書籍一覧

仲正昌樹

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Nの肖像
――統一教会で過ごした日々の記憶

仲正昌樹


現代思想や哲学に関する多くの著書で知られる仲正昌樹(金沢大学教授)は、東大入学と同時に、統一教会に入信した。
信仰の深さを証明するために、入信後は布教や物売りにはげみ、合同結婚式にも参加。原理研究会では左翼と闘い、統一教会系の新聞である「世界日報」では第一線の記者として活躍した。

そして、入信から11年半後、仲正は自力で脱会する。

誰もが疑問に思うことがある。
広島の高校ではトップの成績をおさめ、現役で東大に入った著者が、なぜ学問を放棄して宗教に走ったのか。統一教会では、どんな暮らしをしていたのか。
そして、どうやって脱会したのか。

いま第一線で活躍する政治思想史学者の仲正が、これまで語らなかった数奇な半生をつづりつつ、みずからの宗教体験を深くかえりみる。

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仲正昌樹

思想の死相思想の死相
知の巨人は死をどう見つめていたのか
仲正昌樹 著

「生き生き」とした言葉があふれかえる現代日本。人びとはなぜ、紋切り型の言葉を求めるのか。マスメディアや知識人はなぜ、「生きた言葉」を発するのか。そして、その歴史はどう語り継がれてきたのか。「生き生き」とした言葉の裏側を覗いてみると、そこには死に絶えつつある思想の死相があらわれているのではないか。

本書は、「生き生き」とした言説を徹底批判した『デリダの遺言』の続編である。アドルノ、ベンヤミン、アーレント、デリダ、ハイデガー、フーコー、マルクス、ニーチェ、ラカン、スローターダイク。10人の知の巨人が登場する。

彼らは、「生き生き」とした言葉に対して、どのような警鐘を鳴らしてきたのか。「生き生き」とした思想の中から、どのように思想の死相を読み取り、語ってきたのか。思想が死相にひんする現代日本の状況に、彼らの「死の思想」は何を語りかけるのか。日本の思想は、死相から甦ることができるのか。

現代思想研究の最先端を走る仲正昌樹が、10人の知の巨人の思想をコンパクトに解説しつつ、彼らのテクストにひそむ「死の思想」を探る。

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仲正昌樹

デリダの遺言 デリダの遺言 ~「生き生き」とした思想を語る死者へ~

仲正昌樹 著


わかりやすい言葉」や「生きた言葉」で書かれた哲学書や思想書が多く出回っている昨今。


とはいえ、安易にその「わかりやすさ」や「生き生き感」を信用してしまっていいのか。
哲学や現代思想には、「語りきれない」ものが絶えず含まれるのではないか。


それが、デリダによる「音声中心主義批判」の本質ではなかったのか?


 著者は、そういった問題意識から、まず個人的体験に即しつつ、「生き生き」とした言葉がどういう場面で、どのように使われているのかを論じる。つづいて、「生き生き」への賛否をめぐる思想史を、フィヒテやゲーテからはじまり、ヘーゲル、マルクス、フッサール、ベンヤミン、デリダらの言説を振り返りながら概観する。さらに、思想業界における「生き生き」とした言葉を語る論客のあり方を批判的に検証する。


 批判の対象は、柄谷行人や竹田青嗣、高橋哲哉、斎藤貴男など。最後に、著者自身がいかに「生き生き」とした言葉を嫌っており、いかにして「生きた言葉を語る死者」にならないよう、心がけているのかを説明する。


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仲正昌樹 |

仲正昌樹, 宮台真司

日常・共同体・アイロニー日常・共同体・アイロニー ~自己決定の本質と限界~

宮台真司・仲正昌樹


「自分で決める」って、どういうことなのでしょうか?


自分で決めていると思っていても、じつは組織や共同体の意向を反映していたりするし、「私」が自分で決めたからという理由で、「国家」が「私」を見捨てることもあったりします。そんな編集者の素朴な疑問を、社会学者・宮台真司さんと社会哲学者・仲正昌樹さんにぶつけてみました。


すると、ふたりの討論は自己決定にはじまり、現代思想、共同体、リベラリズム、ロマン主義、公正と正義、宗教、そしてアイロニーへと、果てしなく膨らんでいきました。


2004年11月27日には、イラクで新たな日本人人質事件が発生。「自衛隊を撤退せよ」と要求する犯行グループに対し、小泉首相はすぐに「自衛隊は撤退しない」と明言。
小泉さん、「人質になった君よ、自衛隊は撤退しないので君の命はどうなるかわからない。でも救出のための最大限の努力はする」という意味の発言を、あのタイミングでしてはマズい。


「自分で決めて」イラクに入った日本人が人質になると、「自分で決めた」代表者が運営する「国家」は、いったいどのような対処をするのか。
いま進行している事態を参照しつつ、この本を読んで「自己決定」について考えてみては?


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仲正昌樹, 宮台真司 |