Nの肖像
仲正昌樹
Nの肖像
――統一教会で過ごした日々の記憶
仲正昌樹
現代思想や哲学に関する多くの著書で知られる仲正昌樹(金沢大学教授)は、東大入学と同時に、統一教会に入信した。
信仰の深さを証明するために、入信後は布教や物売りにはげみ、合同結婚式にも参加。原理研究会では左翼と闘い、統一教会系の新聞である「世界日報」では第一線の記者として活躍した。
そして、入信から11年半後、仲正は自力で脱会する。
誰もが疑問に思うことがある。
広島の高校ではトップの成績をおさめ、現役で東大に入った著者が、なぜ学問を放棄して宗教に走ったのか。統一教会では、どんな暮らしをしていたのか。
そして、どうやって脱会したのか。
いま第一線で活躍する政治思想史学者の仲正が、これまで語らなかった数奇な半生をつづりつつ、みずからの宗教体験を深くかえりみる。
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