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藤原帰一

<帝国>を考える <帝国>を考える ~アメリカ、東アジア、そして日本~

的場昭弘 編著/藤原帰一、宇波彰、中村政則、尹健次、鳴瀬成洋、後藤晃


なぜ、いま<帝国>なのか?

ネグリとハートの『<帝国>』が日本で刊行されてから、1年半がたちました。
同書は、現代社会を考えるための、ある種の「指標になった」ともいえると思います。
ただし、この本の解説や分析をするのは、たいてい哲学や現代思想を専攻する学者さんであり、他の分野の学者たちは、同書をどのように読んでいるのか、私は気になっていました。

そこで、哲学や現代思想「以外」を専門とする7人の社会科学者に、同書を読み解いてもらいたいと考え、この企画を進めました。『<帝国>』が提起した問題や概念は、アメリカによるイラク戦争が泥沼化する現状を考えるうえで、現在も重要な位置をしめていると思われます。

ただし、同書の提起したもののうち、何が重要で、何が問題なのか、ということを、現状に即したかたちで理解することは、同書が難解な書物であるがゆえに、なかなか困難だといわざるをえません。
新刊『<帝国>を考える』では、その困難さを解消すべく、<帝国>と現代社会を結びつけた議論を、以下のような分担でおこないました。

藤原帰一(アメリカ)
中村政則(日本)
尹健次(朝鮮)
後藤晃(中東)
鳴瀬成洋(経済)
宇波彰(メディア・カルチャー)
的場昭弘(思想史

以上のことから、「なぜいま<帝国>なのか」というよりも、「いまだから<帝国>を読み直す」というのが新刊を出す主旨だといえます。

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