと茂木さん、そして読者のみなさんのご協力によって、最後まで走りきることができました。

書籍化は、8月半ばの予定です。すべての書簡には、山本貴光さんと吉川浩満さんによる「実況」をつけます。また、書簡終了にあたって、斎藤さんと茂木さんのそれぞれにインタビューをおこない、その内容も掲載します。

企画した者として、なにより嬉しいのは、この往復書簡がけっして予定調和で終わらなかったことです。新聞や雑誌、テレビなどを見ていると、対談とよばれる企画の多くが「なかよし」対談か「なあなあ」対談であることは、読者のみなさんもお気づきのことでしょう。

たしかに、「なかよし」が「なあなあ」で語り合った場合、語り手のファンにとっては安心できる内容になるのでしょう。でも、そういう対談にどれだけ「中身」があるのかといえば、疑問を持たずにいられません。本企画に関しては、斎藤さんと茂木さんのおかげで、けっしてそうはならなかった。それだけでも、私にとっては大きな収穫です。

いろいろ書きたいことはありますが、あとは書籍化直前に拙ブログでおこなう予定のキャンペーンのときに書こうと思います。

刊行後には、斎藤さんと茂木さんのそれぞれが、山本・吉川ペアと語る形式のトークセッションをおこなうかもしれません。ここはあえて、おふたりが直接会って対話するのではなく、個別にトークするということですね。書簡の内容に関する読者の質問などを募集して、トークの際に答えていただくようなことも考えております。

では、最後の書簡をお楽しみください。

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2010年6月25日 (金)

お待たせしております。

往復書簡ですが、さきほど茂木さんからの手紙が届きました。校正したあと、来週月曜までには特設ページに掲載できると思います。ご期待ください!

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2010年6月25日 (金)

■ロト6、はずれる。とはいえ、考えてみたら、高額で当選したら人にいわないよね、普通(笑)

■私は、内田樹さんが書いたものがけっこう好き。しかし、ときどき大風呂敷を広げるのがどうかと思う。それも、深い根拠も、確実な裏付けもなく。フェミニズム批判のときに、それを強く感じた。最近の「幼児化する男たち」というエントリーでは、「日本の男性は急速に幼児化している」と決めつけている。「ちょっと待った!」って感じである。

■サッカー。日本代表が決勝トーナメントへ。私は、『反ナショナリズム』(って姜尚中さんの本をむかしにつくりました)の立場ですが、日本が勝つとうれしいものです。ところで、岡ちゃんを罵倒していたマスコミが、転じて褒めちぎる。罵倒するなら、最後まで罵倒するのが筋ってものでしょう。調子がよすぎるぜ!

■iPhoneのOSをバージョンアップしようとしたら、フリーズ。結局、復元するハメになるも、3通りくらいの方法を試してようやく復元完了。あとは、ソフトをすべて入れ直し。後ろ向きの作業に、どっと疲れる。

■往復書簡の書籍化がずんずん進んでいる。カナダの茂木さん、書簡の原稿をお待ちしております。

では、また来週!

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2010年6月24日 (木)

斎藤環さんと茂木健一郎さんの往復書簡「脳は心を記述できるのか」ですが、ただいま書籍化に向けた作業を進めています。まだ仮の段階ですが、いくつかの情報を公開いたします。

タイトルは『脳と心』で、サブタイトルは「クオリアに関する脳科学者と精神科医の対話」になると思います。構成は、「はじめに」「往復書簡」「インタビュー」「おわりに」というシンプルなかたちになりそうです。

「はじめに」では、最近の脳科学に関する議論を概観するとともに、心脳問題とは何なのかを確認します。そして、それらの問題において、往復書簡がどのように位置づけられるのかを指し示します。

「往復書簡」では、6通の書簡の全文を掲載します。さらに、本文を二段に分けて、上段は書簡の本文、下段は「実況」にします。実況では、たとえば書簡の各所で「何が争点になっているのか」「むずかしい言い回しをしているが、ここでは筆者が何を言いたいのか」といったことをくわしく解説します。

「インタビュー」では、書簡終了後の感想や書きたりなかったこと、読者にいっておきたいことなどを、斎藤さんと茂木さんのそれぞれにお聞きします。また、書簡に対する編集部からの問いに、お答えいただきます。

「おわりに」では、本企画のまとめとして、往復書簡で何があきらかになったのかを振り返ります。

「編集部」と書いていますが、実際には『心脳問題』の著者である山本貴光さんと吉川浩満さんからの全面的なバックアップなしに、本企画は成立しません。「はじめに」と「おわりに」はおふたりの執筆となりますし、「往復書簡」の実況を執筆するのも、斎藤さんと茂木さんへのインタビューをおこなうのも、おふたりです。

ページ数は、400ページ弱になる予定です。

結局、3年越しの企画になった往復書簡も、ようやくゴールが見えてきました。では、第6信の掲載まで、しばしお待ちください!

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2010年6月21日 (月)

いろんな人が、すでにいっているのでしょう。スイッチ入れて、流していれば、誰でも気づくことですからね。

ゴールデンタイムに忙しくしている人は、観ていないかもしれません。まあ、観ても観なくても同じなので、観なくて正解かもしれません。

私の場合、在宅で仕事をすることが多く、かつ嫌いじゃないから、ついついテレビをつけっぱなしにしておく癖があります。

深夜の時間帯だと、けっこうおもしろい番組がありますよ。予算がなくても、工夫をして、いかにおもしろい番組をつくろうかという、制作側の意図が伝わってくる番組があります。

しかし、ゴールデンタイムは、どうしようもない番組ばかりで、あきれてしまいます。あまりにも芸がなく、ワンパターン。どのチャンネルも似たようなもの。

「ひな壇に芸能人や学者や弁護士をならべる」、「どこかから買った日本や海外の資料映像を流す」、「ひな壇の人たちが感想を述べたり、手を叩いて笑ったりする」、以上。

そりゃあ、資料映像に頼らず、オリジナルの構成を考えて、クルーとロケをしたら、多少のお金はかかりますよ。でも、そうやって独自性を出してこそ、おもしろい番組ができるんじゃありませんか。

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2010年6月18日 (金)

「週刊新潮」に琴光喜の野球賭博に関する記事が掲載されて以来、角界には激震が走っていますね。まあ、琴光喜など名前があがっている力士や親方は、文字どおり「氷山の一角」なんだと思います。

取材をしたわけではありませんが、歴代の親方をはじめ、日本相撲協会に関わる多くの人が、野球賭博をやっていたのかもしれませんね。だから、警察が過去をさかのぼったり、深く掘り下げて捜査をすると、とんでもないことがわかってしまう可能性がある。

同協会の理事たちの対処が終始および腰である理由は、そのへんにあるような気がします。また、暴力団との関与ばかりが騒がれていますが、以下で記すように、賭博の胴元になる人はヤクザでないことが多い。

つまり、野球賭博におけるお金の流れは、客と胴元がやりとりをするなかで、ヤクザは胴元からみかじめ料をとるという感じなんだと思います。だって、胴元がヤクザだったら、客がビビってしまい商売になりませんからね。

ところで、ばれたらヤバい野球賭博を、なぜ有名力士らがしてしまうのか。以下は野球賭博の話ですが、あくまでも人から聞いた話です。信憑性のほどは、ご自身で判断してください。

とにかく、おもしろいんだそうです。野球賭博って。たしかに、話を聞いているだけでも、おもしろそうでした。

まず、胴元はプロ野球の対戦カードごとに帳場を開く。対戦チームにあきらかな強弱がある場合は、胴元がハンデをつける。このハンデが、また的確なんだそうです。で、ハンデをふくめたうえで、客はどのチームが勝つのかを予想して、カネを賭ける。

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2010年6月16日 (水)

Jk


おもしろいことっていうのは、へんなことを真面目にやってみせることなんだなぁ。日清カップヌードルのCMを観て、つくづくそう思いました。

ジャミロクワイのJKが、日本語で、「腹減った、腹減った、カップヌードル、5つ食べられるかい? ほかのじゃ嫌よ~」と歌っているんですよ、あのJKが(笑)

それも、「Virtual Insanity」という曲のPVのロケセットを完全コピーした場所で撮影されています。これを企画・立案した人、90年代前半にジャミロクワイを聞きまくっていたんだろうなあ。

勝手ながら、30秒のCMから、「何年経っても、いい曲はいい曲なんだよね」って声が伝わってきます。

これもすごいけど。

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2010年6月15日 (火)

■しばらくのあいだ、月金で更新してきた拙ブログですが、今週からは不定期(2日に1回くらい)の更新に切り換えさせていただきます。理由は、本業がちょっと多忙になってきたからです。

■ただいま、斎藤環さんと茂木健一郎さんの往復書簡に、多くの付加価値をつけた本を準備しています。刊行は8月中旬の予定。いろいろありましたが、約1年ぶりに本を出すことになりそうです。

■ツイッター。ほぼ完全に飽きてしまったかも(笑) 自分がつぶやく気にはならないし、人のつぶやきを読んでもなんとも思わないんですよね。みなさんは、いかがでしょう?

■それでは、引きつづきよろしくお願いいたします。

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2010年6月11日 (金)

ロト6、買い忘れる。
プールに行き忘れる。
嗚呼、最近、ほんとに忘れっぽい。
「最近、太ってきたので、ひそかにコアリズムをやっている(笑)」と白状すると、たいていの人から「キモイ」という反応がかえってくることがわかる。
忘れるのも、太ってきたのも、ここ半年のあいだ飲み続けている酒のせいかも……。

酒を飲んでいると、まわりの人たちが楽しそうに自慢話をしている。これ、よく知ってるよ。あの有名人、知り合いなんだ。どこの大学を出たの。うちの娘は私立なんだよ、云々。
あー、馬鹿らしい。自慢は、ダサイですよ。聞かれたら、答えりゃいいじゃん。あなたより優秀な大学を出た人や、あなたより有名な人を知っている人が隣にいたら、はずかしいでしょ。酒を飲んで厚顔になるのは仕方がないけれど、自慢はダサイ、ダサすぎる。
そもそも、どうしてそんなに自慢したいのかが、私にはわかりません。

斎藤さんと茂木さんの本の制作、どんどん進めています。今日は、山本さんと吉川さんと私とで打ち合わせ。
「実話ナックルズ」の「在特会とは?」という特集がおもしろかった。解説するのは、一水会代表の木村三浩さん。
「週刊SPA!」の西原理恵子企画に山口晃さん(たしか台東区谷中在住)が登場していた。
花沢健吾著『アイアムアヒーロー』(小学館)の3巻を買うも、巻を重ねるにつれて残念な感じに。
一方、同書とともに下北沢のヴィレッジバンガードで買った伊藤計劃著『虐殺器官』(ハヤカワ文庫)は、かなりおもしろそう。
「朝ズバ」で「新卒切り」の特集が組まれ、NPO法人「POSSE」の川村遼平さんが出演していた。内定を取り消すと会社の評判が落ちるから、いったん雇ってからすぐにクビを切る……。あまりにも不当な会社人事の実態。
では、また来週!

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2010年6月10日 (木)

6月9日は「ロックの日」らしい(笑)

で、オリコンスタイルがアンケートで「後世に残したい日本のロックバンド」のランキングを発表しました。調査対象が、10~40代の男女1000名というのは、ちょっと少ないので偏りが生じると思うけれど、予算とか時間の都合で仕方がないのでしょうね。

気になるランキングですが、ベスト3は、1位=B'z、2位=BOOWY、3位=X JAPAN。以下、4位=ミスチル、5位=サザン、6位=ラルク、7位=RCサクセション、8位=グレイ、9位=イエモン、10位=ザ・ミッシェル・ガン・エレファントとバンプ。

調査対象がこのランキングで誰に投票するのかは、年齢や趣味、性別、そして居住地をふくめた生い立ちなどが、深く影響すると思います。つまり、ランキングはかなり多様になって、おかしくないんですよね。

それはさておき、こういうのを示されると、自分はどうかと考えたくなります。順位不同で記してみると、RCサクセション、スピッツ、ミスチル、イエモン、ボウイ、はっぴいえんど、フリクション、PIERROT、ラルク、ミッシェル……。そうそう、スパイラルライフもすごいバンド(というかユニット)だったと思いますよ。

なにがロックか、ということも、人によって定義が違ったりするのでしょうね。あと、バンドじゃなくて個人でも、ロックをやっている人ですごい人はたくさんいます。チャー、山下達郎、桑田佳祐、斎藤和義、山崎よしかず、遠藤賢司……、あー、キリがない(笑)

公表される音楽ランキングみたいなものは、「あっ、そういや自分はどうなんだろう」って思うきっかけにするくらいで、いいんじゃないんですかね。んで、「自分はこうだよな」って楽しみつつ、昔の曲を引っ張り出して聴いたりするんですよ。そういうの、たまにはいいかも。

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2010年6月 9日 (水)

「イルカ猟を批判する映画の上映が中止になった件」というエントリーに、いくつかコメントをいただきました。この話題については、いろんな見方があるんだなあ、と実感しているところです。

映画「ザ・コーヴ」の内容については、生き物のなかからイルカをえこひいきしたうえで、長い歴史のあるイルカ漁を安直に批判しているという点で、私自身は否定的な印象を抱いています。

つづいて、フェアーでない取材・撮影で映画がつくられた点については、原則的にはフェアーなかたちで取材をしたほうがいいとは思います。その点でいえば、「ザ・コーヴ」は問題ありです。

しかし、取材者の側に立ってみると、フェアーなルートでは取材できない場合など、現実的にはカネやコネなどの裏技を使わざるをえないこともあります。ですから、フェアーでない取材でつくられた映画だ、という点において、「ザ・コーヴ」という映画を私は問題視しますが、ときにはフェアーでない取材をせざるをえないという点については、すべてを否定するわけではありません。

ところで、なにかの善し悪しを判断する場合には、世界的・人類的に不偏な善し悪しの基準と、地域や国によって異なる善し悪しの基準があると思います。「映画」という表現については、エロ表現に見られる「どこまで見せてよいのか」という許容範囲の多様さが象徴的ですが、まさに地域や国によって異なる善し悪しの基準が適用されるものになるでしょう。

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2010年6月 8日 (火)

昨晩は、自宅で日テレの「NEWS ZERO」を観ました。ゲストは、民主党幹事長の枝野幸男さん。

番組のメインは、キャスターの村井信尚さんによる枝野さんへの質問攻め。村井さんは、まるで「いじわるじいさん」でしたよ。なんて、キャスターや記者の誰もが、コピーしたように鬼の首をとったような形相で、民主党の議員を質問攻めにするのでしょうか。私の記憶では、自民党の議員に対してあんな形相で質問をしているキャスターや記者など、あまりいなかったように思います。

そりゃあ、いろいろあったから、首相と幹事長を入れ替えたのですし、いまだに政策の問題が山積みであることは確かです。でも、政権交代してから一年も経っていないんですから、怒った顔して「あら探し」ばかりしてても、いいことなんてないでしょう。視聴者だって、「あら探し」ネタばかり聞きたいわけではないでしょう。

考えてみれば、沖縄のことだって、テレビも新聞も民主党の「あら探し」ばかりして、提言や提案などほとんどしていません。視聴者が求めているのは、「あら探し」ばかりではなくて、「ウルトラCになるけれど、こんな選択肢があるんだぞ」って、テレビや新聞が指し示してくれることなのではありませんか。

いまは、うしろ向きな「あら探し」が必要だとは思えません。それよりも、まえ向きな提案や提言を枝野さんにぶつけ、いまよりマシな日本にしていきましょうと問いかけることが必要なのでは。

拙ブログでは何度も書いていますが、文句をいったり批判をするのは簡単なことです。しかし、とくにマスコミの人が誰かに対して文句や批判をいう場合には、代案や対案を準備してのぞむのは「基本のき」でしょう。代案や対案なしに、ギャーギャー騒いでいるのでは、井戸端会議と変わりなし。

じゃあ、井戸端会議みたいなニュースなんて見なきゃいいじゃん、って話しなんですが(笑) 一応、公共の電波を使って報じるニュースなのですから、もうすこしクオリティが高いものを観たい、という一視聴者の意見はいっておきたいものです。

あくまでも、なんとなくの話ですが、テレビに出ている人たちの多くが、いらついているように見えなくもない。なんでいらついているのか知りませんが。しかし、お金をもらって出演するプロなんですから、そこんところはうまくやってもらえたらいいですね。

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2010年6月 7日 (月)

昨晩、テレビ朝日の「ANNスーパーJチャンネル」を観ていたら、政治部の記者みたいな人が鬼の首をとったような勢いで、「脱小沢」だの「(小沢さんが菅さんらの)抵抗勢力」だの「(小沢さんが)完敗」だといっていました。

その表情を見て、発言を聞いて、気持ちが悪くなりました。たしかに、民主党の現状を分析すれば、そのように見えるのかもしれません。でも、そんなムキになって、あおり立てて、どんな意味があるのでしょうか。

私は、別に小沢さんが好きでも、菅さんが好きでもありません。おふたかたには、普通に関心を持っている程度です。そんな立場からいわせると、くだんの記者みたいな人の振る舞いは、世論にマッチで火をつける、まるで放火みたいなものに思えました。

酒場にもときどきいますが、騒ぐ必要のないことなのに、過剰に騒ぎ立てる人。自分が知っていることを、その人よりも知っている人がいるかもしれないのに、さも自信ありげに主張する人。その主張に反論すると、ムキになって論破しようとする人……。

火をつけられた話は目立つので、いったんは注目をあびるでしょう。けれど、その話がほんとうに火をつけるべきものなのかどうかは、慎重に見極める必要があります。とくに、ニュースを扱うマスコミの人たちは、「数字」のためには平気で火をつけることがありますからね(笑)

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2010年6月 5日 (土)

毎日新聞によると、和歌山県太地町のイルカ漁を批判的に取り上げたルイ・シホヨス監督のドキュメンタリー映画「ザ・コーヴ」が、東京で上映されなくなったそうです。

米映画:「ザ・コーヴ」都内上映館ゼロに イルカ漁批判(毎日新聞、2010年6月4日)

同作品がアカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞を受賞した直後、「首相の靖国神社参拝を求める活動など」をしている「ある団体」から、配給会社のアンプラグドに電話が入り、上映に圧力をかけるようなやりとりがあった。さらに、4月になると、同社の社長宅周辺で、同団体が抗議行動をおこないました。

この「ある団体」のやっていることは、最低だと思います。ていうか、他人の表現の自由を暴力で侵害し、それを認めていたら、自分たちの表現の自由も、他人の暴力によって侵害される可能性があるわけですよね。それとも、自分たちの暴力は最強だから、誰からも脅されないと思っているのでしょうか。

まったく同じことを、坂東さんの「子猫殺し」コラムが糾弾されたときにも思いました。自分の表現の自由を担保するためには、他人の表現の自由も認める。そんなの超当たり前のことすぎて、ここで書くのが恥ずかしいくらいです。

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2010年6月 3日 (木)

柳美里著『ファミリー・シークレット』(講談社)を読了。はからずも日テレで「MOTHER」という児童虐待をあつかったドラマの放映中であり、いろいろ考えさせられました。親と子どもの関係性は、ここでは簡単に書き尽くすことができないくらい多様ですよね。

また、その関係性は個人的であり、どういう関係性がすばらしいとか優れているとか、そう簡単にいえるものでもありません。同様に、どういう関係性がだめだとか劣っているということも、いえないと思います。

こうして、親子の関係性が多様であり、人それぞれであることを確認したうえで、ほぼ唯一、「でも、これだけはやっちゃマズいでしょう」というのが、児童虐待なのではありませんか。そうなると、まず「虐待」が何なのかをはっきりさせないと話が進みません。

はてなブックマークの記述がシンプルでわかりすいので引用します。「保護者による、児童(子供)への虐待行為。身体的虐待(暴力等)・心理的虐待(言葉の暴力等)・ネグレクト(保護責任遺棄)・性的虐待の4種類に分類される」

『ファミリー・シークレット』では、上記のうち「身体的虐待」と「心理的虐待」を柳さんが息子におこなっている事実が書かれています。あまりにも赤裸々な記述をネット(講談社の「G2」)で公開したため、柳さんのウェブサイトが炎上したことは、ちょっとしたニュースになりました。

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2010年6月 2日 (水)

これを読んでおいたほうがいいかもしれません。とくに、平野啓一郎さんと永江朗さんに対する痛烈な批判は、一読の価値があると思います。

出版状況クロニクル25(2010年5月1日~5月31日)

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2010年6月 1日 (火)

麻原彰晃の四女である松本聡香さんが書いた『私はなぜ麻原彰晃の娘に生まれてしまったのか』(徳間書店)を読みました。あいまいな感想で申し訳ありませんが、なんともいえない読後感でした。

この本のポイントは、三つあると思います。ひとつめは、麻原の娘として育った著者の数奇な人生。これがメインですね。ふたつめは、面会にいったときの父・麻原彰晃の情報(とくに奇妙な行動)。三つめは、後見人となった江川紹子さんと著者との関係です。

麻原の娘として生まれたがゆえに、普通の家庭とは異なる環境で育ちあがってしまった著者。とりわけ、麻原が逮捕されてからは、麻原家に生まれたがゆえに、世間から「のけ者」にされていく。私がもっとも嫌な気分になったのは、以下のくだりです(同書、p131-132)。

著者がリストカットをはじめると、キョウダイたちは学校でのいじめがその原因ではないかと考え、教育委員会に対策を願い出ます。「もしいじめが原因でさとかが死んだらどうするのですか」と訴える著者の姉(次女)。

それに対して、著者が通う学校の校長は、「でも、さとかさんの命は一つですよね。あなた方のお父さんは、たくさんの人を殺しましたね。あなたが死んでも仕方がないでしょう」と答える。さらに、著者を支援する人権派弁護士らは、その場で「テロリストであってもリンチをしてはいけない」というようなことをいうのみ……。

未成年の子どもがしでかしたことについて、親が責任を問われるというのは、ある意味で仕方のないことだと思います。でも、親がしでかしたことについて、未成年の子どもが責任を問われるというのは、どう考えてもおかしな話だと思います。「おいコラ、校長」ですよ、まったく。

他方、「人権」を御旗にして、テロリスト「であっても」リンチはいけないという人権派の人々の言い分にも、大きな違和感があります。いいおとなが、なんでもかんでも「平等」にあつかえば「平和」がおとずれる、などという幻想を抱くのは、やめにしましょうよ、人権派の人たち。

冷たい態度かもしれませんが、この手記を読んだからといって、私は筆者に対して「かわいそう」とか「がんばれ」などと、簡単に声をかけることはできません。そんなの、安直かつ偽善的ではありませんか。とはいえ、こうしてブログで手記をとりあげ、その存在をみなさんに知らせることはできます。

はっきりいって、この手記を書籍にする必要があったのかどうか、疑問が残ります。内容からいうと、どこぞの月刊誌あたりで、特集ページを組めば済むようなものだと思うからです。それでも、著者は生活に困っているような感じなので、手記が書籍として販売され、すこしでも多くの印税が著者に届くといいなあ、とも思います。

次は、柳美里さんの『ファミリー・シークレット』(講談社)の感想を。これまた、なんともいえない本です。ではでは。

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2010年6月 1日 (火)

こんばんは。

油断すると、ついブログの更新を忘れてしまいます。月曜は失礼しました。今日は、二回更新しましょう。

先週金曜のブログを読んで、私も昼ドラ「娼婦と淑女」を観ているという、という同年代の筆者からメールをいただきました。その後、登場人物やら内容やらに関するオバサントーク(おっとこれはフェミコードに触れるかもしれない)ならぬオジサントークを、何通かのメールにわたって展開しました。なんだかなぁ。

この昼ドラ、昼間の仕事をしている人は、リアルタイムではほぼ視聴不可の番組ですから、お互いにヤクザな仕事をしているんだなあ、と再認識しました。

麻原四女の手記を読みました。あと、柳美里さんの『ファミリー・シークレット』もあとすこしで読了。感想などは、次のエントリーで。

東京MXテレビでは、「探偵!ナイトスクープ」という番組が関西の一週(か二週)おくれで、日曜日19時に放映されます。めっちゃおもしろい番組であることは、関西の方にはいうまでもありませんね。今日、録画を観たのですが、口笛上手な少年が「口笛世界第二位」のおっちゃんと、口笛で会話している場面で涙が出るほど大笑いしてしまいました。


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