書籍一覧

本田由紀

軋む社会

軋む社会
教育・仕事・若者の現在

本田由紀


いま、日本社会が軋んでいる。
夢を持てない。将来の展望が見えない。希望が見いだせない。
そんな若者の声が聞こえてくる。

こんな社会に、誰がしたのか?
この社会の何が問題なのか?
社会の軋みをなくすための糸口はあるのか?

気鋭の教育社会学者・本田由紀には、
いま、どうしてもいっておくべきことがある。
あきらめと失意、そして絶望が渦巻くこの社会を、変えていくために。
未来を支える若者が、生きやすい社会をつくるために。

本書で本田は、仕事や教育、家族、そして若者をとおして、
社会が軋む理由を考え、解決への道のりを考える。

巻末には、いまを生きるすべての若者に対する、本田からの熱いメッセージ「いま、若い人たちへ」を掲載。

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赤木智弘

若者を見殺しにする国若者を見殺しにする国
私を戦争に向かわせるものは何か
赤木智弘 著

週刊SPA!(2007年12月7日号)の「エッジな人びと」で紹介されました。
週刊朝日(2007年12月7日号)の書評欄で紹介されました。
SIGHT 2007年冬号で、ブックオブザイヤーの一冊に選ばれました。
TBSラジオ アクセス(2007年12月5日)で紹介されました。
週刊文春(2007年12月13日号)の「著者は語る」で紹介されました。


「『丸山眞男』をひっぱたきたい――31歳、フリーター。希望は、戦争。」
赤木智弘の衝撃的な論考が、月刊誌「論座」2007月1月号に掲載された。

フリーターである自分が、なぜ戦争に希望を見いだすにいたったのか。
それは、俗流若者論を通して、社会全体がすべてを「若者がおかしいから悪いのだ」というイメージで了解していること。
バブル崩壊後に何の責任もとらず、正社員として安定した生活を送ってきた「おとな」たち。彼らが、一部の世代を見殺しにしている現状から、必死に目を背け続けていること。

見殺しにされている団塊ジュニア世代の自分が、人間としての尊厳を得るためには、まず国民全体に「見殺しの罪」を直視させなければならない。
赤木は、若者を見殺しにするこの国の現状を、右派も左派も含めたかたちで、徹底的に批判する。そして、彼に説教をする知識人に対して、こう訴える。

説教するなら、職をくれ!

ひっそりと「声を押し殺して生きる若者」たち。その当事者のひとりが声をあげた。
その声が、行き詰まる若者の姿を、私たちの目に見えるようにした功績は大きい。
「論座」に掲載されたふたつの論文のほかは、すべて書き下ろしで構成。

赤木智弘。32歳、フリーター。希望は、戦争。
衝撃のデビュー作。

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仲正昌樹

思想の死相思想の死相
知の巨人は死をどう見つめていたのか
仲正昌樹 著

「生き生き」とした言葉があふれかえる現代日本。人びとはなぜ、紋切り型の言葉を求めるのか。マスメディアや知識人はなぜ、「生きた言葉」を発するのか。そして、その歴史はどう語り継がれてきたのか。「生き生き」とした言葉の裏側を覗いてみると、そこには死に絶えつつある思想の死相があらわれているのではないか。

本書は、「生き生き」とした言説を徹底批判した『デリダの遺言』の続編である。アドルノ、ベンヤミン、アーレント、デリダ、ハイデガー、フーコー、マルクス、ニーチェ、ラカン、スローターダイク。10人の知の巨人が登場する。

彼らは、「生き生き」とした言葉に対して、どのような警鐘を鳴らしてきたのか。「生き生き」とした思想の中から、どのように思想の死相を読み取り、語ってきたのか。思想が死相にひんする現代日本の状況に、彼らの「死の思想」は何を語りかけるのか。日本の思想は、死相から甦ることができるのか。

現代思想研究の最先端を走る仲正昌樹が、10人の知の巨人の思想をコンパクトに解説しつつ、彼らのテクストにひそむ「死の思想」を探る。

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内藤朝雄

Ijime いじめと現代社会 ~「暴力と憎悪」から「自由ときずな」へ~

内藤朝雄


いじめが原因で自殺する子どもに関する報道があとを断たない。いじめはなくならないのか、なぜいじめるのか、いじめは学校だけの問題なのか……。


本書は、いじめを緻密かつ理論的に分析した国内唯一の書『いじめの社会理論』の著者で、いじめ研究の第一人者である内藤朝雄が、学校のみならず職場や社会でのいじめや人びとが抱く憎悪のメカニズムを考察した待望の新刊。


本書での内藤のいじめ研究の視座は、学校という子ども社会論から天皇問題を含む国家論、教育基本法改正まで、広範にわたるものとなっている。そして、自由な社会をめざすための論理として、リベラリズムへの希望が語られる。


本書の目玉は、ふたつの対談である。まず、『「ニート」って言うな!』の共著者である本田由紀との対談では、マスコミで取り上げられる若者論と実社会に生きる若者像のギャップに関する深い議論がおこなわれる。また、宮台真司との対談では、職場におけるおとなのいじめ問題について激論がかわされ、望ましい社会の在り方が両者から提案される。


もう一度、問う。若者は、なぜ排除されるのか。おとな社会のいじめは、どうなっているのか。憎悪の連鎖は断ち切れるのか。これらのタイムリーかつ普遍性のある問題について、いま内藤が語りつくす!


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上野千鶴子, 宮台真司, 小谷真理, 斎藤環

バックラッシュ!~なぜジェンダーフリーは叩かれたのか?~バックラッシュ! ~なぜジェンダーフリーは叩かれたのか?~
上野千鶴子、宮台真司、斎藤環、小谷真理ほか


「ジェンダーフリー」が性差をなくす?
伝統文化を破壊する?
過剰な性教育?
なんでも男女混合?


豪華執筆陣が、デマやバッシングを分析しつつ、「男女平等」の未来を描きなおす。

そろそろバックラッシュなんかやめて、ネクストステージに向かって歩こうよ。

すべて書き下ろし& 語り下ろしで双風舎がお届けする快心の一冊。


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韓東賢

4902465086 チマ・チョゴリ制服の民族誌 ~その誕生と朝鮮学校の女性たち~

韓 東賢 著


制服の歴史から、在日の歴史が見える!


朝鮮学校の制服は、なぜチマ・チョゴリなのか?

政治的に語るだけでは、けっして見えてこない制服誕生の史実を、歴史の検証と当事者への聞き取りによってあきらかにする。日本で初めての本格的なチマ・チョゴリ制服の研究書。


北朝鮮バッシングが起こるたびに、朝鮮学校の女子が着るチマ・チョゴリ制服が切られてきた。なぜ切られるのか。

そもそもチマ・チョゴリ制服は、北朝鮮を表象するような民族衣装なのか。

そして、本国にもなかったチマ・チョゴリ制服が、日本の朝鮮学校の制服として、なぜ採用されることになったのか。


本書は、これらの素朴な疑問を抱いた著者が、在日朝鮮人社会で複雑に交錯するナショナリズムやエスニシティ、ジェンダーを、女性たちの「着衣」という行為を通じて考察することにより、何が問題なのかを解き明かしていく過程を記したものである。

在日朝鮮人である著者の特徴を最大限に活かして採取された、在日女性らによるチマ・チョゴリ制服に関する貴重な証言は、これまで類を見なかったものである。


越境者としての在日社会の歴史や文化を、チマ・チョゴリ制服をキーワードに考える。
そして、「北朝鮮=チマ・チョゴリ制服」と短絡的に考えることの愚かさを思い知らされる一冊である。


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仲正昌樹

デリダの遺言 デリダの遺言 ~「生き生き」とした思想を語る死者へ~

仲正昌樹 著


わかりやすい言葉」や「生きた言葉」で書かれた哲学書や思想書が多く出回っている昨今。


とはいえ、安易にその「わかりやすさ」や「生き生き感」を信用してしまっていいのか。
哲学や現代思想には、「語りきれない」ものが絶えず含まれるのではないか。


それが、デリダによる「音声中心主義批判」の本質ではなかったのか?


 著者は、そういった問題意識から、まず個人的体験に即しつつ、「生き生き」とした言葉がどういう場面で、どのように使われているのかを論じる。つづいて、「生き生き」への賛否をめぐる思想史を、フィヒテやゲーテからはじまり、ヘーゲル、マルクス、フッサール、ベンヤミン、デリダらの言説を振り返りながら概観する。さらに、思想業界における「生き生き」とした言葉を語る論客のあり方を批判的に検証する。


 批判の対象は、柄谷行人や竹田青嗣、高橋哲哉、斎藤貴男など。最後に、著者自身がいかに「生き生き」とした言葉を嫌っており、いかにして「生きた言葉を語る死者」にならないよう、心がけているのかを説明する。


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北田暁大, 宮台真司

限界の思考 限界の思考 ~空虚な時代を生き抜くための社会学~

宮台真司・北田暁大


人間は壊れているのでしょうか?


不透明で強迫的な社会。参照項なき不自由な時代。
中身のない専門知が飛び交うネット空間。

現代思想が限界に達するこの時代に、
社会学はその限界を克服する方法を示すことができるのか?

価値をまじえずに現実を記述することで、生きづらい若者たちを楽にしてあげたい、と北田はいう。
世直しは時間がかかる。まずは全体性に到達できずに困ってる人を救済したい、と宮台はいう。

世代が異なる明敏なふたつの知性が、社会学の領域を超えて現代社会を徹底分析する。


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丸川哲史

冷戦文化論 冷戦文化論~忘れられた曖昧な戦争の現在性~

丸川哲史 著


「冷戦 !? なにそれ ?」

と、このタイトルを見た読者の多くが、思うかも知れません。
「もう終わったことじゃん、冷戦なんて」と考える方もいるでしょう。

でも、終わっていないのです。
終わったと思っているのは、日本人だけなのかもしれません。


新進気鋭の学者であり、文芸評論家でもある丸川哲史が、戦後日本の小説や映画をとおして、いまだにつづく冷戦の本質を見つめ直し、私たちが東アジアをどのようなまなざしで見るべきなのか、この『冷戦文化論』で説明してくれます。


いまや巷で、コリアンやチャイニーズを見かけないほうが珍しい時代。
だからこそ、冷戦を知り、東アジアを知り、日本を知ろうではありませんか。
とってもポストコロニアルな本です!


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仲正昌樹, 宮台真司

日常・共同体・アイロニー日常・共同体・アイロニー ~自己決定の本質と限界~

宮台真司・仲正昌樹


「自分で決める」って、どういうことなのでしょうか?


自分で決めていると思っていても、じつは組織や共同体の意向を反映していたりするし、「私」が自分で決めたからという理由で、「国家」が「私」を見捨てることもあったりします。そんな編集者の素朴な疑問を、社会学者・宮台真司さんと社会哲学者・仲正昌樹さんにぶつけてみました。


すると、ふたりの討論は自己決定にはじまり、現代思想、共同体、リベラリズム、ロマン主義、公正と正義、宗教、そしてアイロニーへと、果てしなく膨らんでいきました。


2004年11月27日には、イラクで新たな日本人人質事件が発生。「自衛隊を撤退せよ」と要求する犯行グループに対し、小泉首相はすぐに「自衛隊は撤退しない」と明言。
小泉さん、「人質になった君よ、自衛隊は撤退しないので君の命はどうなるかわからない。でも救出のための最大限の努力はする」という意味の発言を、あのタイミングでしてはマズい。


「自分で決めて」イラクに入った日本人が人質になると、「自分で決めた」代表者が運営する「国家」は、いったいどのような対処をするのか。
いま進行している事態を参照しつつ、この本を読んで「自己決定」について考えてみては?


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