双風亭日乗

2009年10月 3日 (土)

20091003145016
以前、紹介したFOSというBARが、9月からランチをはじめました。昨年から同店で働いている中村さんが、土曜・日曜・祭日限定でおいしい洋食ランチを提供してくれます。

日本家屋の一階で、靴を脱いであがります。カウンターは7席。目前には、数百本ものお酒が並んでいます。雰囲気は最高で、料理もうまい。ぜひ一度、いってみてください。もちろん、ランチだけでなく、昼間からいろんなお酒を飲むこともできます。

ちょっと場所がわかりにくいので、地図や連絡先は「食べログ」から入手してください。

20091003145100_2
じつは、同店のランチを「一緒に食べにいこうね」と約束していた人がいました。ところが、諸事情があって、いまのところ実現しておりません。ランチをはじめて、すでに一カ月ほど経過していますから、今回、しびれをきらした私がひとりで食べにいっちゃいました。

「一緒に……」という話は中村さんにもしてありました。今日、店に電話をかけたとき、あえて「何名様ですか?」と聞いてくれた中村さんに、私は「ひとりに決まってるじゃん」なんて答えてから、そういや彼には必ずふたりでいくって伝えていたなあ、なんて思いました。

せつない気分でのランチでしたが、料理はおいしかったなぁ。いつか、あの人といけたら嬉しいです。

浅草 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月29日 (日)

20090329155139
毎年、この時期になると、上野公園の花見がテレビで映し出されます。まあ、私も以前は台東区谷中に住んでいたので、桜の時期になると上野公園にはいきました。ただし、花見ではなくて、人見(花見をやっている人を見る)にいっていたんですね。

地元の人たちとの花見は、谷中霊園でやっていました。地元といっても、娘がいっていた保育園つながりの人くらいしか知り合いはいませんでしたから、数家族があつまる程度の花見です。同霊園は上野公園ほど規模がでかくはありませんが、それはそれは綺麗な桜の咲く場所でした。

家族と別れてから、ひとりで浅草に住むようになり、いま花見といえば隅田公園に足を運びます。同公園は、銀座線浅草駅から徒歩3分くらいのところで、隅田川に沿って細長くのびた長い公園です。花見といっても、缶ビールを片手に、花見をしている人たちを眺めにいくんですけどね。

写真は、隅田公園の桜です(クリックすると、つぼみの様子がよく見えます)。先週、いったときにもつぼみだったのですが、今日もほとんど花が咲いていませんでした。でも、花見客はたくさんいましたよ。楽しそうに、非日常を楽しんでる人たちを見ていると、こちらの気分もすこし楽しくなってきます。来週末あたりには、見ごろになりそうです。

しかし、台東区っていうのは、桜の名所がたくさんあるところなんですなあ。いまさらながら、気付きました。

浅草 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月 4日 (火)

20081021151037
浅草でカレー南蛮を食べようと思ったら「翁そば」です。超太めのそばに、あつあつのカレー。ボリュームたっぷり。値段も安い。生卵を落としたら、敵なしです。なお、そのままオーダーすると、あまりにも熱くて食べられないので、「カレー南蛮、冷やだい」と頼むのがよいかもしれません。そうすると、冷たいそばにあつあつのカレーがかかって出てきますから。

翁そば

東京都台東区浅草2-5-3
電話 03-3841-4641
定休は日曜
地下鉄銀座線・田原町または浅草から徒歩5分

浅草 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月13日 (月)

20081013022220
仕事がらみで会う人も、大学関係の人も、なぜか東京の西側に住んでいる人が多いんですよね。ここでいう西側は、山手線を南北で真っ二つに割って、新宿側が西側で、上野側が東側です。私は、カンボジアから帰国して以来、ずっと東側に住んでいるし、それで満足しているので、西側に住むことの便利さとか「よさ」とかが、いまひとつわかりません。きっと、それがあるから西側の住む人がたくさんいるのだと思いますが。

さて、西側に住む人たちに、私はしばしば「浅草に来てくださいよ」と声をかけます。その場では「ぜひぜひ!」なんて話になるのですが、実際にはなかなかいらっしゃってくれない方がほとんどです。やっぱり、西側から浅草は遠いのでしょうか(笑)。

話はかわりますが、「DANCYU」という雑誌の巻末に、「バーテンダーは謳う」という連載があります。各地のBARを訪ね、バーテンダーの紹介を主題にしつつ、お店の紹介もするコーナーです。同誌2008年11月号で紹介されているのは、浅草・観音裏にあるFOSというBAR。じつはこのBAR、私がいきつけにしているところなんです。「いきつけ」といっても、もちろんお金があるときの話で、お金がなくなるとパッタリいかなくなるわけですが(笑)。

古い民家を改造した和風の店内と明るめの照明。流れる音楽はボサノバ。棚には、ずらっと並んだお酒の瓶。そして、カウンターで微笑みながら、私たちを迎えてくれるのが、バーテンダーの森崇浩(モリ・タカヒロ)さんです。33歳になる森さんのバーテン歴は15年。FOSだけでなく、BOOというスタンドバーも経営する若手実業家でもあります。基本的には寡黙ですが、仕事の抜かりはありません。

こちらがイメージをいえば、たいていは思ったとおりの酒を出してくれます。私は酒のことがよくわかりませんので、カクテルにしろウイスキーにしろ、「甘いの」「まろやかなもの」「柑橘系で」というように、かなりあいまいな注文の仕方をします。それでも、満足のいくお酒が出てくるのが、いつも不思議でなりません。

BARといえば、なかなか一見さんでは入りにくいもの。でも、この店は私が保証します。値段も高くないし、サービスも満点です。ぜひ、ちょっと勇気を出して、入ってみてください。きっとカウンターから、「いらっしゃいませ!」というイケメン・バーテンダーのやさしい声が聞こえます。

以下、お店の情報です。

FOS(フォス)
台東区浅草3-37-3
電話 03-3872-8804
営業時間 19時~翌4時
カウンターテーブル 7席
テーブル 1卓
チャージ 500円、カクテル 900円~、ウイスキー 800円~

浅草 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年5月17日 (土)

今日は、12時半に浅草神社の前に数十基の神輿が集結するとのこと。
眠い目をこすりつつ、現場にいってみました。

到着してみると、浅草界隈の各地からぞくぞくと神輿が到着しているところでした。
で、写真のように浅草寺の裏の広場に集まるんですね。

なかなか荘厳な風景でした。宮出しはやらないけれど、けっこう活気もありました。
とはいえ、地元の人によると、宮出しをやっていた例年と比較すれば、人出がすくなかったとのことです。

宮出しをやると、宮から出した三基の神輿を誰が担ぐかということで、担ぎ手で取り合いになり、ケンカがおきたり。毎年、その様子を見に来る人も多かったようです。やっぱり火事とケンカは、いまだに江戸の華なんですかねぇ。火事は減ったけれど。

20080517121139_2

浅草 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年5月16日 (金)

浅草で暮らして半年。
今回は、はじめての三社祭です。

ところが……。
昨年、神輿の上にのっかるのを禁じたのに、のっかる人がでたとのことで、この祭りでもっとも盛り上がるという「宮出し」が、今年は中止になったとのこと。どうなっちゃうのかなあ。

それでも明日は、浅草寺周辺に数十の神輿が一堂に会すようなので、見にいこうと思います。

浅草 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年4月19日 (土)

D001163520060321174608
「浅草の店は、早くおわっちゃうんだよね」

そういう声を聴くことが多いんですよ。だから私も、浅草のBARやスナックは店じまいが早いと思い込んでいました。

ところが、いろいろ調べてみると、午前4時までやっているお店も、けっこうあるんですね。そして、そういった店のなかでも、店のたたずまいから飲み物のラインアップまで超一流(と私が思う)でありながら、料金もそんなに高くない店を見つけてしまいました。

店の名は、BAR DORAS。このお店、東武浅草駅の近くなのですが、わかりづらい場所にあります。ようやくたどり着くと、そこには重厚な扉(=DORAS)があり、イチゲンさんにはなかなか入りにくい雰囲気。

でも、そんな雰囲気は振り切って、扉を押してみてください。薄暗い照明のなか、BGMにはオペラが流れ、目前には店長が10年にわたって集めてきたお酒のかずかずが並んでいます。そして、「バーテンダーの基本」のような中森店長が、私たちを迎えてくれます。

これまで私は、ブログ作法としてあまりにも通俗的だと思い、飲食がらみの記事はあまりアップしてきませんでした。とはいえ、今回はその思いを撤回します。浅草にいらっしゃったら、ぜひこのお店で一杯どうぞ。損はさせませんから(笑)

店長がブログをやっています。お店に関するくわしい情報は、以下のブログをご覧になってください。

DORAS Door of riverside → http://doras.exblog.jp/

浅草 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年2月29日 (金)

そろそろ東京・浅草に住んで半年になります。
自転車で浅草の街を散策していると、気になる店やスポットが多々あります。
せっかくですから、そんな店やスポットを随時、ご紹介しようと思います。

20080227160928
麺屋武蔵 江戸きん

麺屋武蔵というのは、都内でいくつかの店舗を展開するラーメン・チェーンなのですが、店によってメニューがまったく違います。つまり、チェーン名というより、グループ名が「麺屋武蔵」なのかもしれません。

これまで、私が通っていたのは上野の「武骨」でした。分厚くてトロトロのチャーシューがのっかった麺を、赤または黒のスープで食べるんです。月に一度は食べていました。

ある日、浅草の雷門付近を自転車で走っていると、「麺屋武蔵 江戸きん」の文字を発見。四カ月くらい前でしたか。さっそく店に入り、メインの「江戸きんラーメン」を注文しました。売り物は、豚骨スープと金魚型のワンタンです。このラーメン、まずくはありませんが、とくにウマいとも思いませんでした。

で、しばらく行かなかったんですよ、「江戸きん」には。すると、17時の日テレのニュースで、「江戸きん」の店長さんが取材されているではありませんか。それも、「オープンしてから赤字つづき。売上を伸ばす方策に悩むラーメン屋の店長」という紹介のされ方。店長さん、マジで悩んでいるご様子でした。

続きを読む

浅草 | | コメント (0) | トラックバック (0)