挑発する知
姜尚中, 宮台真司
挑発する知 ~国家、思想、そして知識を考える~
姜尚中・宮台真司 著
戦争とは何か? 暴力とは何か?
思想とは何か? 知識人とは何か?
漂流する社会に生きる私たちは、いま何を考えるべきか?
いま注目される二人の論客が現代社会の諸問題にメスを入れる。
姜が宮台を挑発し、宮台が姜を挑発する。
そして二人が日本の知識人を挑発し、読者を挑発する!
都内三カ所の書店でおこなわれたトーク・セッションの記録。
これほどスリリングな対談が、いままであっただろうか?
■目 次■
Ⅰ 戦争と暴力
九・一一からイラク戦争まで/自由を監視する社会/
アメリカ社会に内在する全体主義/
他者性がもたらす不安とどう向き合うのか/国民国家とは
Ⅱ 非暴力の社会はありえるのか
脆弱な国家のネットワークをどうつくるか/分断国家という悲劇/
リアリズムなき外交/「イラク戦争」を支持した日本の正当性/
日本は国益を考えているのか?/
親米愛国の矛盾/非暴力の社会はありえるのか?
Ⅲ 右翼と左翼
右翼と左翼の現状/思想の一貫性/二項対立という図式の終焉/
一九七九年に左翼は終わった?/ナショナリズムと国益
Ⅳ 国家を考える
身捨つるほどの祖国はありや 国家をハンドリングするということ/
啓蒙主義の化け物としてのアメリカ/ネオコンの「思想」/
ナショナリストの本義/ロマン主義とは
Ⅴ 丸山眞男からアジア主義へ
一国独立して一心独立する?/ナショナリズムの病/
丸山眞男とアジア主義/多国間主義の必要性/マルチレイヤーな社会
Ⅵ メディアと正義
北朝鮮報道とメディア/姜さんや宮台さんは複雑なことをいっている?/
禁断のふたをあけた九・一一/青臭い正義は必要ないのか/
「人食い」と付き合う方法/
Ⅶ 知識人を考える
知識人とは何か/情報を発することの責任/ニュートラルはありえない/
利害集団としての記者クラブ/国を愛するということの意味/
この社会で生きていきたい/お祭り大国・日本
【書籍情報】
46判 並製、248頁
定価1890円(税5%)
2003年11月15日発行
【著者略歴】
姜 尚 中(カン・サンジュン)
1950年生まれ。早稲田大学大学院博士課程修了。ドイツ留学の後、明治学院大学、国際基督教 大学を経て、東京大学大学院情報学環教授。専攻は政治学、政治思想史。著書に『マックス・ウェーバーと近代』(岩波現代文庫)『反ナショナリズム』(教育史料出版会)、『日朝関係 の克服』(集英社新書)、『アジアの孤児でいいのか』(ウェィツ)、『在日からの手紙』(太田出版)など。
宮台真司(ミヤダイ・シンジ)
1959年仙台市生まれ。東京大学助手、東京外国語大学講師を経て、首都大学東京・都市教養学部准教授。社会学博士。専攻は社会学、社会システム理論。著書に『権力の予期理論』(勁草書房)、『援交から天皇へ』(朝日文庫)、『挑発する知』(姜尚中氏との共著)、『日常・共同体・アイロニー』(仲正昌樹氏との共著、ともに弊社刊)など。
















