双風亭日乗

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2010年6月21日 (月)

テレビの堕落

いろんな人が、すでにいっているのでしょう。スイッチ入れて、流していれば、誰でも気づくことですからね。

ゴールデンタイムに忙しくしている人は、観ていないかもしれません。まあ、観ても観なくても同じなので、観なくて正解かもしれません。

私の場合、在宅で仕事をすることが多く、かつ嫌いじゃないから、ついついテレビをつけっぱなしにしておく癖があります。

深夜の時間帯だと、けっこうおもしろい番組がありますよ。予算がなくても、工夫をして、いかにおもしろい番組をつくろうかという、制作側の意図が伝わってくる番組があります。

しかし、ゴールデンタイムは、どうしようもない番組ばかりで、あきれてしまいます。あまりにも芸がなく、ワンパターン。どのチャンネルも似たようなもの。

「ひな壇に芸能人や学者や弁護士をならべる」、「どこかから買った日本や海外の資料映像を流す」、「ひな壇の人たちが感想を述べたり、手を叩いて笑ったりする」、以上。

そりゃあ、資料映像に頼らず、オリジナルの構成を考えて、クルーとロケをしたら、多少のお金はかかりますよ。でも、そうやって独自性を出してこそ、おもしろい番組ができるんじゃありませんか。

ゴールデンタイムの番組で、そうやってちゃんとつくっているのは、それこそフジの「めちゃイケ」くらいでしょう。あとは、ぜんぶ似たようなもの。資料映像&ひな壇番組か、クイズ番組ばかり。

制作側は、もしかしたら「視聴者が求めているから」とか「予算がないから」などというのかもしれません。でも、視聴者はほんとに資料映像&ひな壇番組とかクイズ番組を観たいと思っているのでしょうか。

「予算がないから」というのも、おかしな話です。過去をさかのぼれば、低予算でもおもしろかった番組など、いくらでもあるのですから。アイデア次第で、どうにでもなるのではありませんか。

にもかかわらず、なぜゴールデンタイムに資料映像&ひな壇番組とクイズ番組ばかり放映されるのでしょう。「他の局がやっているから、自分のところも」みたいなムードが、そうさせているのか。企画や編成の幹部が、「やれ」とごり押ししているのか。そもそも、制作側の企画する力が衰えているのか……。

真相はよくわかりませんが、そんな番組をこのまま流しつづけていると、視聴者の頭の中も、制作側の志も、堕落していく一方であるような気がします。

こんなことをいうと、「じゃあ、そんなの観なきゃいいじゃん」っていう人がかならずいます。たしかにそうなのですが、テレビ好きの私としては、一言いわずにいられないというのがあります。また、なんだかんだいって、テレビの影響力は馬鹿にできません。

別にロケで番組をつくらなくてもいいけれど、同じ時間帯に同じような番組を放映するのではなく、各局の独自性を感じさせてくれるような番組を観たい、とただただ思うわけなんですよ。

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コメント

「めちゃイケ」も歌ヘタ王とかはつまらなくて、残念です。
制作よりも、不動産業に力を出すようになったのでは?
利益出るし。

投稿: akebo | 2010/06/21 23:35:19