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重罰化は悪いことなのか

藤井誠二

重罰化は悪いことなのか—罪と罰をめぐる対話重罰化は悪いことなのか
罪と罰をめぐる対話

藤井誠二


罪を重くすれば、犯罪は減るのか?
死刑には、犯罪への抑止力があるのか?
被害者と加害者の立場は、どう変わっていくのか?

無差別な凶悪事件が立て続けに起き、社会を震撼させている。また、加害者への厳罰化が急速に進み、現政権下では死刑執行も増えつつある。一方で、犯罪被害の当時者や遺族の権利拡充(刑事裁判や少年審判への参加、知る権利の保証、経済的支援など)が法律的にはかられるようになり、裁判員制度も間もなくはじまろうとしている。

日本の司法はこの10年で、さまざまな社会背景とからみ合いながら、思い切った変化をしようとしている。そんな時期だからこそ、私たちの社会と犯罪とが、どう向き合っていけばいいのかを、突っ込んで議論すべきであろう。

この本は、一般的かつ表層的な報道からは読み取れないような、多様な「視点」と「事実」を読者に提供をする。思い切った変貌を遂げようとする日本の「罪と罰」をめぐるシステムや社会環境。それらを読み解き、対立する議論を整理し、同時代を生きる私たちが考えなければならないことを提供すること。それが本書の目的である。

対話の相手は、芹沢一也(社会学者)、松江哲明(ドキュメンタリー監督)、
郷田マモラ(漫画家)、宮台真司(社会学者)。

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【目次】
まえがき
Ⅰ 「殺された側の論理」と「犯罪不安社会」のゆくえ(芹沢一也×藤井誠二)
Ⅱ 「厳罰化」を考える(芹沢一也×藤井誠二)
Ⅲ 「犯罪」映画を読み解くために(松江哲明×藤井誠二)
Ⅳ 漫画を書くことで見えてきた死刑制度の本質(郷田マモラ×藤井誠二)
Ⅴ 罰を重くすれば犯罪は減るのか(宮台真司×藤井誠二)
Ⅵ 犯罪を防ぐ「懐の深い社会」をつくるために(宮台真司×藤井誠二)
Ⅶ 編集者との対話( 藤井誠二×双風舎編集部)
あとがき
初出一覧

【書籍情報】
46版、並製、232ページ
2008年10月25日発売
定価1575円(税5%)
ISBN978-4-902465-14-3

【著者略歴】
藤井誠二(フジイ・セイジ)

1965年愛知県生まれ。ノンフィクションライター。
当事者に併走しつつ、綿密な調査・取材をおこない、社会や制度の矛盾を突くノンフィクション作品を数多く発表。TBSラジオ「BATTLE TALK RADIO アクセス」のトークパーソナリティーや、大阪朝日放送「ムーブ!」で「事件後を行く」などのコーナーを持つなど幅広い媒体で活動をつづけている。大学では「ノンフィクション論」や「インタビュー学」などの実験的授業をおこなう。
著書に、『17歳の殺人者』、『少年に奪われた人生』『暴力の学校 倒錯の街』『この世からきれいに消えたい』(以上、朝日文庫)、『人を殺してみたかった』(双葉文庫)、『少年犯罪被害者遺族』(中公新書ラクレ)、『殺された側の論理』『少年をいかに罰するか』(講談社)、『コリアンサッカーブルース』(アートン)、『「悪いこと」したらどうなるの?』(理論社)など多数。

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