2014年5月 5日 (月)
『旅するバーテンダー』製作秘話 その3
「DORAS」に通ううちに、中森さんとは世間話からお互いの恋愛話までするようになりました。「最近、うまくいってます?」とか「ケンカしちゃいましたよ〜」となどと戯れ言を交わす間柄に。
また、冗談で「モーツアルトのコスプレをして、カウンターに立ってもらいたいですね」と言ったところ、数ヶ月後には衣装やカツラを準備して、ほんとうにモーツアルトの姿でシェイカーを振ってくれました。
そんなある日、中森さんから連絡がありました。店のブログで連載している旅行記を、書籍にしてみたい、と。双風舎としては、これまで出した書籍と毛色の違ったものを出していいものか、と少し迷いました。とはいえ、まずは旅行記をじっくり読んでみようと思い、ブログを読んでみました。
中森さんが毎年、1週間から10日間くらい店を閉めて、ヨーロッパを旅していることは知っていました。ただし、旅の詳細を知るのは、旅行記を読んでからのこと。もちろん、プロの物書きではないので、文章技術には難点があまりしたが、読み進めるうちに「これはおもしろい!」と思うようになったのです。
では、何がおもしろかったのか?
〈つづく〉
『旅するバーテンダー 〜浅草発。究極の一杯に向けてヨーロッパを駆ける』
中森保貴 著
本体 1800円
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コメント
懐かしのモーツァルト写真です。
この年プラハ、ウィーンを旅した際に今まで感性に刺激をくれたモーツァルトに触れ、35歳12月5日の命日にこの年35歳だった自分がモーツァルトになって営業しようと決めました。
この日1日の為に衣装はオーダーメイド、カツラはハリウッドから取り寄せたのでした。
レクイエムというよりモーツァルトらしい明るい命日営業となりました。
投稿: 中森 保貴 | 2014/05/06 5:01:11